障害者の芸術活動をビジネスに、自立に繋げる取り組みが活発 中大江公園で子どもから大人まで 参加型アートフェスタ10月26日開催
2024.10.16 10:00
障害者総合支援法に基づく福祉事業を行う株式会社絆ホールディングス(所在地:大阪市中央区、代表取締役:吉田 昭元)は、障害者がアートを通して自身の生き方や想いを伝えるアート展を行っています。2024年10月26日(土)に、地域の子供たちから大人まで参加できる「ユニバーサルアートフェスタ」を大阪市中央区の中大江公園にて開催することをお知らせします。また、10月23日(水)~10月27日(日)には、アトリエ中大江公園前にて『第4回「アトリエ×コレクション」~障がい者アート秋の祭典~』を行います。
アトリエで作品づくりを行っている作家さんたち
【自由な発想が魅力の障害者アートが人気に】
障害者の才能から生まれる芸術作品をビジネスに活用し、障害者の利益につなげようとする動きが広がっています。障害者アートは固定概念にとらわれず、自由で純粋な発想が表現されます。色や形も枠を超え勢いがあり、スタイリッシュだったりポップだったりするデザインも魅力的です。企業などから絵の依頼がある人気アーティストも増えています。
アートで障害者の収入向上を目指す取り組みは全国各地で進んでおり、社会参加にもつながると期待が高まっています。2018年の障害者文化芸術推進法施行によって公的な支援が進んだほか、国連のSDGs(持続可能な開発目標)が社会に浸透しつつあることなども背景にあります。しかし、経済的に自立できる障害者の作家はまだごく少数です。作家がうまく表現できるように、環境を整える支援活動が求められています。
【アーティストの成長も応援したい】
株式会社絆ホールディングスでは発達障害、精神障害など90名のアーティストが集まる「アトリエ中大江公園前」を運営しています。アーティストたちから生まれる作品を世の中に流通させたいという思いで設立しました。発達障害、精神障害など障害を持った20代から60代アーティストが日々作品づくりを行っています。
2024年2月には「障害者アート展覧会」を開催、来場者数は300名でした。4月開催した2回目の展示会では500名、3回目も500名来場していただき大盛況でした。展示会では作品の販売会を同時開催し、1回目12点、2回目11点、3回目15点を販売することができました。
来場者の声「福祉のために作品を買うというレベルではありません。プロの芸術作品と遜色のなく、どの作品にも創造性があふれていて驚きました。」「作品が完成する過程を支えている支援者さんの思いも伝わり、目頭が熱くなりました。創作者の成長を見ていきたいと思う作品もありました。」
作家 上中さんのライブペイント
展示会の様子
【障害者の社会参加への架け橋へ】
出展者の声「一回目の時、自分の作品がすぐに売れて驚きました。嬉しいより恥ずかしい気持ちが一番、けれど観てもらえるのが嬉しいです。」「自分を指名してオーダーをいただいたのはとても嬉しいです。自分の絵が地域のどこかに飾られるようになって社会と繋がっていきたいです。」
担当者からのメッセージ「才能の発見と、その才能を伸ばすお手伝い。同じ志の仲間同士で高め合う、目標意識を持つきっかけの場作りをしています。障害者の才能から生まれる芸術作品をもっと知ってもらい、障害者の社会参加や自立への架け橋にしていきたいです」
《開催概要》
タイトル :ユニバーサルアートフェスタ
開催日 :10月26日(土)※予備日27日(日) 27日も雨の場合は中止
時間 :11時~17時
開催場所 :中大江公園(大阪府大阪市中央区糸屋町2丁目2)
コンセプト :ひらけた公園は誰もが立ち寄ることができる場所であり、
障害者も子どもも大人も、
アートを用いて楽しく交流できる場所にする。
当日の取り組み:絵画展示、ライブペイント、体験型アートピースなど
料金 :入場無料
タイトル :第4回「アトリエ×コレクション」~障がい者アート秋の祭典~
開催期間 :10月23日(水)から10月27日(日)まで
時間 :10時~16時
開催場所 :アトリエ中大江公園前
(大阪府大阪市中央区南新町2丁目4-3 大平ビル1F)
料金 :入場無料
【会社概要】
会社名 : 株式会社絆ホールディングス(代表取締役 吉田 昭元)
本社 : 〒540-0026 大阪府大阪市中央区内本町1丁目2-8 TSKビル 8F
事業内容 : 障害者総合支援法に基づく就労支援・相談支援事業