ROY株式会社、インドネシアの建築研修センターで 特定技能「自動車運送業」取得に向けた研修を開始 外国人ドライバーの育成・輩出を目指す
2024.09.10 11:15
ROY株式会社(本社:神奈川県川崎市高津区、代表取締役:大石 竜次)は、インドネシアのカラワンに設立した建築研修センターにおいて、技能実習生に対して実践的な建築研修を実施しています。この度、同センターでは特定技能「自動車運送業」の資格取得を目指す研修生向けに、自動車運転技術の研修を開始しました。本研修は、日本でバスやタクシーの運送業およびトラック運送業のドライバーとしてのキャリアを目指す研修生を対象に、運転技術と安全運行のスキルを向上させることを目的としています。また、運転免許をまだ取得していない研修生に対しても、免許取得を積極的にサポートします。これにより、日本とインドネシアの両国の交通業界における人手不足の解消に貢献することを目指しています。
自動車運転技術の研修の様子
■運送業の人手不足の現状・背景
近年、物流需要の上昇や「2024年問題」と呼ばれる法改正に伴い、運送業界ではドライバーの人手不足が深刻化しています。ドライバー不足の原因は、単に物流需要の増加や法改正だけでなく、労働環境の厳しさや若年層の入職率の低さ、ドライバーの高齢化など、さまざまな要因が複合的に絡んでいます。
厚生労働省の調査によれば、2023年度の全産業平均入職率は16.4%であるのに対し、運送業の入職率は10.1%と低く、業界の人手不足の深刻さが浮き彫りとなっています。
引用元:厚生労働省|令和5年雇用動向調査結果の概況( https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf )
■特定技能「自動車運送業」についての基礎知識
特定技能に新たに追加された「自動車運送業」は、2024年3月に正式に決定されました。これにより、トラックドライバーやバス・タクシードライバーとしての労働が想定されるこの業種には、外国人特定技能人材の受け入れが期待されています。
自動車運送業における特定技能人材の受け入れ見込みは、2029年までに最大で24,500人とされていますが、同年までに業界の人手不足は288,000人に達すると予測されており、特定技能人材の受け入れだけでは問題解決には至らない見込みです。
引用元:出入国在留管理庁|特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する基本方針( https://www.moj.go.jp/isa/content/001416434.pdf )
■特定技能「自動車運送業」資格取得のためのROY株式会社の取り組み
ROY株式会社では、インドネシアの建築研修センターを拠点に、特定技能「自動車運送業」取得を目指す研修プログラムを展開しています。このプログラムでは、現地の交通環境に即した実践的な運転技術の指導が行われ、安全運行の重要性について徹底的に教育を行っています。また、研修生はエンジントラブルやタイヤの不具合など、日常的に発生し得る車両トラブルへの対処法を学び、緊急時にも冷静に対応できるスキルを養います。
さらに、日本語能力の向上や異文化理解を深めるカリキュラムも取り入れ、日本での生活や職場環境にスムーズに適応できるようサポートしています。
ROY株式会社の代表取締役、大石 竜次は、「私たちは、単なる技術の習得だけでなく、受講生が日本でのキャリアを築き上げ、地域社会に貢献できるような人材を育成したいと考えています」と述べ、今回の研修プログラムに対する意欲を示しています。
自動車のエンジントラブルを想定した研修の模様
自動車のタイヤ交換を想定した研修の模様
【会社概要】
会社名 : ROY株式会社
代表取締役 : 大石 竜次
設立 : 2009年1月23日
資本金 : 9,000万円(グループ全体:1億9,000万円)
従業員数 : 社員数 320名
ホームページ : https://roy-g.com/
外国人技能実習生特設サイト: https://momo-roy.com/
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