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画期的な滑舌改善法を歯科医師が提唱!

~0.4mm 歯を削ることで“滑舌”が良くなる~

医療法人社団健幸会 安藤歯科クリニック(所在地:東京都中野区)の理事長・院長 安藤 正之は、2024年6月19日の夕刻、千葉工業大学先進工学部未来ロボティクス学科で「滑舌に影響を及ぼす歯と舌のストレス」についての講演をおこないました。

安藤歯科医師講演

安藤歯科医師は、2007年声の分析の専門家である大川茂樹教授(千葉工業大学副学長、日本音響学会の理事)とともに「歯と音声の研究会」を立ち上げ、それ以降15年以上180人分の音声データの研究をおこない、日本音響学会でも9回の発表を重ねてきました。歯と音声(滑舌)の関連を研究している論文は世界でもほとんどが入れ歯や、歯科矯正のもので、歯並びに外観上問題が無い方(プロの方)でも、わずか0・4mm歯の形を変えるだけで、滑舌を改善するメソッドは、今までの論文でも例がありません。講演を依頼したのは、千葉工業大学副学長で、日本音響学会の理事でもある大川茂樹教授。

大川教授 フォルマント解説

ことの発端は、安藤歯科医師に寄せられた、患者さんからのコメント。安藤歯科医師は、30年間「咬み合わせと首のこり・肩こり」の関連を研究および治療をおこなってきたが、歌手や俳優、声優、アナウンサーなどの患者さんから思いがけず「声が良くなった」「滑舌が良くなった」などの感想が寄せられました。その数が無視できないくらいの数だったため、新たに「声と音声の関係」の研究を始めることになりましたが、それにはパートナーとなってくれる音声分析の専門家の存在が不可欠です。まずは日本音響学会に「歯と声の関連を調べる共同研究者」の有無を問い合わせたところ大川茂樹教授が名乗り出たというわけです。

それから15年以上にわたって二人は研究を続け、ある時は東京藝術大学の声楽科の教授ともチームを組み、声楽科の学生さんで治療前と治療後の声紋分析と前と治療後の、サウンドスペクトログラム(声紋)分析とフォルマント分析という手法という手法で、治療前と後で声のどこが変わったかなどの検証を積み重ねてきました。

声を周波数成分ごとに分解して表示したサウンドスペクトログラム(声紋)を見ると 、母音の特徴を表すフォルマント周波数を読み取る

わずか0.4mm 歯の形を変えるだけで滑舌が良くなる!!

今までも、歯と音声の研究はあるにはあったのだが、それは入れ歯を入れる前と後の分析や、または矯正をする前とする後の分析という、口の中の大きな変化に対応するものでした。しかし、今回の研究は、歯の形を0.4mm程度、ほんの少し変えるだけで、特に声のプロには絶大な効果があります。安藤歯科医師「声のプロは腹式呼吸もできていますし、滑舌の練習もおこなっています。歌手は発生の練習もされています。なので、残る原因は「歯」というケースが多いのです。つまり、プロには特に効果が出やすいと言えるでしょう。」ちなみに、セリフ回しで、昔できたことが年とともにできなくなった、というのは、筋肉の衰えよりも「歯」が原因のケースが圧倒的に多いという。

安藤歯科医師「舌は歯の刺激が嫌なのです。なので、歯の尖ったところから逃げようとする。それが滑舌の悪さにつながります。」


長年研究チームのパートナーである大川茂樹教授もこう述べる

「安藤先生との15年の研究を通して、歯がどれほど声に影響を与えているか、実際の患者さんのデータから明確な滑舌の変化を音声データで確認することができました。」


今後は日本語だけでなく、英語等多くの他言語に関しても検証を行い、メソッドの有効性を探求したいので、滑舌を気にする海外の方々へもアプローチしていきたいと意気込みを訴えました。

安藤歯科医師の著書

※安藤歯科医師の千葉工業大学での講演の動画はこちらYouTube動画

https://www.youtube.com/watch?v=-NCzaoWultU

※実際の音声の治療前と治療後の変化の分析のYouTube動画はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=cVSdcNIKitQ


※安藤歯科医師と大川茂樹教授の日本音響学会の発表論文はこちら

(当時は安藤正遵と表記)

1. 安藤正遵、千崎一義、上野香代子、大川茂樹

咬み合わせ治療の発声への影響

日本音響学会秋季研究発表会、3-P-9、pp.383-384、日大郡山(2009/9/17)


2. 上野香代子、安藤正遵、千崎一義、岸祥太郎、藤井敦啓、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善における音声の分析

日本音響学会秋季研究発表会、3-P-10、pp.385-386、日大郡山(2009/9/17)


3. 安藤正遵、千崎一義、上野香代子、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善

電子情報通信学会音声研究会、SP2009-65、pp.19-24、静岡大(2009/11/26)


4. 安藤正遵、千崎一義、行川史将,大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善 ~そのメカニズムと歌声への応用~

日本音響学会秋季研究発表会、3-Q-29、島根大(2011/9/22)


5. 行川史将、安藤正遵、千崎一義、中西啓太、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善における音声の静的・動的特徴量の分析

日本音響学会秋季研究発表会、3-Q-30、島根大(2011/9/22)


6. 中西啓太、岩井修平、安藤正遵、千崎一義、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善における自由発話音声の分析

日本音響学会秋季研究発表会、3-P-16、豊橋技科大(2013/9/27)


7. 大塚拓弥、岩井修平、中西啓太、安藤正遵、千崎一義、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善における歌声の変化の分析

情報処理学会第76回全国大会、5R-9、東京電機大(2014/3/13)


8. 岩井修平、中西啓太、安藤正遵、千崎一義、大川茂樹

咬み合わせ治療による発声改善における自由発話音声の分析(第二報)

日本音響学会秋季研究発表会、1-R-35、北海学園大(2014/9/3)


9. 古宮大輝、上原正志、大川茂樹、安藤正遵

咬み合わせ治療による発声改善における影響の事前予測

日本音響学会秋季研究発表会、2-Q-22、大分大(2018/9/13)

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