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ひと味違う特注品の魅力! 特別展「レスコヴィッチコレクションの摺物-パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭-」を開催します

 近鉄グループの文化事業である大和文華館では、7月9日(火)から9月1日(日)まで、特別展「レスコヴィッチコレクションの摺物―パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭―」を開催いたします。

 江戸時代の版画のうち、販売用ではない、特別な注文によって制作された作品が摺物(すりもの)です。摺物は主として浮世絵師によって描かれ、数十、数百部しか作られなかったため、伝存するものが少なく、展示されることも多くはありません。しかし、特注品であるため、金銀や雲母を使った豪華なもの、彫摺に手間をかけたもの、特殊なテーマのもの、注文者の私的な事情や趣向がうかがえるものなど、売品にはない魅力をもつものも少なくありません。

 この特別展は、パリ在住のジョルジュ・レスコヴィッチ氏の数百点に及ぶ摺物コレクションから、およそ260点を選んで、前期・後期に分けて展示するものです。展示品の大半は、全盛期ともいえる19世紀前半の江戸の摺物で、北斎やその門人の北渓・岳亭をはじめ、俊満・広重・英泉・国貞などの稀品を並べ、摺物文化のエッセンスを提示します。

 なお、本展覧会は、あべのハルカス美術館で同時期(7月6日~9月1日)に開催される「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重  ―摺の極―」の連携展です。

 詳細は別紙のとおりです。


葛飾北斎「富士図」(前期展示)

ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵


歌川広重「海苔採り」(後期展示)

ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵

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