子どもたちが東南アジア最高峰「キナバル山」登山に挑戦 “地球共生”を題材にした特別なキャンプを開催
“高所登山への挑戦、パーム油と野生動物の関係性、記録による価値の共有”を 各分野の一流の専門家と現地で体験
2024.03.21 10:30
大正14年に創業し100周年を迎える公益財団法人社会教育協会では、財団のテーマ「地球共生」を題材にした青少年向けの特別なキャンプを実施します。中学生~大学生の参加者が既に集い、2024年4月から事前準備を始め、8月に本番を迎えます。
詳細: https://hino-shakyo.com/special/borneo_pre/
子どもたちのまだ見ぬ広い世界へ photo by Kenro Nakajima
“高所登山への挑戦、パーム油と野生動物の関係性、記録による価値の共有”の3本柱からアプローチ。旅のキーワードは「自分、やるじゃん!」「豊かな暮らしと世界の状況」「何を大切に、どう生きるのか」。
・半数以上の高校生が「自分に自信がない」という
・中高生の7~8割が「日本の将来に明るさを感じない」という
時代の閉塞感をどことなく感じる「未来のおとなたち」へ、世界の広さや想像を超えた挑戦とその価値、世界の現状と自分の暮らしを考え、感じることを体験から学べる機会を設けました。
■キャンプの特徴
・東南アジア最高峰のキナバル山4,095m登山へ挑戦
大人でもなかなか挑めない高所登山への挑戦、まだ見ぬ新しい世界への扉を開きます。
・豊かな自然と野生動物、そしてパーム油経済の現実を理解する
私たちが何気なく日々必ず使う、輸入100%を頼る植物性油の原産国の「いま」を見つめます。そこには世界経済に引っ張られる開発と現地の人の暮らし、動物との難しい関係があります。
・旅を記録しその世界を他者と分かち合う それは、冒険する者の大切な使命録
社会教育事業として旅を記録し、帰国後も報告会や各種発表などを通じて価値の発信や共有に努めます。
現地の人から暮らしの実態を聞き、知る
動物が暮らすジャングルへ足を踏み入れる
これらのプロジェクトを達成させるため、4月から事前学習やトレーニングを始めるとともに、同行者に専門家を招聘し、じっくりと深い学びを得ながら向かいます。
・湯本 貴和 氏
生態学・ボルネオの自然に関するスペシャリスト/京都大学名誉教授・元京都大学霊長類研究所所長・元日本生態学会会長
・稲田 真 氏
高所医学・山岳医療のスペシャリスト/医師・国際山岳医・WMA野外災害救急法インストラクター・元航空自衛官
・柏 澄子 氏
登山と記録のスペシャリスト/登山ガイド・山岳ライター
■開催概要
名称 : ボルネオフレンドシップキャンプ
開催日時: 2024年8月16日(金)~8月23日(金)
場所 : マレーシア ボルネオ島
参加条件: 中学生~大学生
定員 : 12名
主催 : 公益財団法人社会教育協会