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新生活をスタートする社会人&学生必見! ストレスゼロ会話術の書籍『話がうまい人の頭の中』を発売

話し上手がアタマの中で考えていること、教えます。

株式会社リベラル社(名古屋市中区・代表取締役社長:隅田直樹)は、『話がうまい人の頭の中』(齋藤孝 著/990円税込/リベラル新書)を2024年2月19日に全国の書店・オンライン書店で発売いたしました。

書影


『話がうまい人の頭の中』

https://liberalsya.com/hanashi_021203/



「いつも言いたいことが伝わらない」

「『要するにどういうこと?』とイライラされる」

「人前でしゃべるのが苦手」

…こんなふうに、話すことに苦手意識を持つ人は少なくありません。

では、どうすれば会話力が上達するのか?

一番の近道は「話がうまい人」の思考を学ぶことでしょう。

話し上手の人がいつも何を考え、どんなことに気をつけているのか?

また、伝えたいことを相手に理解してもらうためにどんなテクニックを使っているのか?

そのカラクリを知れば、“最短距離”でコミュニケーションの達人になれるのです。

新しい環境に飛び込む人に大切なのは、第一印象。話し方で失敗しないためにも、この春必読の1冊です。


著者は数々のテレビ番組でコメンテーターを務め、「話の達人」としても知られる明治大学教授・齋藤孝氏。御自身の経験やこれまで出会った「話がうまい人」の考え方を分析しながら、100%伝わるコミュニケーションの秘訣を解説します。



■■本文の抜粋■■

話がうまい人は「2本の電車」を走らせている!?


うまく話すには「状況把握力」と「状況判断力」が必要です。


会話における「状況把握」とは、相手に応じて適切な言葉選びをするだけでなく、話しながらリアルタイムで相手を観察することです。

「観察」とは、すなわち、聞き手の“理解度”をつかむということ。

相手は今、自分の話をきちんと理解しているだろうか、と考えてみるのです。


聞き手の反応を見ながら、「ピンときていないかも」と思ったら、

たとえ話を挿入したり言葉遣いを変えたりして話の内容をアレンジします。


相手が退屈していると感じたら、細かな説明を省いて、話のテンポを上げてみます。


このように、聞き手の理解度を察知する“理解度センサー”を働かせれば、

相手の反応に合わせて話の軌道修正ができるようになるのです。 


このセンサーを働かせるには、頭の中で2つの思考を同時に進める必要があります。

ひとつは話の展開を組み立てる思考(→何を、どう話すか)。

もうひとつが、聞き手の理解度を察する思考(→ちゃんと伝わっているか)です。


たとえるなら、頭の中に「自分向き」と「聞き手向き」の2本の列車を同時に走らせて、

同時にコントロールしているようなイメージでしょうか。

話がうまい人は、常にこの2つの思考を動かしながら話をしているのです…………。



話上手はどんな内容も15秒で伝えている


「手短に話せ」と言われることがあります。

では、具体的に“手短”とはどれくらいの時間なのでしょう?


私は「15秒」を基準にしています。

「15秒で話せ」と言われると、「そんなに短い時間じゃ話せません」「15秒なんてアッという間ですよ」と頭を抱えてしまう人が多いのですが、そんなことはありません。話せないのは時間が足りないのではなく、単にその「サイズ」の話し方ができていないからなのです。


15秒とは、ある程度のことは伝えられるが、十分な余裕があるわけではない。そんな時間です。

試しに15秒で話を収めようとすると、余計なことを話している時間がまったくないことがわかるでしょう。

だからこそ、重要な情報だけに絞らなければ、すぐにタイムアップになってしまいます。

話がうまい人とは、短い時間のなかで話題に「優先順位」をつけられる人なのです。



小学4年生にわかるように話せるか?


わかりやすく話す訓練をするには、大人相手でも、あえて小学生に説明するように話してみるのも効果的です。その際、相手を「小学校4年生」くらいだと想定してみてください。


私の経験から言うと、小学3年生くらいまでは説明するのに特別な工夫が必要ですが、4年生になると、語彙に気をつけて丁寧に話せば大抵の話は通じます。私はこれまでに小学生向けの本を何冊もつくっていますが、対象が小学生の中学年の場合、編集者の方に「想定読者は小学校3年生ですか? それとも4年生ですか?」と確認しています。大した違いはないだろうと思うかもしれませんが、小3と小4の間には語彙力や理解力において、確かな“壁”があるのです。


たとえば、「チャットGPT」を小学校4年生にわかるように説明してみましょう。ここで「人工知能AIを駆使し、大規模言語モデルを基盤とした対話型インターフェイス」などと話しても、当然ながら、伝わりません。IT用語や一般的でない言葉を使わずに、本質をわかりやすく説明しなければ、小4どころか大人でも理解できないでしょう。


「コンピューターのしくみを使って、人間と話しているみたいに自然な言葉で質問に答えてくれるサービス」


これくらいかみ砕いて説明すれば、何とか小学校4年生にも理解してもらえるのではないでしょうか。

本質を理解しつつ、一般的でやさしい言葉に言い換える。小学4 年生にわかるように話す意識は、万人に伝わる語彙力強化につながるのです。



■■本書の主な内容■■

・言いづらいダメ出しは「ネガ→ポジ→ネガの法則」で解決

・人前で話すときの緊張が一瞬でほぐれる5回ジャンプ

・聞き手の信用を勝ち取る「時間厳守」の話し方

・急用を伝えるときの「5秒カットイン」

・人の話に割り込むときは「呼吸」に注目!

・ニュース記事の「ジェンガ」で要約力を上げる!

・思いつき発言で失敗しない「3分の1の法則」

・相手の記憶に残りやすい二項対立的説明

・話に「マーカー」をつける方法とは?



■本書について

タイトル: 話がうまい人の頭の中

著者  : 齋藤孝

定価  : 990円(税込)

仕様  : 新書判/224ページ

発行  : リベラル社

発売日 : 2022年2月19日

URL   : https://liberalsya.com/hanashi_021203/

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