高まる先祖調査のニーズ、欧米ではルーツツーリズムがブーム 地方活性化目指し、業界初の日系人向け 「マルチリンガル先祖調査」開始
2024.03.15 10:00
先祖調査を行う株式会社世界のカケハシ(本社:宮城県仙台市、代表:山口 和宣)は、先祖ゆかりの地をめぐるルーツツーリズムが世界的に大ブームとなっていることを受け、日系外国人を対象に業界初の「マルチリンガル先祖調査」の提供を2024年3月2日から開始いたしました。
代表 山口 和宣(1)
【日本でも広がりが予測されるルーツツーリズム】
家系図や先祖調査が注目されており、本人に代わって調査する専門業者も増えています。その背景として、核家族化で以前より親族を知る機会が減っている中、家族のつながりを改めて確認したいというニーズが高まっていることが挙げられます。
一方海外ではルーツを探す旅行形態、ルーツツーリズムが急成長中です。ルーツツーリズムとは祖先の居住地を訪れ、家系図などの情報を元に自分のルーツを辿る観光形態のこと。日本でもルーツツーリズムを通じて地方活性化を目指す自治体が出始めています。沖縄の「世界のウチナーンチュ大会」は日系外国人のルーツツーリズムの先駆けで、これまでに7回開催されています。海外移民など沖縄にルーツをもつ海外の沖縄県系人を招待して開催されるイベントで、昨年は24か国から3,693人の日系外国人が参加しました。リアル来場者数は21万4,900人。オンライン21万4,390人となり、経済効果は10億円以上といわれています。
家系図納品の様子
【業界初の試み、海外日系人対象にマルチリンガル先祖調査】
当社ではルーツツーリズムの高まりを受け、業界初の試みとして日系外国人を対象に「マルチリンガル先祖調査」を開始しました。先祖調査をする場合まずは戸籍謄本の請求から始めますが、これを読み解くのは慣れていないと日本人でも困難です。他にも言葉の壁や土地勘の無さなど、日系外国人の先祖調査にはいくつもの障壁がつきまといます。それを本人に代わって調査するために「マルチリンガル先祖調査」は生まれました。
ホームページは日本語、英語、ポルトガル語に対応。実際の顧客対応や家系図、家族史年表、先祖居住地情報などに関しては、業界No.1の73ヶ国語に対応できます。ご依頼主の意向にもよりますが、調査期間は概ね1~4ヶ月。通常3~7代前まで遡ることが多く、最大江戸時代末期(約200年前)まで遡ることもあります。
依頼のきっかけは様々。年をとるにつれて自らのルーツをたどってみたいという思いや、家族のために自分が知っておかなければという高齢者が多数です。これまでの外国人のご依頼で一番多かったのが日系ブラジル人のお客様。先祖居住地周辺にそれまで知らなかった親戚が見つかることも少なくありません。
【ルーツを知って湧き上がる先祖への感謝や誇り】
日系ブラジル人のお客様の場合、日本からブラジルに渡った曽祖父のことを知ろうと調査を依頼いただきました。過酷な生活に加え、戦時中は日本語の使用が禁止されたり、戦後は日本人同士の衝突などもあり、当時のことはあまり教えてもらえなかったということでした。
お客様の声「曽祖父の時代に海を渡ることがどれほどのことだったか。そんな困難に打ち勝った先祖のおかげで今の私がいることに、これまでに感じたことがない感謝の気持ちが湧き上がってきました。」
このような経緯から、日本人だけでなく日系外国人の方々にとっても、知らなかった先祖のストーリーを知ることは大切なことだとあらためて感じ「マルチリンガル先祖調査」を開始しました。
代表のコメント「私の先祖にもブラジル移民がいました。調査を続けていくうちにブラジル移民の悲しい歴史を知り心が苦しくなりましたが、同時に悔いのない生き方をしなければと強く思いました。海外日系人のお客様にもご先祖の足跡を知りご先祖の人生に向き合うことで、ご自身の中に何か新しい発見をしていただければ幸いです。」
今後、日本に先祖ツーリズムを定着させ、地方の活性化のお役に立ちたいと考えております。
世界のカケハシ ホームページ: https://senzosearch.com
【会社概要】
会社名 : 株式会社世界のカケハシ
代表 : 山口 和宣
本社 : 〒981-0945 宮城県仙台市青葉区荒巻字坊主門13番地の19
事業内容: 先祖調査・家系図作成サービス、多言語翻訳サービス他
URL : https://senzosearch.com
先祖調査ロゴマーク