奈良交通、NTT西日本で、観光バスのDXを推進 ~「観光バス リモート案内システム」を導入した バスのトライアル運行開始について~
奈良交通株式会社(代表取締役社長:田中 耕造、以下、奈良交通)と西日本電信電話株式会社 奈良支店(支店長:浅井 達之、以下、NTT西日本)は、2023年11月21日(火)より、リモートで車内案内を実施する「観光バス リモート案内システム」を導入したバスのトライアル運行を開始します。本システムの導入によって、バス1台につき1人のバスガイドが乗務する従来の形とは違い、1人のバスガイドで複数台のバスに同時に一律のご案内をできるようになります。
こうした本システムの特長を生かし、修学旅行をはじめとする、観光バスを利用した旅行や観光の魅力度向上、さらには観光を通じた地域の活性化をめざします。
1.背景
奈良交通は、次世代の観光案内のあり方を検討する中で、バスガイドが乗車しなくても、バス車内や観光地を満喫いただけるような、観光バスの新たな姿を模索しておりました。
また、NTT西日本は、奈良県の自治体や企業が抱えておられる課題をICT(情報通信技術)の力で解決し、地域のお客さまとの新たな価値の創造に長年取り組んでおります。
こうした中、奈良交通とNTT西日本グループは、これまでにも定期観光バスにおいてVRコンテンツを導入するなど、観光DX(デジタル・トランスフォーメーション)による奈良県の観光力向上と地域活性化をめざした取り組みを進めてきました。
今回は、両社が保有する強みを活用し、観光バスの新たな姿の提供へ向けた第一歩を踏み出します。
2.実施概要
修学旅行をはじめとした旅行や観光でご利用いただく観光バスの車内において、「観光バス リモート案内システム」のトライアル運行を開始します。
バスガイド集約拠点(以下、基地局)と観光バス車内をつなぐ本システムの導入により、1人のバスガイドが複数のバスを同時にご案内することが可能になります。
モニター越しながら車内のお客さまが基地局のバスガイドとコミュニケーションを取ることもでき、今までと変わらずご質問やお問い合わせにもリアルタイムにお応えします。また、車内では「交流ナビゲーター」が乗務し、目的地までのアテンド等、バスガイドに代わってお客さまをサポートいたします。
参考:「観光バス リモート案内システム」を利用したバスのイメージ
3.今後の展開について
トライアル期間にご乗車いただいた学校さま(26校予定)にアンケートのご協力をお願いし、お客さまのご意見等を踏まえて、来年初夏の本格導入をめざします。
特に、複数のバス車内と同時に連携が可能な本システムの特長を生かしながら、バス車内での時間を、より楽しく充実したものとするコンテンツの開発・提供に取り組んでまいります。
4.本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
■観光バス リモート案内システムを導入したバス運行に関するお問合せ
奈良交通株式会社 総務人事部 広報担当 廣田・大川・羽原
TEL:0742-20-3117
■観光バス リモート案内システムに関するお問合せ
NTT西日本 奈良支店 事業推進担当 坂本 TEL:0742-21-4575
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