日本の製造業DXの「壁」に挑む! マクニカ、DX内製化支援で、海外のトップランナー・オレンジリーフと協業開始
~体験ファーストで、DX人材育成のスピードアップを実現~
2024.01.15 10:00
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、この度、製造業DXを推進するべく、Orangeleaf Consulting(本社:マレーシア、CEO:Ellice Ng Pui San、以下オレンジリーフ)と、DXコンサルティングにおける業務提携を行うことに合意し、協業開始することを本日発表いたします。
■「失われた10年」なぜ、日本の製造業DXは進まないのか?課題は、DX文化醸成と人材育成。
2011年にドイツで生まれた「インダストリー4.0(第4次産業革命)」の波は、日本の製造業を大きく揺るがしました。多くの企業で「製造業のDX(デジタル変革)」が叫ばれ、DX推進部門や責任者を設置し投資を行ってきました。DXは、デジタル技術の採用と統合により、組織の成長を促進し、業務改善を図り、顧客に価値を提供するための戦略的取り組みです。しかしながら、本来の推進役である経営層及び事業部門の文化/マインドの変化が追い付かず、社内に壁ができ、推進責任者の頭を悩ますケースが多発している状況も見受けられます。また、日本国内では、組織をまたいで業務改革やシステムと連携したプロジェクトマネジメントができる人材の「質」「量」ともに海外に後れをとっており、人材確保の面でも「壁」となっています。製造業DXにおける「失われた10年」の背景には、このようなDXにおける部署間の文化やマインドの相違、DX人材不足による「企業変革とシステムの足並みがそろわない」という課題が存在しています。
■DX内製化なくして、真のDXなし。社内横断によるDX人材を育成するツールで、自走できるDXを促進。
マクニカは、製造業DX分野においては、Digital Synergy Factory*1で約350件の伴走支援を行ってきました。当社にとってDXとは、「最先端のデジタル技術を活用して、ビジネスモデルと業務の根本的な改革を行うこと」です。重要なのは、新しい業務プロセスをまず体験してみる「体験ファースト」と、その体験をもとにして、中身をブラッシュアップしていく「トライ&エラー」。ほとんどの製造業の現場では、それぞれの課題があり、解決する方法は手探りです。ビジネスモデルやプロセスをゼロから見直すこともありますが、まずは試してみて、修正しながら考える。スピード感と、柔軟性、現場に則した対応が重要なため、その都度外部のITベンダーに依頼をしていてはなかなか達成できない場合があります。内製化こそが、DXの成否を分ける鍵。部門や組織をまたぎ、市場・顧客に提供する「価値」から逆算して業務プロセスを設計できる社内のリーダー育成が重要だと考えます。
そこで、マクニカが注目したのは、ローコードツールの活用です。コーディングの知識がなくても、現場の業務プロセスを改善するプロジェクトに参加できるので、IT部門との社内共通言語が生まれます。ローコードをベースにアイデアを形にし、体験ファーストでトライ&エラーを繰り返すことで、業務部門とIT部門がコミュニケーションを取りながら変革を進めることができます。これが、マクニカの描く、スピーディーで、サステナブルな製造業DXです。この取り組みを具体化し最初の一歩を踏み出すために、これまでマクニカでは、伴走型のDSF-ローコード開発支援サービス(Mendix*2)を提供してきましたが、この度、知見豊富なパートナーを迎え、さらに製造DX支援サービスを加速させることとなりました。
2011年にドイツで生まれた「インダストリー4.0(第4次産業革命)」の波は、日本の製造業を大きく揺るがしました。多くの企業で「製造業のDX(デジタル変革)」が叫ばれ、DX推進部門や責任者を設置し投資を行ってきました。DXは、デジタル技術の採用と統合により、組織の成長を促進し、業務改善を図り、顧客に価値を提供するための戦略的取り組みです。しかしながら、本来の推進役である経営層及び事業部門の文化/マインドの変化が追い付かず、社内に壁ができ、推進責任者の頭を悩ますケースが多発している状況も見受けられます。また、日本国内では、組織をまたいで業務改革やシステムと連携したプロジェクトマネジメントができる人材の「質」「量」ともに海外に後れをとっており、人材確保の面でも「壁」となっています。製造業DXにおける「失われた10年」の背景には、このようなDXにおける部署間の文化やマインドの相違、DX人材不足による「企業変革とシステムの足並みがそろわない」という課題が存在しています。
■DX内製化なくして、真のDXなし。社内横断によるDX人材を育成するツールで、自走できるDXを促進。
マクニカは、製造業DX分野においては、Digital Synergy Factory*1で約350件の伴走支援を行ってきました。当社にとってDXとは、「最先端のデジタル技術を活用して、ビジネスモデルと業務の根本的な改革を行うこと」です。重要なのは、新しい業務プロセスをまず体験してみる「体験ファースト」と、その体験をもとにして、中身をブラッシュアップしていく「トライ&エラー」。ほとんどの製造業の現場では、それぞれの課題があり、解決する方法は手探りです。ビジネスモデルやプロセスをゼロから見直すこともありますが、まずは試してみて、修正しながら考える。スピード感と、柔軟性、現場に則した対応が重要なため、その都度外部のITベンダーに依頼をしていてはなかなか達成できない場合があります。内製化こそが、DXの成否を分ける鍵。部門や組織をまたぎ、市場・顧客に提供する「価値」から逆算して業務プロセスを設計できる社内のリーダー育成が重要だと考えます。
そこで、マクニカが注目したのは、ローコードツールの活用です。コーディングの知識がなくても、現場の業務プロセスを改善するプロジェクトに参加できるので、IT部門との社内共通言語が生まれます。ローコードをベースにアイデアを形にし、体験ファーストでトライ&エラーを繰り返すことで、業務部門とIT部門がコミュニケーションを取りながら変革を進めることができます。これが、マクニカの描く、スピーディーで、サステナブルな製造業DXです。この取り組みを具体化し最初の一歩を踏み出すために、これまでマクニカでは、伴走型のDSF-ローコード開発支援サービス(Mendix*2)を提供してきましたが、この度、知見豊富なパートナーを迎え、さらに製造DX支援サービスを加速させることとなりました。
■業務提携内容について~世界のトップランナーであるオレンジリーフとともに、DXの壁を突破~
マクニカがパートナーに選んだのは、マレーシアのオレンジリーフ。ローコードを使用したDXコンサルティングにおいて、ヨーロッパ、シンガポール、マレーシアの製造業、保険、小売等ですでに10年以上、100プロジェクトのDX導入実績を持っています。最終的に顧客自身がDXを推進できるようになることを目指し、コンサルティングから人材育成、組織構築までバックアップしています。DXを内製化するための中長期のプランニングから、プラットフォームを活用したアジャイル型のアプリケーション開発支援、さらに運営改善を行っていくための最先端技術の情報提供、社内のプロダクトオーナーやローコード開発人材の育成まで、DX内製化に必要なフェーズをトータルにサポート。ベストプラクティスを活用し、マクニカとともに日本の製造業界のDX推進に貢献します。
<提携内容の詳細>
1. 顧客の個別プロジェクトにおける中長期でのDX内製化(App Factory)ロードマップ策定、業務改善/新サービス企画
2. 「Mendix」をベースとしたアジャイル型のweb、モバイルアプリケーション開発支援
3. 将来のDX人材(プロダクトオーナー、スクラムマスター、エンジニア等)の育成
■オレンジリーフCEO Ellice Ng Pui San氏のコメント
「当社は、日本におけるテクノロジーソリューション分野で先導するマクニカとの協力を光栄に思っています。製造業界におけるクライアントの成功に貢献し、意義あるデジタル変革を推進することを楽しみにしています。革新的な技術を活用し、企業ソフトウェア業界の考え方と行動を革新することを目指しています。私たちの究極の目標は大胆な目標を達成し、人々の考え方や行動を革新することです。製造業は日本経済の重要な一部であり、自動車、電子機器、機械、精密機械などの分野で特に主要プレイヤーとして認識されています。」
*1:Digital Synergy Factoryは、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する、マクニカのソリューション/サービスの総称です。グローバルのベストプラクティスをもとにした実行可能なロードマップ策定、関わる人の心・行動変容を大事にしたクイックな体験の実行、目的達成に向けた運用まで伴走します。詳細はこちら:https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/
*2:Mendixについて詳細はこちらhttps://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/service/136982/
■ローコードツールによるDX「体験ファースト」事例
(コーディング未経験者のマクニカ社員がやってみました)
マクニカのメインビジネスである半導体事業において、一部の顧客への納期回答は、顧客事情にあわせてクイックかつ正確に行うために、ERPから出力されたデータとExcelを活用し、営業担当者が15分/回かけて作成していた実態がありました。そこで、業務改善するためのアプリケーション開発を企画。オレンジリーフのサポートのもと、ローコードでアプリを開発しました。その結果、業務分析からアプリ開発、業務改善効果を体験するまでにかかった作業時間は、トータルで14時間。このアプリのおかげで、毎回15分かかっていた作業時間が数秒で済むようになり、驚くほどの作業効率化を達成しました。この体験をきっかけに、以後、業務部門におけるさらなるDX業務変革テーマが続々と提案されるようになりました。
マクニカがパートナーに選んだのは、マレーシアのオレンジリーフ。ローコードを使用したDXコンサルティングにおいて、ヨーロッパ、シンガポール、マレーシアの製造業、保険、小売等ですでに10年以上、100プロジェクトのDX導入実績を持っています。最終的に顧客自身がDXを推進できるようになることを目指し、コンサルティングから人材育成、組織構築までバックアップしています。DXを内製化するための中長期のプランニングから、プラットフォームを活用したアジャイル型のアプリケーション開発支援、さらに運営改善を行っていくための最先端技術の情報提供、社内のプロダクトオーナーやローコード開発人材の育成まで、DX内製化に必要なフェーズをトータルにサポート。ベストプラクティスを活用し、マクニカとともに日本の製造業界のDX推進に貢献します。
<提携内容の詳細>
1. 顧客の個別プロジェクトにおける中長期でのDX内製化(App Factory)ロードマップ策定、業務改善/新サービス企画
2. 「Mendix」をベースとしたアジャイル型のweb、モバイルアプリケーション開発支援
3. 将来のDX人材(プロダクトオーナー、スクラムマスター、エンジニア等)の育成
■オレンジリーフCEO Ellice Ng Pui San氏のコメント
「当社は、日本におけるテクノロジーソリューション分野で先導するマクニカとの協力を光栄に思っています。製造業界におけるクライアントの成功に貢献し、意義あるデジタル変革を推進することを楽しみにしています。革新的な技術を活用し、企業ソフトウェア業界の考え方と行動を革新することを目指しています。私たちの究極の目標は大胆な目標を達成し、人々の考え方や行動を革新することです。製造業は日本経済の重要な一部であり、自動車、電子機器、機械、精密機械などの分野で特に主要プレイヤーとして認識されています。」
*1:Digital Synergy Factoryは、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する、マクニカのソリューション/サービスの総称です。グローバルのベストプラクティスをもとにした実行可能なロードマップ策定、関わる人の心・行動変容を大事にしたクイックな体験の実行、目的達成に向けた運用まで伴走します。詳細はこちら:https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/
*2:Mendixについて詳細はこちらhttps://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/service/136982/
■ローコードツールによるDX「体験ファースト」事例
(コーディング未経験者のマクニカ社員がやってみました)
マクニカのメインビジネスである半導体事業において、一部の顧客への納期回答は、顧客事情にあわせてクイックかつ正確に行うために、ERPから出力されたデータとExcelを活用し、営業担当者が15分/回かけて作成していた実態がありました。そこで、業務改善するためのアプリケーション開発を企画。オレンジリーフのサポートのもと、ローコードでアプリを開発しました。その結果、業務分析からアプリ開発、業務改善効果を体験するまでにかかった作業時間は、トータルで14時間。このアプリのおかげで、毎回15分かかっていた作業時間が数秒で済むようになり、驚くほどの作業効率化を達成しました。この体験をきっかけに、以後、業務部門におけるさらなるDX業務変革テーマが続々と提案されるようになりました。
■マクニカのスマートマニファクチュアリング事業について
マクニカは、半導体商社として培ってきた技術力と、AIやIoTなど最先端テクノロジーの実装を手掛けてきた経験から、製造業のDX支援も手掛けています。今後、製造業においてもDXが加速するとセキュリティの問題も浮上します。マクニカは、セキュリティの分野でも、世界最先端の技術を日本に導入しています。日本の製造業には、固有の課題が山積しています。マクニカは、お客様の悩みに寄り添いながら、課題をいっしょに発見しDXを推し進めることで、新しいビジネスチャンスの創出と社会の発展に尽力してまいります。
【本件に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ デジタルインダストリー事業部 担当:刀禰(とね)
Tel:045-470-9188
e-Mail:consulting-iot@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
Orangeleaf Consultingについて
Orangeleaf Consultingは、マレーシアを拠点とする先駆的なデジタル変革コンサルティング企業です。私たちは、組織が革新を受け入れ、テクノロジーの進化する世界に柔軟に対応できるようサポートしています。私たちの使命は、効果的な変革を実現することであり、特にローコードソリューションなどの先進テクノロジーを専門としており、アプリケーション開発やプロセス改善に迅速かつ効果的なアプローチを提供しています。また、私たちの信念は単なる技術的な解決策にとどまらず、組織内で意義のある文化的変化を促進し、革新を育み、持続可能な成功を築くことにあります。
詳細はこちらをご覧ください。 https://www.orangeleaf.com.my/
詳細はこちらをご覧ください。 https://www.orangeleaf.com.my/
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp
マクニカについて:www.macnica.co.jp
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