元TBSアナウンサーが綴る『次につながる対話力』が6月6日に発売 ビジネスでも日常でも使えるコミュニケーション方法が満載
書籍のPRを手がける株式会社プレリアは、元TBSアナウンサーで、現在は行政・企業・教育現場で広く活躍する木場 弘子氏の著書、2024年6月6日発売の新刊『次につながる対話力「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと』(SDP、税込 1,760円)を発売することをお知らせいたします。
本書では、「伝える」だけではなく、「伝わる」ためのコミュニケーション方法が細かく綴られています。コミュニケーションに必要なのは、「上手な話し方」や「饒舌さ」よりも、「話し手と聞き手の距離を縮め、対話や討論を深めるための『共感』を生み出すこと」だと説く著者。「話す」だけではなく、聞き手からの「共感のサイン」を感じられる重要性や、相手の発言に対しては良き「聞き手」となるために気を配るべきことが、冒頭から数多く紹介されています。
他にも、「苦手な人との対話攻略法」や「話すスピードと資料の分量の関係」、「ピンチの時の切り抜け方」や「提案に説得力を持たせるための視点」など、ビジネスでも日常でも使える実例が豊富。「対話の力を磨いて、他者との関係をより良いものに変えたい」と感じている全ての方におすすめです。
書籍『次につながる対話力「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと』
Amazon 詳細URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4910528504
【内容一部抜粋・要約】
■対話とは、何より相手との“共感”を育てることです
会議やプレゼンなど、自分は一生懸命に話しているつもりなのに、相手に伝わっている実感がない場合、どんな点が足りないのでしょうか?
私は講演では、とにかく、5分以内に笑ってもらえるよう心掛けています。いつまでたっても、客席がシーンとしていてリアクションが無いと、壇上でどんどん孤独になっていく自分がいるからです。「笑う」という行為は、そこに「面白い」という共感があってこそ、起きることです。
相手を前にして話す、対話をするという場面では、共感があるか無いかで場の空気が全く変わります。
聞く側としては、これまでの自分の体験の中から話し手の言っていることに「そうそう、そうだよね」と記憶が甦り、その情報と経験が手をつなぐことでぐっと理解は深まり、興味が湧きます。すると、会議室の空気は動き出し、話し手は聞き手のちょっとした表情やしぐさにも敏感に反応して、少しでも噛み砕いてわかりやすく話そうとするでしょう。聞き手もまた、話し手の一挙手一投足にも頷いたり、笑顔を見せたり、時には首を横に振って反対の意思表示をしてくれるはずです。
このように共感と理解はワンセットで効果を発揮するものであり、共感無くして本当の意味の理解は生まれないのです。
■最初の5分で「向き合う」、最後の5分で「印象を残す」
対話において、言いたいことをしっかり「伝える」ためには、話す内容を決め、その整理から始めます。その後に、話す順序、話す速さ、話す声など、考えるべき様々な点があります。
中でも成功への鍵となるのが、全体の流れを意識した構成を事前に考えておくということです。
構成を考える場合は、とにかく「わかりやすく」を第一に、大きく3つの部分に分けて考えることにしています。
(1)最初の5分、(2)本論、(3)最後の5分です。
(1)の最初の5分― これは聞き手と自分が「向き合う」ための段階であり、「共感」を生み出すための時間と言っていいでしょう。 どんなに優れた内容の話でも、全くの前置きなし、挨拶も抜きでいきなり始めるのは、お勧めはできません。聞き手の注意を自分に向け、これから始まる本題へと導いていく段階では、 少し自分の人柄なども感じてもらうようにできたらと思います。
最新のグッドニュースに触れてみたり、互いの距離を縮めることを意識して下さい。こうして場に共感が生まれたところで、(2)の本論について、粛々と進めていきましょう。所々にプレゼンの大きな目的である“爪痕”が残せれば、上々です。
いよいよ、(3)最後の5分。ここでは、話全体を振り返った「まとめ」をしておくと、伝えたいポイントが印象としてしっかり残ります。
コミュニケーションの場では、盛り込まれた内容(本論)が最も重要であるのは当然ですが、全体の流れをつくれれば、それだけで半分は成功と言っても過言ではないでしょう。「最初」と「最後」にもぜひ意識を向けてみて下さい。
◆書籍概要
書籍名 : 次につながる対話力「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと
著者 : 木場 弘子
発売日 : 2024年6月6日
出版社 : SDP
体裁 : 272ページ
価格 : 1,760円(税込)
URL : https://www.amazon.co.jp/dp/4910528504
◆著者 木場 弘子(きば・ひろこ) プロフィール
フリーキャスター/千葉大学客員教授/JR東海社外取締役/(株)INPEX社外監査役
1987年 TBSにアナウンサーとして入社。在局中は同局初の女性スポーツキャスターとして、『筑紫哲也ニュース23』など多数のスポーツ番組を担当。1992年 プロ野球・与田 剛氏(中日前監督)との結婚を機にフリーランスに。妻、母、キャスターの三役をこなす存在として、講演やシンポジウム、インタビューなど多方面で活躍。各界トップへのインタビューは300人を超える。教育や環境・エネルギーに関わる活動が多く、インフラ施設等への取材は70か所。最もヘルメットを被っている女性キャスターとして現場主義がモットー。生活者視点や広報的観点からこれまでに12の省庁で有識者会議の委員を務めた。
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