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アルファ・ラバル、業界初のコンテナ船レトロフィットの プロジェクトでメタノール燃料供給システムをMaersk社に提供

アルファ・ラバル株式会社(以下 アルファ・ラバル)の燃料供給システム FCMメタノールが、Maersk社による先駆的なレトロフィットによるメタノール燃料対応プロジェクトに採用されました。


FCMメタノール


このプロジェクトでは、コンテナ船、「Maersk Halifax」のメタノールによる運航を実現します。本プロジェクトはMaersk社、アルファ・ラバルの双方にとって重要な成果であり、メタノール燃料推進に必要な設備を備えた船舶の改造が可能であることを実証するものです。


アルファ・ラバルは、メタノール・ソリューションに関する知識、経験により、船舶業界の燃料転換を推進するとともに、メタノールに関する専門知識をより拡大し、新造船と既存船の両方の独自の要件に適したソリューションを提供しています。


当社は、A.P. Moller-Maersk社(Maersk社)の15,000TEU型Maersk Halifax船へのFCMメタノール燃料供給システム(LFSS)の設置をサポートします。レトロフィット作業は2024年半ばまでに予定されています。この先駆的なコンテナ船へのレトロフィットにより、同船は二元燃料機能を備えたグリーンメタノールでの航行が可能となります。


「アルファ・ラバルでは、脱炭素のための革新的な方法を模索し、取り入れる業界のトップランナーと協力しています」と、アルファ・ラバル、Marine Separation & Fuel Supply Systems部門の責任者、Viktor Fribergが話します。「Maersk社のプロジェクトは、メタノール利用目的のために当社製品をレトロフィットするという初めての試みで、またとない機会を与えてくれました。この革新的なレトロフィットプロジェクトに我々の専門知識を提供できることを大変誇りに思います。」


このプロジェクトでは、既存のスペースの制約とタイトなスケジュールを尊重しながら、従来の燃料ラインと並行してメタノール用の新しい燃料ラインを追加することになります。FCMメタノールのレトロフィットは、高度なエンジニアリングと、メタノールを使用する際の実用的な注意点の理解を必要とする画期的なプロジェクトです。


アルファ・ラバルは、献身的な技術研究と製品開発に加え、プロジェクトの実施と稼働中の船舶(運転時間4億5,000万時間以上)の両方での経験を生かし、既存船舶と新規船舶の両方にメタノール・ソリューションを装備する課題に長期的に取り組んでいます。本システムは、最適化された性能と環境効率を保証する特定の要件を満たすように設計することができます。


「私たちは2040年に向けて野心的なネット・ゼロ・エミッションの目標を掲げており、メタノールで稼働する船舶のエンジンのレトロフィットは私たちの戦略の重要な要素です。新燃料に対応するソリューションのレトロフィットには専門知識が必要で複雑な作業ですが、アルファ・ラバルがこのプロジェクトに参画してくれたことを嬉しく思います」とA.P. Moller-Maersk、Fleet Technology部門長のOle Graa Jakobsenが述べています。


環境に優しいメタノール燃料を使用した航海は、排出量を削減するための持続可能な選択肢ですが、燃料を安全かつ効率的に処理できる燃料供給システムが必要です。アルファ・ラバルは2015年以来、80隻を超える船舶と契約し、メタノールFSSの設置・サービスにおいて最長の実績を誇っています。これまでメタノールを燃料とする船舶にエネルギーを供給してきた唯一のシステムであり、45万時間以上の運転実績と比類ない専門知識を有しています。

高品質の機器と信頼性の高いサービスを提供するアルファ・ラバル社の取り組みにより、FCMメタノールは船舶燃料としてのメタノールへの移行を推進する上で最適な選択肢となっています。

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