2024年上半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキングを発表 韓国トレンドは50代前後の女性にも浸透している結果に
エンタメからスイーツ、グルメ、推し、食まで韓国経由?! 50代前後の女性層でも4割弱が食事中の飲酒をすると回答
在宅ワークをはじめ、自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営している株式会社キャリア・マム(本社:東京都多摩市、代表取締役:堤 香苗)は、全国の食品スーパーチェーン、大手総合スーパー(GMS)、飲食メーカー様へのコンサルティング業務等を行う株式会社アットテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上田 健司)と協業で、日本の全女性人口の半分以上を占める50代前後の女性を対象に調査した「2024年上半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」の結果を発表します。
「2024年上半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」とは、日本の人口の50%以上を占める(*2)50代前後の女性たちが流行していると感じる「スイーツ」、「グルメ」、「好きなアニメ・漫画」、「推し」などの関心ごとをトレンドランキング形式で調査、発表するもので、2023年より継続的におこなっているアンケート調査となります。
■50代前後の女性が選ぶ流行スイーツ
1位お芋スイーツ、2位生カヌレ(カヌレ)、3位生ドーナツ、4位グミ・キャンディー、5位専門店のかき氷となった。1位お芋スイーツ、2位生カヌレ(カヌレ)は2023年下半期と変わらずだったが、3位に生ドーナツが急上昇。4位グミ・キャンディー、5位専門店のかき氷と、グミ・キャンディー、かき氷など若年層のトレンドから幅広い年齢層に人気が広がっていることが確認できる。特にかき氷に関しては、調査の時期がやや早かったため5位となったが、夏に向けてこのかき氷トレンドは続くとみられる。さらに10位以下に、クルンジなどのクロワッサンスイーツ、チュロスと韓国発のスイーツもランキングに上がってきている。
■50代前後の女性が選ぶ流行グルメ
1位のおにぎり専門店は前回と変わらないままだが、昨年の酒税法改正を受けてビールの人気が戻ってきたことから、クラフトビールが2位に浮上、ノンアルドリンクも前回の6位から3位に上昇した。お酒を飲む人も飲まない人も楽しむスタイルは、この世代にも着実に受け入れられている模様。昨年から新商品が続々登場しているワンプレート冷凍食品が新たにランクインしているのも注目。10位以下ではあるが、韓国のインスタント麺やチュモッパなど、韓国系のトレンドも定着している。
■50代前後の女性が好きなアニメ・漫画
アニメ、漫画に関しては、テレビ放映や映画上映などのタイミングで上位が入れ替わっている。今回、5月からアニメ放送が再開された「鬼滅の刃」が1位に返り咲き、「名探偵コナン」も4月の新作映画やテレビ放送が影響し、4位に上昇した。
2位、3位は放送が終了したばかりの「薬屋のひとりごと」、「葬送のフリーレン」が続いた。いずれも放映は終了しているが、漫画や小説などをこの機会に読み始める人も多く、一定のファンがついている模様。世界規模の大会で注目されているバレーボールの影響か、「ハイキュー!!」も上がってきている。アニメ、漫画に関しては、もはや年代層ではくくれなくなってきている。
■50代前後の女性の推し
50代前後の女性で「推し」がいると答えた人の数は前回から微増となり、約70%が何らかの「推し」または「お気に入り」がいることがわかった。
今回、特徴的だった「キャラクター」部門で「ちいかわ」、「ミッフィー」、「すみっこぐらし」があがっている。「ちいかわ」はアニメ・漫画でもランキングでも複数回答が寄せられており根強い人気が伺える。
2位の「ミッフィー」については、韓国で近年人気が高まり、展覧会も開催されている。その影響からか、日本でも「ミッフィー」を使用した化粧品やグッズが多数登場している。このようなキャラクタートレンドもこの世代に浸透しているようだ。
「アイドル」部門では、「嵐」「Snow Man」「Number_i」「SixTONES」「なにわ男子」など、旧ジャニーズ事務所のタレントたちの人気が目立った結果となった。特に1位の「嵐」は、4月にメンバー5人が新会社を設立したことも大きな話題となり、前回1位の「BTS」を抜いてトップに立った。とはいえ、「BTS」「SEVENTEEN」「Stray Kids」と韓国アイドルも引き続き根強い人気となっている。
「俳優・ミュージシャン」では特にミュージシャンの「藤井風」を推す人が多い。YouTube、音声メディアで彼の音楽を聴いている人も多い。アニメやドラマ、映画の主題歌を数多く手がける「Mrs. GREEN APPLE」も、この世代に支持されているようだ。
■50代前後の女性の食事中の飲酒に関して
今回、新たに、世の中で注目されている食中酒に関して50代前後の女性たちにアンケート調査を行った。50代前後の女性たちに普段の食事(*1)の際に、食事と一緒にお酒を飲むか聞いたところ、4割弱が飲める状況であれば飲む、毎食ではないがたまに飲むと答えている。
*1 平日であれば主に夕食、休日は朝昼晩でお酒を飲める食事を想定。
食事中に飲むお酒の種類については、1位ビール・発泡酒、2位ワイン、3位日本酒、4位サワー・酎ハイ、5位ハイボールと続いた。1位ビール・発泡酒は全体的な傾向と一致している。注目すべきは2位と3位のワインと日本酒で、同世代の男性層よりもワイン、日本酒を好む傾向が見られた。世代的にワイン、日本酒などになじみがある傾向や、炭酸系飲料が苦手など、この世代ならでは特徴があるのかもしれない。
【まとめ】
・50代前後の女性のトレンド“流行り”の感覚に関しては、スイーツに関しては、今回も一般的なトレンドとの大きな差は見られなかった。逆に若年層のトレンドであるかき氷やグミ・キャンディーなどが定着しているものも特徴的。
またスイーツ、グルメともに韓国トレンドが常にランキングに入っており、韓国スイーツ・グルメからのトレンド発信がこの層にも浸透している。
・ 「推し」に関しては、今回も「推し」がいると答えた人は66%と前回よりも更に増加。
ここでも韓国で注目された「ミッフィー」などのキャラクターを推す傾向が見られる。アイドルに関しては、旧ジャニーズ事務所のタレントたちの人気が目立った結果となったのが特徴的である。
・日常生活の中では、今注目されている食事中のお酒の習慣もこの世代に広まりつつある。ビール、発泡酒、サワー、ハイボールなど一般的に人気のあるアルコールが上位にランクインしている。特筆すべきは、ワインや日本酒を好む人が多いという点だ。これは、20代、30代のバブル期にお酒を親しむ機会が多かったという時代背景の影響もあると考えられる。
*2 日本女性の世代別人口比率
■50代前後の女性 属性特徴
50代前後の女性の7割近くが就労者で、50%前後が小学校高学年~社会人までのトレンドに敏感な世代の子供を持つ世代が多い。
■株式会社キャリア・マム
在宅ワークや起業など自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営( http://www.c-mam.co.jp/ )。会員数は現在11万人。育児や介護といったライフステージの変化に関わらず、キャリアを継続できるよう時間や場所に柔軟な働き方を推進しています。大量のタスク業務(入力やコール等)の代行を行うBPO事業や、ライティングやデザインといったクリエイティブ業務などで、女性たちの活躍する機会を創出。現在では自治体や官公庁より在宅ワーク就業支援や教育訓練に関する事業や創業支援事業などを受託運営し、多くの女性たちの再就業を支援しています。またプロの消費者である主婦たちのリアルな声を集めた、アンケート結果も公開中( https://www.c-mam.co.jp/shufu-labo/research/ )
■株式会社アットテーブル
株式会社アットテーブルは食のトレンドや市場、生活者の行動・意識調査、食卓データなど、独自の「食マーケティング」を基盤に、スーパーマーケット様や食品メーカー様の課題 解決のサポートをしております。その中で小売業様、食品メーカー様の商品開発、プロモーション等の方向性を導くため、全国の主婦5,000人の生活実態やマインドを毎月調査。主婦の“今”や“リアル”を調査分析しております。この度、人口統計で50才以上の女性の人口が全女性人口の半数以上になった事を受け、今後の市場をリーディングするであろう新しい購買層として50代前後の女性に注目。50代前後の女性の流行に関する意識調査を行いました。
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