既存物件のデータ管理を革新させる配管データとBIMシステム連携 「配管くんシリーズ」図面も配管位置も一括管理で効率化を目指す
2024.07.16 11:00
株式会社弘栄ドリームワークス(山形県山形市、代表取締役会長:船橋 吾一)は、立命館大学の協力のもと自社で研究・開発を行っている配管内点検ロボット「配管くんシリーズ」の継続的アップデートを実施しています。その一環として、「配管くんシリーズ」とBIMシステムを連携する機能の開発を進めております。この機能が導入されれば、建物の配管データを効率的に管理・活用できる環境が整い、現場作業の効率化と品質向上を実現することができます。まもなくの完成を予定しており、正式なリリースは2024年8月を予定しています。
■既存物件のデータ管理を革新する新しい機能登場
配管くんは配管内を自走し、映像や位置、サイズなどのデータを取得するロボットです。高性能カメラやジャイロセンサーを搭載し、配管内をカメラで撮影しながら走行経路をマッピングすることで、配管の位置や老朽化を見える化しています。一方、BIMは3次元の建物データとその属性情報を一元管理するデジタルソリューションで、設計から施工、維持管理までのあらゆる工程で活用されています。今回の開発では、配管くんで取得したデータとBIMシステムで作成された3次元CADデータを連携させ、既存物件において既存のCADデータと配管くんで取得した実際の配管データを重ね合わせることが可能になり、設備の図面データを整備しやすくなることが期待されます。
今回の開発はBIMシステムで作成したデータを配管くんのシステムに取り込む機能をサポート
■BIM連携をすることでの変化
現在の課題と開発後の効果
【現在の配管くんのマッピングデータ】
現在は配管ルートと映像のみのデータになっている
現在の配管くんのマッピングデータ
【BIMデータと連携したときのデータ】
BIMのデータを取り込み、配管くんで取得した位置データと映像データを重ね合わせて表示することが可能になる
BIMデータと連携したときのデータ
【底から見たイメージ図】
底から見たイメージ図
■現場でとことん使えるロボット“配管くん”への進化
建設工事ではBIMシステムの活用がスタンダードになるため、既存のCADデータと配管くんのマッピングデータを連携させることにより、新しい建設工事にもキャッチアップできることが期待されます。また、これらのデータを重ね合わせることで設備の図面データが整備しやすくなり、特に改修工事においては有用な情報を提供することが可能になります。今後も更なる作業効率化を目指し、配管くんで作成した配管データをBIMシステムに落とし込む機能をサポートする予定となっております。当社はお客様に今まで以上に高品質なサービスを提供し、配管メンテナンスの新たな基準を確立していきます。
「配管くんシリーズ」
・パイプ探査ロボット「配管くん」I型
https://koeidreamworks.jp/service/robot/
・パイプ探査ロボット「配管くん」II型Aタイプ
https://koeidreamworks.jp/service/robot-two/
・パイプ探査ロボット「配管くん」II型Bタイプ
https://koeidreamworks.jp/service/robot-two-b/
・パイプ探査ロボット「配管くん」III型
https://koeidreamworks.jp/service/robot-three/
【会社概要】
会社名 : 株式会社弘栄ドリームワークス
所在地 : 〒990-2221 山形県山形市風間地蔵山下2068
代表者 : 代表取締役会長 船橋 吾一
設立 : 2019年11月27日
資本金 : 1億5,265万5,000円(2022年5月31日現在)
事業内容: 建設業プラットフォーム「何とかしたいを何とかします!」の運営
パイプ探査ロボット「配管くん」の開発と販売
AI漏水検知システム「音とりくん」の開発と販売
省エネルギーに関するコンサルティング業務
リース、レンタル業 他
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