飼い主がいない期間をゼロにして、ペットの保健所利用・殺処分を減らす 新しいスタイルのマッチングサイト『ハッピーカラープロジェクト』オープン
~飼い主や里親だけでなく、ペットショップと保険会社にもメリットを~
2013.11.22 12:30
年間20万頭弱の犬猫の殺処分数を減らすため、全国のペットショップ、動物保険会社が連携する里親のマッチングサイト『ハッピーカラープロジェクト』を、2013年11月22日にオープンいたしました。
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WEBページ : http://www.happycollar.jp
Facebookページ: http://www.facebook.com/happycollarproject
■背景
現在、里親募集のマッチングサイトは、サイトに登録されているペット情報に対し、個人対個人での問い合わせを行う必要がありました。交渉が成立した場合は、各自で取り決めをした場所での引き渡しという流れが主流のため、里親が決まるまでの期間が予想出来ず、何らかの事情により急を要する場合などは、やむを得ず保健所に預けるというケースが多く発生していました。
保健所への入所により「飼い主がいない(=ノーカラー)期間」を作ることは、元の飼い主にとって、「飼い主が見つからず、そのまま殺処分されてしまうのでは」という心理的不安を増長させる原因でした。
このような不安感をなくし、次の飼い主さんをすぐ見つけられる場所があるという安心感を提供することを目標に、ハッピーカラープロジェクトは始動しました。
■特長 - より不安の少ないお引き渡しを実現
ハッピーカラープロジェクトは、お引き渡しの際の指定場所としてペットショップ(※)を利用出来るサービスです。
※保険加入を伴わない場合には、ショップを引き渡し場所として指定することは出来ません。
【責任を持って飼っていただける飼い主を見つけられる】
「次の飼い主になる方がどのような方か確認したい」という方に向け、個人対個人で直接引き渡しをする方法は残しつつ、引き渡し場所を登録ペットショップに限定し、ペット保険に加入してもらえる飼い主限定で募集することが出来る方法をご用意しています。
従来の里親譲渡会のように、既に処置が終わっているワクチンや避妊手術費に対して支払う譲渡費用はかからず、浮いた費用を医療保険代とすることが可能なので、新しくペットを飼い始める里親にとってはメリットとなります。また、元の飼い主にとっては、今後の医療に対しての不安が取り除けるので、より安心して次の里親にペットを託すことが出来ます。
【お急ぎの場合でも安心な『ショップ預かりオプション』】
急な事情で飼えなくなってしまったが、里親が見つかっていないという場合や、飼えなくなってしまう期日が迫っているという場合は、登録ペットショップに1頭につき一律2万円を支払うことで、大切なペットを譲渡出来るシステムを導入しています。
一般の飼い主への譲渡、販売を約束することを条件にペットショップへの譲渡を行うため、従来のように、保健所へ入所させたが里親が見つからず、悲しい別れを引き起こしてしまうといった可能性がなくなります。
【個人情報はショップが管理】
飼い主様と里親希望者様は、サイト上でメッセージのやり取りを行います。保険付きショップ引き渡しの場合、メールアドレスや住所、電話番号等の個人情報に関してはペットショップが管理しますので、飼い主同士は個人情報の交換をする必要がなく、安心です。
■サービスに関わる全ての方にメリットを
ハッピーカラープロジェクトは、里親を探している方、里親希望の方はもちろん、ペットショップ、ペット保険会社の全てがメリットを受けるシステムです。
【ペットショップにとってのメリット】
登録ペットショップは、登録されたペット情報の中から、預かりたいペットに対してのみアプローチが可能です。また、預かったペットを無償、あるいは有償にて販売することが出来るため、ペットの命を守るだけでなく、社会貢献活動やペット業界全体の社会的地位の向上はもちろん、収益の上でもプラスになります。
【ペット保険会社にとってのメリット】
ペット保険会社にとっても、新規加入の大半を占めていた、ペットショップでの子犬販売時の加入機会の他、それまで加入していなかったペットに対する新規顧客の増加が見込めるため、ペットショップを舞台に広げられている顧客の取り合い競争とは別に、新たな分野での保険加入等数の純増を見込む事が可能です。
ハッピーカラープロジェクトは、ペット里親募集サイトが乱立している為に情報がバラバラになっている現状を変え、里親募集情報をすべて集約することを目標としています。先進国であるにも関わらず、ペット事情においては後進国と言われている日本を変えるため、世界に発信する、新たな殺処分に対する取り組みとして邁進いたします。