取手市、生成AIを用いた議会答弁書作成支援システムを導入! ~業務の効率化に向けた新しい取り組み~
取手市は株式会社アドバンスト・メディアとの「音声テック関連技術連携協定」に基づき、AI音声認識や生成AIといったAI技術の活用による業務効率化や窓口対応の向上に取り組んでいます。
この度、生成AIを用いた新たな支援ツールとして、議会答弁書案作成のサポートに特化した「AI議会答弁書作成支援システム」を令和6年8月20日(火曜日)より試験導入し、さらなる業務の効率化を図ることになりました。
【システム導入の目的】
・議会対応業務の効率化
・より高度な情報収集
・より質の高い議論展開に向けた調査研究
→本システムの導入は、単なる業務の効率化といった目的ではなく、これまでのインターネット検索による調査研究以上の情報収集や、より質の高い議論展開に向け、先進技術の活用を図ります。
→生成AIによって生成された答弁書素案を参考に、市職員が有する経験や知識を加えて議会対応業務の向上を図ります。
【システムの主な特徴】
・想定問答の生成
・取手市議会議事録検索システムとの連動
・各種計画や資料の情報を反映した答弁書素案の生成
・他自治体の事例検索と要約情報を反映した答弁書素案の生成
・生成された答弁書素案のニュアンス変更機能「推進」「検討」
【職員向けのシステム操作説明会を実施】
議会答弁書作成支援システムの導入・運用に向けて市職員向けの操作説明会を令和6年8月19日(月曜日)に開催し、市職員103名が参加しました。
なお、本システムは9月2日(月曜日)開会予定の取手市議会第3回定例会の準備に向け、8月20日(火曜日)から全職員が利用できる環境を整備しました。
株式会社アドバンスト・メディア社員による議会答弁書作成支援システムの操作説明を受けた後、各テーブルに用意したパソコンからシステムを使い操作演習を行いました。
※「音声テック関連技術連携協定」とは
取手市議会をはじめ全国の自治体の議事録作成を独自の音声認識システム技術によってサポートしている株式会社アドバンスト・メディアと取手市・取手市議会は、2021年(令和3年)4月に「音声テック関連技術連携協定」を締結し、音声認識技術やAI、ICTの活用により市民福祉の向上に取り組んできました。さらに生成AI技術の発展などを踏まえ、協定内容を時代の変化に合わせたものに見直し、2024年(令和6年)4月から1年間新たに協定を締結しました。
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