増え続ける害獣問題、放置された里山が原因に 荒れた里山を整備区画整理して貸し出す「山のサブスク」が好評 8月4日に体験イベントを開催
2024.07.30 15:30
屋外作業での安全快適用品を企画販売する株式会社壱岐産業(所在地:宮城県仙台市、代表取締役:長谷川 嘉宏)では、放置された里山で起こる獣害や竹林などの問題解決、失われつつある日本の里山の景観を守るため、荒れた里山を入手して整備や区画整理を行い、年間レンタルスペースとして貸し出す山のサブスクサービス『オレの山』を始めました。2024年8月4日に体験イベントを開催します。
オレの山デイキャンプ風景
【獣害解決に里山の整備が急務】
獣害が深刻です。人里にクマやイノシシ、シカなどの野生動物が頻繁に現れるようになりました。その原因として農村地域の高齢化や過疎化があげられます。耕作放棄地や放置された里山が増える一方で狩猟者は減り、野生動物の住みかと人間の居住地との境界があやふやになっています。野生動物たちと共生していくため、さらには美しい日本の里山の原風景を守るためにも里山の整備が急務となっています。
【山のサブスクで里山を利活用しながら守る】
山での安全快適用品を企画販売する壱岐産業の山のサブスク『オレの山』が好評です。『オレの山』は荒れた里山を整備・区画整理も行い、年間レンタルスペースとして貸し出すサービスです。現在全区画が埋まっており、これから募集する区画にはすでにお問い合わせが入っています。
このサービスは、放置された里山で起こる問題の解決や、失われつつある日本の原風景である美しい里山の景観を取り戻したいという想いから始まりました。地元の子どもたちにも積極的に自然と触れ合う機会を創出して、自然環境への関心を高めていきたいという願いもあります。
2020年に社長が自ら山を購入し最初は一人で活動を開始。下草刈り、間伐の実施、砂利の運搬、トイレの設置、区画の整備など、木こりの友人の力も借りながらの手探りの作業でした。毎週のように山に入ることで、四季の移ろいの美しさや自然の豊かさに触れ、事業の意義を改めて認識しました。
【一人で、家族や仲間で、過ごし方はそれぞれ】
3年がかりで作業を進め、2023年4月から1箇所目のレンタルスペース『オレの山・築館』をスタート。敷地面積3,300坪を3つに分け、1区画約500坪を貸し出しました。レンタル料金は一区画年間で60,000円。春には木々の芽吹きや山菜採り、秋には栗拾いや植菌したシイタケやクリタケなどの収穫、冬にはバードウォッチング。予約なしでいつでも好きな時に好きなだけ使えるプライベートキャンプ場です。一人だけの時間を過ごしたり、家族や仲間などとの語らいや共同作業で一緒に汗を流して楽しむこともできます。
利用者からは「休日は息子と2人で過ごしています。じっくりと語り合えるかけがえのない時間です。」「仲間10人で共同レンタルして、家族を連れてワイルドキャンプやBBQを楽しんでいます。それまでは居酒屋での飲み会ばかりでしたが、健康的でコスパも良くてみんな気に入っています。」などの感想をいただいています。
社長のコメント「近年のアーバンベアの出没問題に大きな関心があり、里山が放置され奥山と里山の境界があいまいになっていることに問題意識が芽生えました。野生動物との共存と、日本の原風景である里山の美観を守るためにも、里山を整備し区画整理してレンタルするこの山のサブスク事業をさらに進めていきたいと思います。」
8月4日に『オレの山』の内覧会と、作業を安全に楽しむための下草刈り機・チェンソー体験会とBBQを開催します。
《丸ごとオレの山体験 イベント開催要綱》
開催日時:2024年8月4日(日)9:00~15:00
開催場所:オレの山・一迫(東北自動車道・築館インターより車で15分)
集合場所=8:30東北道築館インター近くのセブン‐イレブン築館インター店駐車場
直接現地に向かう場合=オレの山・一迫(宮城県栗原市一迫北沢袖ヶ沢26番1)
開催内容:杉の皮むき間伐体験、チェンソー・下草刈り機体験会、
BBQランチ、キノコ原木設置体験、
火打石で火起こし体験、薪割り体験、ハンモック体験など
参加費用:一人2,500円(飲み物・食事・体験料・イベント保険含む/同伴の未成年無料)
杉の皮むき間伐体験
【会社概要】
会社名 : 株式会社壱岐産業(代表取締役・長谷川 嘉宏)
本社 : 〒981-8006 宮城県仙台市泉区黒松2-16-12
事業内容: 屋外作業安全快適用品企画販売