伊藤忠グループ ユニコ、循環型社会に貢献する 「ARChemia(アルケミア)プロジェクト」 企業ユニフォーム業界における採用第一号は 旭化成ホームズグループ
株式会社ユニコ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:華井 義徳、以下「ユニコ」)は、旭化成ホームズ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊、以下「旭化成ホームズ」)および同グループ(※1)における着用済ユニフォームのリサイクルにおいて、伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」)と株式会社レゾナック(以下「レゾナック」)の共同事業である、使用済みプラスチック・衣類をガス化ケミカルリサイクルする「ARChemia(アルケミア)プロジェクト」(※2)を企業ユニフォーム業界で初めて採用します(伊藤忠商事調べ)。本取り組みは、同プロジェクトの本格稼働に向けた第一号案件です。
今回「ARChemiaプロジェクト」でのガス化ケミカルリサイクルを採用したのは、ユニコが企画から生産までサポートし、2022年11月にリニューアルされた旭化成ホームズグループのユニフォームです。
「ARChemiaプロジェクト」のガス化工程でのCO2排出の大幅削減や、資源の循環利用が出来る点が旭化成ホームズより評価され、当プロジェクトへの参画が決定されました。今後、ユニコの広域認定(※3)を活用して使用済みユニフォームを回収し、ガス化ケミカルリサイクルによる再資源化を計画しています。
「ARChemiaプロジェクト」の大きな特徴は、これまで難しかった、ポリエステルと綿の混紡素材のケミカルリサイクルが実現可能となる点です。旭化成ホームズグループのユニフォームにも、ポリエステルと綿の混紡素材が一部使用されています。
ユニコは今後も「ARChemiaプロジェクト」の推進を通して、循環型社会の実現に貢献してまいります。
※1 旭化成ホームズ株式会社、旭化成不動産レジデンス株式会社、および旭化成リフォーム株式会社
※2 「ARChemiaプロジェクト」とは、使用済みのプラスチックと衣類を混合したリサイクル固形原料「RPAF」(※)をレゾナックのプラスチックケミカルリサイクルプラントKPR(川崎プラスチックリサイクル)にてガス化し、低炭素アンモニアや繊維原料であるアクリロニトリルなどの化学製品に生まれ変わらせることで、循環型社会の実現に貢献するプロジェクトです。
RPAFを原料に生産している低炭素アンモニアは、製造過程で化石燃料や化石燃料由来のエネルギーを使わないことでCO2排出を80%強削減しています(参考:CO2排出量80%強削減を確認、使用済みプラスチックから生まれた低炭素アンモニア(レゾナックニュースリリース) https://www.resonac.com/jp/news/2022/12/20/2263.html )。また、高温でガス化し分子レベルまで分解して取り出されたCO2は、大気中に放出されることなく炭酸飲料や医療用炭酸ガス向け原料に利用され、資源の循環利用を実現しています(※Refuse derived Plastics and Apparel densified Feedstock 使用済みプラスチック及び使用済み繊維を主原料とし、発生カロリーを調整したガス化ケミカルリサイクル向けの固形原料)。
※3 製品の製造、加工、販売を行う事業者等が、廃棄物の広域的な処理を行うことを、環境大臣が認定することにより、産業廃棄物処理業に関する地方公共団体ごとの許可を不要にできる特例制度
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