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苦労人、堂本印象の青春時代。日本画家になる前の活動を紹介  企画展「若き日のロマン、大正時代の印象さん」 (Insho-san in his youth and the time of Taisho Roman)  同時開催「第4回京都工芸美術作家展」 (The 4th Kyoto Craft Artist Exhibition)  京都府立堂本印象美術館 12月9日(土)~2024年2月25日(日)開催

京都府立堂本印象美術館(所在地:京都府京都市北区 https://insho-domoto.com/ )は、企画展「若き日のロマン、大正時代の印象さん」、同時開催「第4回京都工芸美術作家展」を、会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)にて開催いたします。


チラシ 若き日のロマン、大正時代の印象さん

チラシ 第4回京都工芸美術作家展


会期  : 2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)

開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日 : 月曜日(祝休日の場合は翌平日休館)及び年末年始(12月28日~1月4日)

      予定を変更する場合がございます。

      ご来館前に当館ホームページなどで最新情報をご確認ください。

      https://insho-domoto.com/exhibitions/1788/

入場料金: 一般510(400)円、高大生400(320)円、小中生200(160)円

      ※( )は20名以上の団体料金

      ※65歳以上の方(要公的証明書)および

       障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料

主催  : 京都府、京都府立堂本印象美術館

      (指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞

助成  : 一般財団法人地域創造



■展覧会概要

堂本印象(1891-1975)は、苦労人の画家でした。江戸時代より続く京都の造り酒屋の三男として生まれましたが、京都市立美術工芸学校在学中に家業が傾き、ほどなく父が病で倒れました。そのため、卒業後は、日本画家を養成する上級学校の京都市立絵画専門学校(絵専)への進学を断念し、親と6人の弟妹たちを養うため、龍村平蔵の龍村製織所の図案家となり懸命に働きました。画家への夢をあきらめきれない印象は、仕事の傍ら、欠かすことなく写生に出かけ、絵を描き続けました。大正7年(1918)、龍村平蔵より支援を受け、絵専に入学し、ようやく画家への道を歩み始めます。本展では、画家になる前の若き日の印象が描いた女性像を中心に、大正ロマン漂う世界を紹介します。多感な青年の印象に大きな刺激を与えた大阪、京都の女性たちや街並みをこの機会にお楽しみください。



■みどころ

(1) 「立志伝中の人」と呼ばれた堂本印象、絵描きになる前の多彩な活動を紹介

(「立志伝中の人」とは、苦労を重ねて画家になる志を遂げ、成功した印象のことを画家で友人の板倉星光が評しました)


●昼は帯の図案家として活躍


堂本印象図案「唐花文金唐革錦」1907年 龍村美術織物蔵


(金唐革の趣を織物で表現したもので、16歳の時の図案)


●夜は木彫人形の内職


堂本印象「羽衣」1914年 京都府立堂本印象美術館蔵


(京舞の名手松本佐多をモデルに制作したもの)


図案家の給料は親弟妹に

自分の生活費は木彫人形の内職で

木彫人形は人気を博し、100体以上制作したらしい


●個展や出版活動も意欲的に行う


堂本印象「いの字絵本」1912年 京都府立堂本印象美術館蔵


(竹久夢二などの絵本ブームにのって、印象が手掛けた絵入り和歌・詩集)


(2) 印象の大阪時代はまさに青春だった

●人情豊かな大阪の街並み

●花街の艶やかな女性


堂本印象「浪速港涯絵巻」1912年 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象「九軒の女」1912年 京都府立堂本印象美術館蔵


(3) 初公開多数!

展示会場でお楽しみに!


堂本印象「クラスメート」1913年 京都府立堂本印象美術館蔵


■出品作品


堂本印象「丘上の女達」1912年 京都府立堂本印象美術館蔵

堂本印象「おばけ(花街の節分会)」大正初期 個人蔵

堂本印象「島原太夫の絵巻」(部分)1920年 京都府立堂本印象美術館蔵


■イベント

<関連イベント>

●講演会(要申込)

講師   : 橋爪 節也氏(大阪大学名誉教授)

       「“心中の都、美しい心中の都”

       『いの字絵本 恋の都大阪の巻』と堂本印象の青春」

日時   : 2024年1月19日(金)11:00~12:30

会場   : 京都新聞文化ホール

       (京都府京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞社7階)

料金   : 1,000円(展覧会入場券1枚付)

問い合わせ: 京都新聞COM事業推進局開発 推進部(TEL:075-255-9757)

       詳細は当館のホームページでお知らせします。

       https://insho-domoto.com/exhibitions/1788/


●スペシャルギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)

日時:2024年1月27日(土)14:00~

場所:2階展示室

   龍村 育氏(龍村美術織物 代表取締役社長)と担当学芸員が一緒に行います。


●ギャラリートーク(参加費・申込不要、要入場券)

日時:2024年1月20日(土)14:00~

   2024年2月10日(土)14:00~

場所:2階展示室


<同時開催>

●第4回京都工芸美術作家展

2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)


場所 :京都府立堂本印象美術館 新館

出品者:伊藤 裕司(漆芸)、今井 政之(陶芸)、中井 貞次(染織)、羽田 登(染織)、

    村山 明(木工)、森野 泰明(陶芸)

主催 :京都府、京都工芸美術作家協会、

    京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)

助成 :一般財団法人地域創造



■野外イベント

●第5回野外いけばな展 私の印象2024 -京都新世代いけばな展関連事業-

2024年2月9日(金)~2月12日(月・祝)

場所:美術館庭園

※9日午前は生け込みの様子をご覧いただけます。

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