桜の老朽化が深刻 幹の空洞化と腐敗により倒木の危険性が広がる 市民の力で桜を守りたい! 桜に肥料を与えるイベントを泉大津市にて2月開催
2024.01.30 10:00
日本全国で桜の老朽化が目立ちます。桜の名所を守りたいという思いで、造園業を営む株式会社山満造園(所在地:大阪府交野市、代表:山本 崇正)は市民の皆様と2024年2月11日に泉大津市助松公園にて桜に肥料を与えるイベントを開催します。
助松公園さくら保存会の皆様
【全国で直面する課題】
日本各地の高齢桜の倒木リスクが広がり、深刻な問題になっています。日本の桜の代表といえばソメイヨシノですが樹齢が60年を超えたものが多く、幹や枝の腐朽が進行しています。桜の老朽化に加え、狭い範囲で植えられている場所では枝や葉が密集し、風通しが悪かったり、光があたらなかったりして、倒木や枝折れの被害が発生しています。
倒木が人や建物などにぶつかって、全国で事故も増えてきています。安全面の考慮から各市町村で行われている桜祭りが中止されているところもあります。今後、身近にある桜並木や公園の桜が少しずつ減っていく可能性は十分にあります。
【きれいな桜を残すための保全活動】
樹木医の株式会社山満造園は、泉大津市助松公園桜祭りに向けて市民で桜に肥料を与えるキックオフイベントを2024年2月11日に開催します。泉大津市助松公園桜祭りは2012年から行っているイベントです。今回は記念すべき10回目の地域おこしのお祭りです。2023年度は約3,000人の来場者がありました。キックオフイベント開催のきっかけは、泉大津市の助松公園さくら保存会から「桜の木が危険なので確認してほしい」というお申し出を受けて当社が調査した結果、幹の空洞化や腐敗が見つかって倒木の危険性が高いことがわかりました。
2月11日のキックオフイベントは、桜祭りのスタートイベントなので、桜祭りに関わる運営委員会の方を中心とした地域住民の方が参加されることになると思います。当日は30~40名ほど参加する予定になっています(参加者数は未定)。場所は桜祭りの会場となる泉大津市助松公園(の北側)、100本弱の桜に肥料を入れていく作業を行います。また生育不良を起こしている桜の若木5~10本程度については、簡易的な受精回復治療として、土壌改良と一部植え直しの処置を行うことになります。
●助松公園さくら保存会のコメント
「お子さんやお孫さんの世代に泉大津市助松公園のきれいな桜を残していけるよう、たくさんの方に楽しく関わっていただけるようなイベントにしたいです。」
助松公園さくら保存会の皆様 集合写真
《泉大津市助松公園桜祭りキックオフイベント概要》
100本弱の桜に肥料を入れていく作業を行います。
日時 :2024年2月11日(日曜日)
開催時間:10:00~14:00
所在地 :〒595-0071 大阪府泉大津市助松町 泉大津市助松公園北側
【市民の皆様と一緒に桜を守り続けていきたい】
樹木医の株式会社山満造園は、樹木の保全・診断・治療を行う専門家です。具体的には幹に大きな傷はないか、傾いていないかなど地上部の健全性の確認と道路や歩道などで根が切断されていないかなど地下部の健全性の確認を行います。
●代表の思い
「地域に残る大切な地域資源を次の世代に残すことが、樹木を守る私たちに課せられた使命と感じています。その思いを共有し、市民の皆様と一緒に桜を守り続けていきたいと思っています。」
【会社概要】
会社名 : 株式会社山満造園
代表 : 代表取締役社長 山本 崇正
本社 : 〒576-0033 大阪府交野市私市5丁目17-11
事業内容: 造園業、樹木医
URL : http://yamaman.o.oo7.jp/