うちらぼ、令和5年度の活動成果の報告 筑波大学ノーベル賞学者記念「科学の芽」で奨励賞 講談社「FRaU プレゼン・コンテスト」で全国1位
本年度も大変お世話になりました。少し早めですがご支援いただきましたことに心より感謝いたします。うちらぼ(所在地:大分県別府市、代表:加世田 国与士、医学博士・情報工学博士)の令和5年度の活動成果を報告させていただきます。
【記載内容】
1) 「自由研究」全国コンクールで入賞
2) 最新研究論文「キッズ研究で産業ビッグバンを起こせ!」
3) 出張講座・イベント
4) その他
5) メディア掲載
■1) 「自由研究」全国コンクールで受賞
1-1) 「FRaU SDGs eduこどもプレゼン・コンテスト」で全国1位
うちらぼ科学講座(オンライン)を受講する小学2年生M君が「FRaU SDGs eduこどもプレゼン・コンテスト」で優秀賞(小学校低学年部門1位)を獲得しました。
故中村哲先生(医師、1946~2019)に憧れ「僕の使命は地球を救うこと」というM君が、「砂漠化問題」解決に挑む研究で当該コンテストの最高位(部門)に立ちました。
コンテスト名: 「考えよう!『ミライの地球』
FRaU SDGs eduこども プレゼン・コンテスト」
主催 : 株式会社講談社
関係サイト : FRaU SDGs edu こども プレゼン・コンテスト 2023
https://gendai.media/list/special/kids_contest
審査員 : 福岡伸一さん(青山学院大学教授・
ロックフェラー大学客員教授)、
小島よしおさん(お笑い芸人)、
長濱ねるさん(女優・タレント)、
青木裕子さん(フリーアナウンサー)、
おおたとしまささん(教育ジャーナリスト)
など8名
1-2) ノーベル賞学者 朝永振一郎記念「科学の芽」
筑波大学が主催する第18回「科学の芽」において当ラボの小学5年生Aさんが「奨励賞」(全国4位*)を受賞しました。シャボン玉が割れる瞬間に起こることに興味を持ち、洗剤と保湿剤の関係を丁寧に調べた研究です。
別途、小学6年生R君が「努力賞」(全国5位*)を受賞しました。苦手な食べ物が捨てられてしまうことに疑問を持ち、有効利用すべくそれを発酵させ天然酵母を育て、さらにパンの製造に挑んだ基礎的かつ応用的な研究です。(*順位は同学年同率順位)
コンテスト名: 第18回朝永振一郎記念「科学の芽」
主催 : 筑波大学
審査員 : 筑波大学教員、筑波大学附属学校教員及び後援団体関係者など
関係サイト : 「科学の芽」賞
https://www.tsukuba.ac.jp/community/students-kagakunome/index.html
後援 : 時事通信社、日本教育新聞社、内閣府、文部科学省、
日本科学教育学会、日本理科教育学会、日本物理学会、
日本物理教育学会、日本化学会、日本生物教育学会、
日本地質学会、日本地学教育学会、日本初等理科教育研究会
審査員 : 筑波大学教員、筑波大学附属学校教員及び後援団体関係者など
その他、第49回小学校 理科自由研究作品展(大分市)においては入選6点、その内2点が最高位の「優秀賞」に輝きました。
・不思議に思う力、観察する力、レジリエンス力、そして家族の力
入選した作品、今回は受賞に至らなかった作品、どの研究もコツコツ一生懸命でそれぞれの気持ちがこもったものでした。各々が自分なりの疑問点を持ちと解決策を生み出しました。実験を行う際の観察力も際立っており、研究が発展していきました。数々の困難があり、何度も挫けそうになりましたが、現実を柔軟にとらえ、逞しく頑張って乗り切ったレジリエンス力には目を見張るものがありました。その根底にあったのが家族の温かい見守りと協力だったように思います。
■2) 「キッズ研究で産業ビッグバンを起こせ!」が最新研究として掲載
香粧品科学研究開発専門誌「フレグランスジャーナル」に、科学の初等教育においてもプロと同じような道具と言葉を使い、プロの姿を真似ることでスキルと想いを積み重ねていく「反復蓄積型の学び場」の様子を紹介しました。「科学的思考力」と「実行力」を養い、山中伸弥教授のiPS細胞の発見(2012年ノーベル生理学・医学賞)が再生医療産業の起爆剤になったように、数々の「産業ビッグバン」を起こし世界を牽引する人材が育って欲しいと願って活動しています。
【参考サイト】
FRAGRANCE JOURNAL 2023年11月号「キッズ研究で産業ビッグバンを起こせ!」
https://uchilab.webnode.jp/f%EF%BD%8A/
(フレグランスジャーナル社の転載許諾済み)
■3) 出張講座・イベント
O-Labo(主催:大分県教育委員会)、サイエンスフェスin大分(実行委員会:大分合同新聞社、東京理科大ナノカーボン研究部門)、科学の祭典(主催:科学の祭典大分大会実行委員会)をはじめ、25回の出張イベント講座を実施しました。延べ人数812人の子ども、460人の保護者らに科学を体験してもらいました。別府市北部地区公民館主催の「小学生チャレンジ教室・子ども夢チャレンジ特別編」では、オリジナル講座「スライムまりも」を初披露しました。実験動画は第27回WEBラボ(大分県教育委員会主催)「スライムでマリモを作ってみよう!」でご視聴いただくことができます。
「スライムでマリモを作ってみよう!」(WEBラボ)
https://www.youtube.com/watch?v=WZLzoRzoQzU&t=1s
【参考サイト】
当ラボHP「出張イベント」 https://uchilab.webnode.jp/event/
(上段:五十嵐美樹さん、ヨビノリたくみさん、ヨビノリやすさん、山本貴博教授、下段:豪華ゲスト、実行委員会のスタッフの皆様とサイエンスフェスin大分にて)
■4) その他
九州民教研大分集会でお話しした「英語で切り開く科学の世界」に関する記事が新英語教育10月号に掲載されました。進学支援も行い全員希望校に合格しました。
■5) メディア掲載
□TBS テレビ Nスタ「ゲキ推しさん」(2024.1.15)
コンクールで1位になった小学2年生 科学大好きまろくんの使命は「地球を救うこと」
□大分合同新聞(2024.1.14)
「筑波大学 科学の芽」(大分合同新聞)
□OBSニュース オンライン(2023.12.23)
砂漠緑化実現のカギは“おむつ” 小学生が考えたスゴすぎる自由研究 使命は「地球を救うこと」
□OBSニュース イブニングプラス(2023.12.5)
「砂漠緑地化の自由研究で全国一位の小学生 医師中村哲さんの存在が刺激にエンジニアになりたい理由とは」
□今日新聞(2023.8.16)
「スライムまりも作り!」北部地区公民館 夢チャレンジ講座
□OBSニュース イブニングプラス(2023.7.27)
「夏休みに大人気の科学教室 小学生が「スライムを使って光るマリモ作り」に挑戦」
□大分合同新聞(2023.5.27)
「花が変色・・・不思議!」
■さいごに
科学が大好きで知識が豊富でありながら「居場所がない」と悩んでいる子どもとご家族が多いことに驚きます。優れた能力を発揮できず「科学者になりたい」という夢があっても、それをどうやって成し遂げるのかを知る余地はありません。スポーツや音楽、芸術の場合は、日常的にプロと同じような道具を使い、熟練の指導者の姿を真似ながら学び体験を積み重ねることができますが、科学の場合はそのような場所はなかなか見当たりません。こういった子どもたちを大切にして、「きっかけ」と「環境」を提供しながら、長所、特徴を引き出すことで非認知能力を最大限に高め「生きる力」を育んでいます。科学のチカラが社会全体に浸透し、個々の能力がいかんなく発揮される環境ができれば自ずと低迷する経済が復興し、更なる平和が訪れると信じています。「科学を文化」にするべく「科学のススメ」を続けます。
【参考記事】
化学 2022年9月号「理系文系のマインドギャップがない世界」
https://uchilab.webnode.jp/view/
【当ラボについて】
商号 : うちらぼ
代表者 : 加世田 国与士
所在地 : 〒874-0831 大分県別府市堀田5組
設立 : 2021年1月
事業内容 : 科学のススメ ~「生きる力」を養う新寺子屋スタイル~
URL : https://uchilab.webnode.jp/
Instagram: うちらぼ(uchi.lab)
https://www.instagram.com/uchi.lab/
X : うちらぼ「医学博士の科学のススメ」
https://twitter.com/bkSA2wCV5HTzKI4
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