羽咋市でAIを活用した地域の予約制乗合交通「のるまいかー」の本格運用を開始
~持続可能な地域公共交通の実現~
2024.06.28 11:00
羽咋市とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、2024年7月1日(月)より予約制乗合交通「のるまいかー」の本格運用を開始します。
羽咋市は、予約制乗合交通「のるまいかー」の本格運用、コミュニティバス「るんるんバス」のルート、ダイヤの見直し等、地域公共交通の再編により、持続可能な地域公共交通の実現を目指すとともに、市民の利便性向上を図ります。
NTT Comは、NTTドコモのオンデマンド型公共交通システム「AI運行バス(R)※」の提供を始めとする事業運用のとりまとめにより、公共交通環境の利便性の向上を実現することで、羽咋市の地域活性化に貢献します。
1.背景
近年、地域における人口減少や高齢化の進展により公共交通の役割がますます重要になっている中、羽咋市ではこれからの地域公共交通の在り方の検討や市民の生活の満足度の向上を目指すとともに利便性を図りながら経営の効率化を図ることを目的として2020年より地域公共交通協議会を立ち上げ、2022年に地域公共交通計画を策定しました。
また、羽咋市は2021年より公共交通網の最適化を検証するため、予約制乗合交通「のるまいかー」(AI運行バス(R))の実証実験を実施してきました。実証実験の結果をもとに、地域公共交通協議会で検討を進め、路線バスルートの見直し、コミュニティバス路線・車両の見直しと合わせ、予約制乗合交通「のるまいかー」を2024年7月1日より本格運用を開始します。令和6年能登半島地震の影響を受け、市内の被災状況に合わせたバス停の設置、仮設住宅を設置した眉丈台地をバス停に加えることで、より市民の利便性に考慮した公共交通をめざします。
2.予約制乗合交通「のるまいかー」のサービス概要
予約制乗合交通「のるまいかー」は時刻表やルートが決まっておらず、乗車時間と乗降場所を予約して利用できる乗合バスです。予約状況に応じて、AIが最適な経路を判断して運行します。利用者の移動需要に最も効率的に対応できる送迎順で、必要な乗降ポイント間を走行するため、効率的な運行が実現できます。
利用者は、電話だけでなく、Webアプリからも配車をリクエストすることが可能です。
料 金: 大人300円、小児100円、65歳以上200円
*目的地や利用者により金額が異なる場合があります。
会員登録:事前の会員登録が必要です。お申込書・Webから申込が可能です。
利用方法:お電話やWebアプリから、乗車時刻・乗降場所・人数を予約してご利用いただけます。
運行時間:8:00~17:00 *12/29~1/3を除く
予約受付:電話でのご予約 8:00~17:00 *12/29~1/3を除く
Webアプリでのご予約 24時間
*ご予約はご利用の1週間前から1時間前までにお願いします。
電話予約は「のるまいかーコールセンター」へ TEL 050-5536-9251
*停留所の場所や詳しいご利用方法は「のるまいかー乗り方ガイド」をご確認
ください。
【ご利用イメージ】
3.「のるまいかー」運行エリアおよび停留所一覧(148か所)
4.今後の展開
羽咋市とNTT Comは、羽咋市民の日常生活における移動課題の解決と地域を活性化させるICTを活用したまちづくりの実現をめざします。
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
https://www.ntt.com/business/lp/docomobusiness.html?rdl=1
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
※:乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるオンデマンド型公共交通システムです。AI(人工知能)を使い、リアルタイムに発生する「乗降リクエスト」から、最適な乗り合わせ(乗り合せる組合せ)を判断し、「車両配車+運行の指示」を行うことにより、お客様にとって効率的な移動を実現します。「AI運行バス(R)」は株式会社NTTドコモの登録商標です。