日本自動車道とNTT Com、スカイテラス伊吹山で衛星ブロードバンドサービスStarlinkを使ったWi-Fi環境を整備
~日本百名山に訪れる観光客の利便性を向上~
日本自動車道株式会社※1(以下 日本自動車道)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、伊吹山ドライブウェイの山頂駐車場施設に、高速・低遅延な衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」※2を使ったWi-Fi環境を整備しました。
モバイル回線の利用しづらい山間部においてインターネット環境を提供することで、「スカイテラス伊吹山」に訪れる観光客の利便性向上に貢献します。
「スカイテラス伊吹山」
1.背景
日本自動車道が運営する伊吹山ドライブウェイは日本百名山のひとつである伊吹山のふもとから山頂駐車場を結ぶ自動車専用道路で、琵琶湖や濃尾平野を望む絶景を堪能しながらドライブを楽しむことができます。伊吹山ドライブウェイの山頂駐車場施設「スカイテラス伊吹山」はハイキングやドライブ、星空観望会などを楽しむことができ、年間20万人以上の観光客が訪れる観光スポットとなっています。
これまで、「スカイテラス伊吹山」では観光客が写真を撮って送ったり、SNSへ投稿したりとインターネットの利用ニーズが多くあるにも関わらず、モバイル回線の電波が届きにくいことに加え光回線の敷設も困難なため、インターネット環境を提供することができませんでした。
「Starlink Business」は低軌道衛星を活用した衛星ブロードバンドインターネットサービスで、山頂駐車場という衛星を補足しやすい環境において強みを活かせることから、「スカイテラス伊吹山」での提供を開始しました。
2.実施概要
「Starlink Business」を使ったインターネット回線をマルチホップWi-Fi「PicoCELA」※3でWi-Fiエリア化することで、モバイル回線が利用しづらい「スカイテラス伊吹山」の店内や山頂駐車場の一部でインターネット環境を提供します。
提供開始日:2024年8月から
利用料:無料(ドライブウェイの利用には別途通行料金が必要となります。)
提供エリア:スカイテラス伊吹山店内および山頂駐車場西側
Wi-Fi接続エリア
3.今後の展開
今後は駐車場全域へのW-Fiエリア拡大や、施設内の電子決済での利用をめざすことでインバウンドをはじめとした観光客に快適に過ごしていただけるような施設運営をめざします。
本リリースは、NTTグループ各社等が展開する宇宙ビジネスのブランド「NTT C89」の取り組みの1つです。
URL:https://group.ntt/jp/aerospace
「NTT C89」は、日本電信電話株式会社の商標登録を出願中です。
「NTT CONSTELLATION 89 PROJECT」の略称であり、社会へのソリューション提供を通じて宇宙関連事業の拡大および宇宙産業全体の発展に貢献していく取り組みです。
※1:日本自動車道は、建設コンサルタント大手の株式会社エイト日本技術開発(EJEC)の関連会社であり、EJECより道路施設の維持管理など技術的なサポートを受けています。
※2:「Starlink Business」は、低軌道衛星「Starlink」を活用した衛星ブロードバンドインターネットサービスです。株式会社NTTドコモが提供元であり、NTT Comが代理人として契約締結権限を授与され、包括的な業務受託にもとづき販売しています。
※3:「PicoCELA」は、PicoCELA株式会社が開発・提供するWi-Fiアクセスポイント製品です。PicoCELAの技術である減衰量を軽減するマルチホップ伝送を活かすことで、各アクセスポイント間のネットワーク接続の無線化により、LAN配線敷設コストと工事時間を極小化して容易なWi-Fiエリアの構築が可能です。
【関連リンク】
伊吹山ドライブウェイ公式HP:青空へ駆け上がる道|伊吹山ドライブウェイ (ibukiyama-driveway.jp)
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