都道府県別の発掘調査報告書総目録 全都道府県分の整理完了および公開について
奈良文化財研究所は、都道府県別の発掘調査報告書総目録を全国遺跡報告総覧にて公開しました。史上初めて、日本における発掘調査報告書類の総数が判明しました。インターネットにて誰でも閲覧可能です。
2024.09.02 16:00
(1)総目録の公開
都道府県別の発掘調査報告書総目録を全国遺跡報告総覧にて公開しました。
史上初めて、日本における発掘調査報告書類の総数が判明しました。
インターネットにて誰でも閲覧可能です。
日時:2024年8月26日(月)よりWEB公開
URL(全国遺跡報告総覧):https://sitereports.nabunken.go.jp/
※印刷物は、奈良文化財研究所図書資料室および国立国会図書館にて閲覧可能。
各県立図書館、県内大学図書館等には2024年度内に配布予定。
史上初めて、日本における発掘調査報告書類の総数が判明しました。
インターネットにて誰でも閲覧可能です。
日時:2024年8月26日(月)よりWEB公開
URL(全国遺跡報告総覧):https://sitereports.nabunken.go.jp/
※印刷物は、奈良文化財研究所図書資料室および国立国会図書館にて閲覧可能。
各県立図書館、県内大学図書館等には2024年度内に配布予定。
(2)概要
これまで戦前を含め発掘調査報告書の発行数は不明であり、十数万~二十万冊とも言われてきました。奈良文化財研究所(以下、奈文研)では、実数を確定するため、2016年度から全国の発掘調査報告書の総目録を作成してきました。2018年4月には兵庫県編を公開し、このたび全都道府県分の総目録が完成しました。
(3)作成方法
奈文研図書資料室、国立国会図書館、大学図書館や公共図書館等の書誌データを収集・突合し、暫定リストを作成しました。そのうえで、県教育委員会文化財課を通して県内市町村文化財専門職職員に暫定リストのチェックと加筆修正を依頼し、完成させました。ただし図書館に納本されていない等の事情によって総目録から漏れている可能性はあります。
(4)工夫した点(新規性)
・地方公共団体文化財専門職職員と協同で作成することで網羅性を高めました。
・地方公共団体発行の報告書に限らず、大学等の機関が発行した報告書も収録しました。
・大学図書館系の図書データベースであるCiNiiBooks と、国立国会図書館および公共図書館の図書データベースである国立国会図書館サーチに登録された書誌情報を同定しました。CiNiiBooks、国立国会図書館、奈文研図書システムの書誌ID、全国遺跡報告総覧のID をそれぞれ掲載しました。
・目録のEXCEL データも公開することで、データの再利用性を高めました。
・地方公共団体発行の報告書に限らず、大学等の機関が発行した報告書も収録しました。
・大学図書館系の図書データベースであるCiNiiBooks と、国立国会図書館および公共図書館の図書データベースである国立国会図書館サーチに登録された書誌情報を同定しました。CiNiiBooks、国立国会図書館、奈文研図書システムの書誌ID、全国遺跡報告総覧のID をそれぞれ掲載しました。
・目録のEXCEL データも公開することで、データの再利用性を高めました。
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