あきた十文字映画祭を出前!「津山-真庭-横手 まちをあむ 上映会」 津山国際環境映画祭とコラボで地域間交流
重伝建地区のミニシアター・城東津山シネマで『新しき民』(山崎樹一郎監督)、 『帰郷★プレスリー』(柄本佑監督)など地域発映画5本を上映
今年2月、横手のかまくらにあわせて津山国際環境映画祭スタッフ3名が来横しました。
その際に津山発の映画『ホルモン女』『十六夜の月子』が上映されるとともに、津山と横手両都市の共通点(津山盆地と横手盆地、山と川、出雲街道と羽州街道、近世の城下町由来の成り立ち、人口規模、津山城東/城西と横手市増田の重伝建地区)から両映画祭の交流がスタートしました。
あきた十文字映画祭(秋田県横手市十文字町/代表:小川孝行)では、発足32年の歴史の中で映画文化による発信を続けてきており、津山(津山国際環境映画祭)や近隣の真庭(ニューガーデン映画祭、その前史としての山崎監督の映画づくり)における映画を切り口とした発信の動向に注目していました。そこで映画祭が息づく3つの地域にて、土地を素材とし、その土地でつくられた映画の魅力を発信することを目的として「津山-真庭-横手まちをあむ上映会」を、5月17日(金)18日(土)の両日、津山市城東重伝建地区にある城東津山シネマで開催します。
●重要伝統的建造物群保存地区に選定される津山市城東重伝建地区の建造物を活用したミニシアターを会場に、真庭市で農業をしながら商店街の古民家を改修したミニシアター ビクトリィシアターを主宰する山崎監督作品『新しき民』(津山藩での百姓一揆を題材)と、横手市十文字町で32年続く映画祭から生まれたオール十文字・横手ロケ短編連作(『帰郷★プレスリー』柄本佑監督ほか)を併映するものです。
●重要伝統的建造物群保存地区の建造物を活用した映画上映イベントの嚆矢として栃木県栃木市「栃木・蔵の街かど映画祭」がありますが、近年、伝統的建造物や古民家をミニシアターとして活用する取り組みが全国に広がっています。その土地でつくられた映画+地方映画祭+古民家ミニシアターという組み合わせは、本企画の特有のディープかつ斬新な特徴です。
【イベント概要】
・名称 :「津山-真庭-横手 まちをあむ 上映会」
~第3回津山国際環境映画祭 協賛企画~
・主催 :あきた十文字映画祭
・共催 :津山街デザイン創造研究所、第3回津山国際環境映画祭実行委員会
・実施日/時間:令和6年5月17日(金)18時~ A・B、
18日(土)10時~ C・D、
17時~ E・F
・開催場所 :城東津山シネマ(津山市勝間田町21-1)
・プログラム :(A・C・E:十文字プログラム)
『白鳥の来る町』08年 監督 綾田俊樹、
『帰郷★プレスリー』09年 監督 柄本佑、
『白鳥の歌』10年 監督 斎藤歩
『ミスりんご』20年 監督 岡部哲也
(B・D・F:新しき民)
『新しき民』14年 監督 山崎樹一郎
・入場料 :各プログラム1,000円、各回定員20名
・その他 :両日最終上映前に十文字映画祭スタッフ&ゲストのトークあり
・詳細及びチケット予約は、以下のフォームから
https://forms.gle/5nfe5R2gbv3atSk89 ※2次元コードあり
【プログラム紹介】
★十文字プログラム
ノックアウト×十文字映画祭三部作 ほか
1. 『白鳥の来る町』2008年 監督 綾田俊樹
プロデューサー 八木沢洋美・藤原正樹、撮影 長田勇市(JSC)、監督補 谷口正晃
出演 田中洋之助/松元夢子/重村真智子/綾田俊樹
2. 『帰郷★プレスリー』2009年 監督 柄本佑
プロデューサー 八木沢洋美・吉村美貴子、撮影 安田圭、監督補 武正晴、特別協力 押田興将
出演 谷川昭一朗/斎藤歩/江口のりこ/ベンガル/下元史朗
3. 『白鳥の歌』2010年 監督 斎藤歩
プロデューサー しんめけいこ・吉村美貴子、撮影 上野彰吾(JSC)、監督補 谷口正晃
出演 品川 徹/宮田早苗/美保純/佐藤竹利/角替和枝/柄本明
4. 『ミスりんご』2020年 脚本・監督 岡部哲也
撮影 上野彰吾、録音整音 加藤大和、制作進行 田中勇気、助監督 渡辺直樹・水井真希、 音楽 GEN、プロデューサー 馮啓孝・宮本匡章
出演 秋沢健太朗/反橋宗一郎/加村真美/小坂涼太郎/朝香賢徹
横手市を舞台に、笑いあり人情ありのユーモラスなタッチで描くロードムービー。地方回りのオレオレ詐欺集団で現金の運び屋をしていた健二と雄介は、仲間の金を持ち逃げした犯人・石井と間違われ主犯格の剛田に追われる。剛田から逃げ出すために二人が逃げ込んだのはミスりんごコンテスト会場。女装してもぐり込んだ二人は成りゆきでコンテストに出場し優勝してしまうが…。
★『新しき民』
『新しき民 SANCHU UPRISING: VOICES AT DAWN』2014年 脚本・監督 山崎樹一郎
出演 中垣直久、梶原香乃、本多章一、佐藤亮、瓜生真之助、古内啓子、hyslom、ほたる、川瀬陽太
未来(あした)に向かって逃げろっ!
290年前。実際に津山藩内の山中(さんちゅう:現真庭市)で起こった一揆を背景に、農民・治兵衛の姿を通して「弱さを引き受けることから始まる生」を描き出す本作は、制作に3年を要し、完成後は4ヵ月間に渡って岡山を中心に巡回上映した。その後ニューヨークで開催された北米最大の日本映画祭「Japan Cuts」での上映では「黒澤明の作品を彷彿とさせながら、新たな切り口を見せる時代劇」と大きな反響を呼んだ。監督は、真庭で農業を営みながら「地産地生映画」を制作し続ける山崎樹一郎。名もなきそれぞれ個人の思いと選択が未来を切り開く。
プレスリリース添付資料
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