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東京豊洲の鮮魚仲卸業者・輸出業者ならびにフィンランドの食材卸会社の株式取得に関するお知らせ

~海外日本食材卸ネットワークの強化~

 当社の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(以下、宝酒造インターナショナル社)では、2024年9月25日開催の取締役会において、①米国で日本食材卸事業を行うMutual Trading Co., Inc.(以下、ミューチャルトレーディング社)による株式会社築地太田(以下、築地太田)およびオータフーズマーケット株式会社(以下、オータフーズマーケット社)の発行済株式の100%取得、②英国で日本食材卸事業を行うTazaki Foods Ltd.(以下、タザキフーズ社)の100%親会社であるT.Tazaki&Company Ltd.(以下、T.タザキ社)によるAgrica Ab(以下、アグリカ社)の発行済株式の100%取得を決議し、株式取得を完了しましたので、お知らせいたします。

 当社グループは、2025年(2026年3月期)を節目とした6カ年の長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th(以下、TGC100)」の実現に向けた取り組みを進めており、Vision(ありたい姿)として「Smiles in Life ~笑顔は人生の宝~」を掲げております。TGC100の総仕上げに向けて策定した「宝グループ中期経営計画2025」では、「成長・強化領域※への投資を加速させ、企業価値を高める3年間」を経営方針としており、宝酒造インターナショナルグループでは、北米、欧州での日本食材卸の拠点拡大を推進しています。

① 築地太田、オータフーズマーケット社株式の取得
 築地太田は、東京都豊洲市場内の鮮魚仲卸業者であり、オータフーズマーケット社は築地太田の輸出業務を担っており、ジャパンブランドの高品質な鮮魚を米国やアジアを中心に輸出しています。2社を連結子会社とすることで、今後も成長性が高い鮮魚の安定的な調達ルートを確保し、ミューチャルトレーディング社の販売ネットワークを活用することで、日本産の高品質な鮮魚を全米に展開していきます。また、将来的に宝酒造インターナショナルグループの販売網を活用し、欧州、豪州への輸出を拡大していきます。

② アグリカ社株式の取得
 アグリカ社は、フィンランドのヘルシンキ近郊のポルヴォー市に本拠を置き、食品卸売業を展開しています。同社を連結子会社とすることで、フィンランドにおける日本食材および酒類の売上拡大にとどまらず、北欧全域を視野に入れた市場の開拓を本格化させていきます。

 近年の健康志向の高まりなどによる世界での日本食市場の広がりを背景に、日本食は世界から注目を集めています。当社グループは、世界での日本食材卸ネットワークの構築と和酒のさらなる販売強化による事業拡大を積極的に進め、企業価値の向上を図るとともに、和酒および日本食文化を世界に広めてまいります。

※ 成長・強化領域                                         
宝酒造:安全・安心な生産体制の強化、ヒット商品の開発・育成、重点ブランド育成
宝酒造インターナショナルグループ:北米、欧州での食材卸拠点拡大、和酒の拡大
タカラバイオグループ:試薬・機器事業の拡大、CDMO事業の拡充、創薬基盤技術の価値最大化
各社の概要については以下のPDFをご覧ください。
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