メイジエがECを管理する自社システム構築を容易にする APIプラットフォーム「API-Proxy Router」の提供を開始

2024.04.16 09:30

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株式会社メイジエ(所在地：埼玉県三郷市、社長：田中啓太、以下、メイジエ)は、2024年4月16日よりEC一元化管理システムの自社開発を行う運営者、およびシステム開発会社向けに、ECプラットフォームとのAPI接続を簡単にする「API-Proxy Router」(特許出願中)の提供を開始します。

これまで、ECサイト毎にデータ形式が異なるため、API接続にはEC別に習得と開発が必要でしたが、API-Proxy Routerを使用することで、データ形式とアクセス手順の違いを吸収し、1つのAPI接続を習得するだけで様々なECサイトとの接続を実現できます。これにより、フロントエンドの開発におけるAPI接続構築の労力を75％以上削減(4ECサイトの場合)します。

今回のリリースで通信可能なECプラットフォームはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopify。対応するクラウドプラットフォームはさくらインターネット株式会社が提供する「さくらのVPS」となります。

EC毎に異なるAPI仕様のイメージ

＜開発の目的＞

当社はこれまで、既存のASPで提供される一般的なEC管理ツールでは対応できない特有のニーズを持つ顧客企業に対して、ECサイトごとにカスタムAPIを開発したEC一元化管理ソフトウェアを提供してきました。しかし、この方法では開発費が高額になり、さらにはECサイトのAPI仕様が変更されるたびにシステムの修正が必要となり、保守費用が随時発生するという課題に直面していました。これらの問題は、フロントエンド開発に大きな負担をもたらし、受注できる案件の範囲を制限していました。

この課題に対処するため、当社はAPI-Proxy Routerの開発を進めてまいりました。この革新的なミドルウェアにより、ECプラットフォームのAPI仕様変更に対応し、API-Proxy Routerとフロントエンド間の改修が基本的に不要となります。この結果、複数あるECプラットフォームのAPI仕様の詳細をエンジニアが理解する必要がなくなり、フロントエンド開発の難易度を大幅に下げることができるようになります。

当社は、このAPI-Proxy RouterをEC運営者、システム開発会社、EC運営などの業務受託企業向けに、ミドルウェアとして提供することで、これまでよりもはるかに少ない設備投資と保守コストで、EC運営者が自社に合致した効率的なシステムを容易に構築することが可能となります。この取り組みにより、当社はEC運営者独自のサービス開発に貢献することによるとEC市場活性化を目指してまいります。

導入前後のAPI連携イメージ

＜今後について＞

メイジエは、フロントエンドソフトウェアに新たな付加価値をつけた製品が提供できるようAPI-Proxy Routerが対応する各ECの対象APIを順次拡大させます。また、本システムをより多くの業務処理プロセスへの応用を視野に検討を進めてまいります。今回の取り組みのように、メイジエの事業領域で培われた技術と、社外共創による新たな技術を融合することにより、当社ならではの新たな価値を提案してまいります。

メイジエは、本取り組みを通じて得た技術・ノウハウを活用して、流通を担う業界全般のDX推進支援により社会・環境・経済価値の向上に貢献していきます。

＜API-Proxy Routerの概要＞

当社Webページは下記となります。

https://meijie.co.jp/api-proxy-router/

●提供価格：

参考事例はスマホ用アクセサリ販売を手掛けるA社のケース

・国内4ECモールに、商品アイテム約18,000アイテムの商品在庫更新

・月間約2,000アイテムの新規登録と商品掲載CLOSE

・月間約2600件の受注・発送書き込み処理

・Amazon API、Yahoo API、楽天RMS API、Shopify APIを使用

ランニングコスト：43,595円(税込：サーバー利用料を含む)

初期費用　　　　：141,900円(税込)