MSとの多様な向き合い方、そこから生まれた想いを十七音に込める バイオジェン、世界多発性硬化症の日の取り組みとして、 第三回「想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」の 募集を開始
―審査員は、昨年に引き続き母・夏井いつき先生と活躍する家藤正人先生―
バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:傳 幸諭、以下 バイオジェン・ジャパン)は、多発性硬化症(MS)の当事者の方、ご家族・ご友人、MSに関わる医療関係者の皆様を対象に、「想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」の募集を開始しましたのでお知らせします。昨年も当事者の方をはじめ多くの方にご応募をいただき、今年は第三回目の開催となります。
毎年5月30日は、MSの認知度向上などを目的にMS世界連合と世界各国のMS協会により制定されたWorld MS Day(世界多発性硬化症の日)です。バイオジェン・ジャパンは、MSを一人でも多くの方に正しく理解いただくことを目的に様々な啓発活動を継続的に展開しています。
MSの症状や程度は人によって様々であり、それゆえにご自身の病気や人生と向き合う姿勢や考え方、悩みもまた人それぞれです。そんな多様な向き合い方を「俳句」で表現することで、ご自身が抱く想いに改めて気づくきっかけとなり、またほかの方が詠む句の背景にある想いに触れることが、新たな気づきや共感、連携につながると当社は考え、昨年に引き続き第三回を開催する運びとなりました。
応募作品は、昨年に引き続き俳人 家藤正人先生に審査いただき、特選、秀逸作品を選出し、6月30日(日)実施予定のオンラインイベントにて発表いたします。
オンラインイベントでは、審査員の家藤正人先生、新潟大学 医歯学総合病院・脳研究所 脳神経内科(医学教育センター) 准教授 河内泉先生に加え、テレビ番組の俳句コーナーでも活躍される東国原英夫さんに出演いただき、作品が生まれた背景となるMSにまつわるエピソードに触れながら、疾患に関する理解を深めるトークセッションなども行います。
【募集概要】
■応募期間:2024年3月22日(金)~5月19日(日)
■応募対象:MS当事者/当事者のご家族・ご友人/MSに関わる医療関係者に該当する方。
■日本国内にお住まいで、応募時に満18歳以上の方。
■俳句ならびにその俳句の背景となったエピソードも合わせてお寄せください。おひとり最大で3作品まで応募可。
※応募方法詳細は、バイオジェン・ジャパンがMSの疾患啓発のために情報提供を行っているウェブサイト「MSサポートナビ」( https://www.ms-supportnavi.com/ja-jp/home/efforts/effort01/2024.html )をご覧ください。
■発表:6月30日(日)実施予定のオンラインイベントにて発表。その後、「MSサポートナビ」サイトにて、受賞作品を公開予定
[審査員] 家藤正人先生:
1986年生まれ。愛媛県出身。大学卒業後、本格的に俳句に携わる。夏井いつきの句会ライブにてアシスタント経験をつむ。愛媛新聞カルチャー教室、学生を中心として県内外で単独句会ライブも行っている。2016年からは南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」にてアシスタントを務め、2019年より南海放送ラジオ「家藤正人『一句一遊』虎の巻」ではパーソナリティを務める。そのほか、松山市公式俳句投稿サイト「俳句ポスト365」初心者欄選者。香川県宇多津町「令和相聞歌」企画参加および選者ほかさまざまな企画に携わる。句集『磁針』(夏井&カンパニー)
《前回(第二回)の受賞者のコメント》
2023年の第二回コンテストで特選、秀逸を受賞した方々からは、「17音と限られているからこそ、そこに季節やMSの経験をどう凝縮するかが魅力」、「17音でどんな映像を思い浮かべてもらえるか、同じMSの当事者や関係者だからこそわかる句になるよう発想を膨らませるのが楽しい」とコメントをいただいています。第三回コンテストへの応募に向けて、意欲を見せておられます。
【多発性硬化症について】
MSは慢性進行性神経疾患であり、認知機能、心理社会的機能及び身体機能に影響を及ぼし、中枢神経系における炎症、ミエリン破壊、オリゴデンドロサイトの細胞死、軸索損傷およびその後の神経細胞の喪失を特徴とする自己免疫疾患です。MSの有病率は人種間および地域間で差があり、日本における推定有病率は欧米諸国の10%程度と報告されています 1)。日本でのMS患者数は増加傾向にあり 2)、罹患率は10万人当たり10.8~14.4人と報告されています 3)。
MSは、手足のしびれ、感覚機能や判断力の低下など患者さんによって症状が多様で診断が難しく、疾患としてもまだまだ理解が進んでいないのが現状です。2017年にバイオジェン・ジャパンが「全国多発性硬化症友の会」と共同で実施した調査 4)によると、最初にMSと思われる症状が現れてから、確定診断されるまでに平均3.7年、3つの医療機関を受診しているということが示されました。また、一見しただけでは病気であるとわかりづらいため、周囲の理解が得られず、就労や日常生活で困難が強いられることもあります。
バイオジェン・ジャパンは、MSとともに生きる方々を中心とした疾患啓発活動を通じて、一人でも多くの方にMSという疾患について、また当事者の方々が抱えている課題を知っていただくことで配慮や支援につながり、MSになってもその人らしい生き方ができる社会づくりの一助となることを願っています。
【バイオジェンについて】
1978年の創立以来、バイオジェンは世界をリードするバイオテクノロジー企業で、患者さんの人生を変革し、株主や私たちのコミュニティに価値をもたらす新薬をお届けするために革新的なサイエンスを開拓しています。私たちは優れた治療アウトカムをもたらすファースト・イン・クラスの治療薬や治療法を推進するために、人類の生物学に対する深い理解を応用し、異なるモダリティを活用します。私たちは長期的な成長をもたらすために投資利益率のバランスを考慮した上で、果敢にリスクを取るというアプローチを採択しています。
投資家の皆さんにとって重要な情報についてはバイオジェンのウェブサイト https://www.biogen.com/ に定期的に掲載しています。当社のSNS媒体Facebook、LinkedIn、X、YouTubeもご覧ください。
バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で有数の歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。
バイオジェン・ジャパンに関する情報については、 https://www.biogen.co.jp/ 、およびSNS媒体Facebook、X、Instagram、YouTube、LinkedIn、LINEをご覧ください。
1) 堀内泉, 吉良潤一.多発性硬化症.田村晃, 松谷雅生, 清水輝夫編.EBMに基づく脳神経疾患の基本治療指針.メジカルビュー社; 2002:276-79
2) 公益財団法人難病医学研究財団:難病情報センター 特定疾患医療受給者証所持者数 http://www.nanbyou.or.jp/entry/1356
3) Kinoshita M, Obata K, Tanaka M. Latitude has more significant impact on prevalence of multiple sclerosis than ultraviolet level or sunshine duration in Japanese population. Neurol Sci. 2015;36(7):1147-51.
4) バイオジェン・ジャパン株式会社 多発性硬化症の患者さんの実態調査(2017年5月30日発表)
https://www.biogen.co.jp/ja_JP/news-insights/japanaffiliatenews/2017-05-30-news.html
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