エア・ウォーター、グループ企業の経営情報を管理する基幹システムをOracle Cloud Infrastructureで刷新
~Oracle Cloud VMware Solutionでわずか6ヵ月での短期移行、 Oracle Database Enterprise Editionで平均4倍もの性能向上を実現~
2024.05.20 09:30
株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男)は、エア・ウォーター株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長・CEO:豊田喜久夫)がグループ会社と共同で利用する基幹システムのクラウド化にあたり「Oracle Cloud Infrastructure(以下OCI)」を採用したことを2024年5月20日付で発表します。
エア・ウォーターは2000年の発足以降、M&Aを積み重ねながら事業領域を広げてきました。産業ガス、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流、海水、エアゾールなど、多様な事業を展開。国内外のグループ会社267社(うち連結子会社183社、2024年3月時点)が多彩な製品やサービスを提供し、社会や人々の暮らしに貢献しています。
グループ全体での経営情報を迅速かつ正確に把握し、短期間での決算処理を実現するために、2017年には本社およびグループ会社が共通で利用する基幹システムが導入され、グループ会社が新システムへ移行する過程で、既存のオンプレミスシステムの性能が低下し、請求業務や締め業務に遅れが生じました。この問題に対処するため、基幹システムをクラウドベースに移行することを決定しました。
エア・ウォーターでは、アシストによるデータベース診断サービスを通じて、既存の基幹システムにおけるデータベース基盤のCPUリソースが性能不足に陥っていることを特定しました。これは、利用するグループ企業の増加が原因でした。その解決策として、「Oracle Database Enterprise Edition」への移行を決定し、性能問題を解消する方針を立てました。インフラとしては、オンプレミスとクラウドの両方の選択肢を検討した結果、自社の別システムでの採用実績があるOCIを選択しました。また、仮想化環境で稼働していたアプリケーションサーバ群については、運用管理やアプリケーションの変更を最小限に抑えつつ、迅速な移行が可能な「Oracle Cloud VMware Solution」を採用することにしました。エア・ウォーターがこれらの技術を採用した主な理由は、以下の通りです。
・日本オラクルが提供するPoCサービスを通じて、OCIとOracle Database Enterprise Editionを組み合わせることで、CPUリソースを増やすことにより業務のボトルネックを解消し、約4倍の性能向上が確認された。
・OCIでは、Oracle Database Enterprise Editionの1ライセンスにつき利用可能なCPUリソースが他のクラウド・サービスの2倍であることが明らかになった。
・Oracle Cloud VMware Solutionを採用することで、仮想化環境で動作していたアプリケーションサーバを再構築せずにOCIへの移行が可能となり、構築スケジュールの短縮とプロジェクトリスクの軽減が期待できる。
・データベースとアプリケーションの両方をOCIに移行することで、利用企業の急増にも対応できるスケーラビリティが確保される。
・バックアップデータの遠隔保管先として、大阪リージョンも利用可能であり、地理的な冗長性を確保する選択肢が提供されている。
OCIへの移行を成功させ、そのプロセスでOracle Cloud VMware Solutionを採用したことにより、オンプレミスのVMware仮想化環境をクラウドに移行することが可能となり、管理性を維持しながらクラウドのメリットを享受できるようになりました。OCI環境の構築とデータベースの移行支援により、移行工数の大幅な削減が実現し、2023年5月にシステムの稼働を開始しました。稼働後は、オンライン処理性能の向上により、月初ピーク時3日間での従業員の稼働時間が、前年同月比で1,535時間削減されています。また、インフラ管理コストの低減やリソースの柔軟な拡張が可能になるなど、多くの効果が得られています。
エア・ウォーターは2000年の発足以降、M&Aを積み重ねながら事業領域を広げてきました。産業ガス、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流、海水、エアゾールなど、多様な事業を展開。国内外のグループ会社267社(うち連結子会社183社、2024年3月時点)が多彩な製品やサービスを提供し、社会や人々の暮らしに貢献しています。
グループ全体での経営情報を迅速かつ正確に把握し、短期間での決算処理を実現するために、2017年には本社およびグループ会社が共通で利用する基幹システムが導入され、グループ会社が新システムへ移行する過程で、既存のオンプレミスシステムの性能が低下し、請求業務や締め業務に遅れが生じました。この問題に対処するため、基幹システムをクラウドベースに移行することを決定しました。
エア・ウォーターでは、アシストによるデータベース診断サービスを通じて、既存の基幹システムにおけるデータベース基盤のCPUリソースが性能不足に陥っていることを特定しました。これは、利用するグループ企業の増加が原因でした。その解決策として、「Oracle Database Enterprise Edition」への移行を決定し、性能問題を解消する方針を立てました。インフラとしては、オンプレミスとクラウドの両方の選択肢を検討した結果、自社の別システムでの採用実績があるOCIを選択しました。また、仮想化環境で稼働していたアプリケーションサーバ群については、運用管理やアプリケーションの変更を最小限に抑えつつ、迅速な移行が可能な「Oracle Cloud VMware Solution」を採用することにしました。エア・ウォーターがこれらの技術を採用した主な理由は、以下の通りです。
・日本オラクルが提供するPoCサービスを通じて、OCIとOracle Database Enterprise Editionを組み合わせることで、CPUリソースを増やすことにより業務のボトルネックを解消し、約4倍の性能向上が確認された。
・OCIでは、Oracle Database Enterprise Editionの1ライセンスにつき利用可能なCPUリソースが他のクラウド・サービスの2倍であることが明らかになった。
・Oracle Cloud VMware Solutionを採用することで、仮想化環境で動作していたアプリケーションサーバを再構築せずにOCIへの移行が可能となり、構築スケジュールの短縮とプロジェクトリスクの軽減が期待できる。
・データベースとアプリケーションの両方をOCIに移行することで、利用企業の急増にも対応できるスケーラビリティが確保される。
・バックアップデータの遠隔保管先として、大阪リージョンも利用可能であり、地理的な冗長性を確保する選択肢が提供されている。
OCIへの移行を成功させ、そのプロセスでOracle Cloud VMware Solutionを採用したことにより、オンプレミスのVMware仮想化環境をクラウドに移行することが可能となり、管理性を維持しながらクラウドのメリットを享受できるようになりました。OCI環境の構築とデータベースの移行支援により、移行工数の大幅な削減が実現し、2023年5月にシステムの稼働を開始しました。稼働後は、オンライン処理性能の向上により、月初ピーク時3日間での従業員の稼働時間が、前年同月比で1,535時間削減されています。また、インフラ管理コストの低減やリソースの柔軟な拡張が可能になるなど、多くの効果が得られています。
※本事例は、以下のイベント「アシストフォーラム2024」(セッション番号DC-2)にて聴講可能です。
会期:2024年7月8日(月)10:00~7月26日(金)17:00 オンデマンド配信
参加費:無料(事前登録制)
参加申込URL: https://www.ashisuto.co.jp/event/af/
タイトル:「約40社を支える基幹システムを短期間でOCIへリフトできた理由」
概要:
基幹システムで課題となっていたデータ量の増加や処理スピードの改善するため、オンプレ環境からクラウド(OCI)へ移行を決断。移行に至るまでの経緯や決断した理由、移行後の効果をお伝えします。
登壇者:エア・ウォーター・デジタル株式会社
システム本部 基幹システム部 部長 安住 憲一様
システム本部 基幹システム部 運用グループ 山上 和広様
会期:2024年7月8日(月)10:00~7月26日(金)17:00 オンデマンド配信
参加費:無料(事前登録制)
参加申込URL: https://www.ashisuto.co.jp/event/af/
タイトル:「約40社を支える基幹システムを短期間でOCIへリフトできた理由」
概要:
基幹システムで課題となっていたデータ量の増加や処理スピードの改善するため、オンプレ環境からクラウド(OCI)へ移行を決断。移行に至るまでの経緯や決断した理由、移行後の効果をお伝えします。
登壇者:エア・ウォーター・デジタル株式会社
システム本部 基幹システム部 部長 安住 憲一様
システム本部 基幹システム部 運用グループ 山上 和広様
プレスリリースに関するお問い合わせ
株式会社アシスト 広報担当 田口、曽根原
Tel: 03-5276-5850
URL: https://www.ashisuto.co.jp/corporate/press_room/
※Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
※プレスリリースに記載された製品/サービスの内容、価格、仕様、お問い合わせなどは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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