JMDCとZene、遺伝子解析を介した、 健康保険組合加入者等の行動変容促進に向けた協業を開始
2023.12.22 08:45
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)は、この度PHRサービス「Pep Up」を通じ、株式会社Zene(本社:東京都千代田区、代表取締役:井上 昌洋、以下「Zene」)が開発した遺伝子解析サービス「Zene360」を提供※し、健康保険組合加入者等の行動変容促進に向けた協業を開始することといたしました。
「Pep Up(ペップアップ)」は、JMDCが健康保険組合向けに開発・提供しているPHRサービスで、約540万人にユーザーIDを発行しております。健康保険組合加入者であるユーザーが「健康状態の見える化により健康に対する行動変容を促す」ために、様々なコンテンツを通じて、ユーザーがより健康になるための行動を取りたくなるようなインセンティブ(動機づけ)を提供する、WEBサービスおよびスマートフォンアプリです。
Pep Upイメージ
※健康保険組合との契約と登録時に加入者個人からの同意に基づき運営しているPep Up上で、希望したユーザーに対してのみ提供いたします。
Zeneは、2020年に設立したヘルスケアスタートアップです。遺伝子解析サービス「Zene360」の提供を通じ「個別化医療ヘルスケアの基盤となる社会インフラ構築」というミッションの実現を目指しています。「Zene360」では、だ液からご自宅で簡単に生涯不変な健康リスク・体質などを高精度解析で分析することできます。健康保険組合などと共に、遺伝子解析を通じて、被保険者や被扶養者の行動変容を促進してまいりました。サービスローンチ後、わずか2年で60以上の健康保険組合で採用されており、今後もサービスの普及を加速させていきます。
[Zene360のサービスフロー]
Zene360のサービスフロー
今回の協業により、JMDCはPep Upを通じユーザーへZene360の提供を行うことで、ユーザーの自律的な決定に配慮しつつ、その行動変容を促進し、健康増進・生活習慣改善に向けた取り組みを推進してまいります。また今後、Pep Up上で分析結果等の確認が可能となる開発を予定しており、より一層ユーザーのヘルスリテラシー向上を目指してまいります。さらに将来的には、JMDCが保有する医療データとZeneが強みとするゲノムデータ解析アルゴリズムとの連携を通じ、機微情報の公正妥当な取扱いと両立する持続可能なヘルスケアシステムの実現に資するデータ利活用の可能性を切り拓いてまいります。
【株式会社JMDCについて】
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。9億8,500万件以上のレセプトデータと4,900万件以上の健診データ(2023年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
【Pep Upについて】
Pep Up(ペップアップ)は、JMDCが健康保険組合向けに開発・提供しているPHRサービスです。Pep Upユーザーにおいては、スマートフォンアプリ等の手元の健康診断の結果や医療費のデータから自らの健康状態に関する気づきをご提供することができ、活動量計や様々な健康増進メニューによる意識変容や行動変容を促進しております。また、保険者においては、紙や対面で実施してきた業務の負荷軽減に貢献しています。
URL: https://stories.jmdc.co.jp/pepup
【株式会社Zeneについて】
株式会社Zene(2020年2月設立)は、高精度ゲノム解析サービス(遺伝子検査サービス)Zene360を健康保険組合等の保険者や健康経営に注力する一般事業者に対して提供するヘルスケアスタートアップ企業です。詳細は以下のホームページをご覧ください。
【ゲノムデータ解析サービス「Zene360」について】
Zene360は、遺伝子に影響を受ける生涯不変な健康リスク、体質などを最先端技術を用いて高精度な分析を行います。Zene360では、「自宅で」「簡単に」「安価に」「高精度に」生活習慣病やがん等の生涯不変な健康リスクの解析を受けることが可能です。2021年のサービス提供開始以降、多くの健康保険組合様、企業様にご導入をいただいており、今後も健康に資するサービスとして進化をしてまいります。サービス概要についてはこちらもご覧ください。