ユニ・チャーム、「女性の不調に関する調査」を実施 ~約8割の女性が“なんとなく不調”を経験。 ホルモンと体調の関係を知ることが重要~
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)は、ホルモンと体調の関係を把握する生理管理アプリ『ソフィBe』の公開に合わせて、女性724人を対象に「女性の不調に関する調査」を実施しました。その結果、約8割の女性が“なんとなく不調”を理由とした悩みをかかえていることがわかりましたので、その一部をお知らせします。
■調査結果のまとめ
(1) 不調の頻度と影響
・女性の4人に1人が半月以上、不調を感じている。
・女性の不調は多岐にわたり、約8割の人が悩みを抱えている。
・約9割の女性が、不調によりパフォーマンスの低下を経験している。
(2) 不調の要因理解の不足
・女性の約7割以上が不調の要因を十分に理解していない。
・不定期な不調を経験した女性は、約8割にのぼる。
(3) 不調対策の課題
・不調の対策ができていない女性が大半を占めている。
・不調の対策をしない理由として最も多いのは、「どうすればいいのかわからない(49.7%)」。
次いで「いつ不調が起きるかわからない(37.4%)」「不調が起きることは仕方がない、諦めている(33.8%)」と、不調の対策を諦めている女性が一定数存在する。
■調査の概要
調査名 :「女性の不調に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査対象:不調を感じたことのある15~49歳の女性724人
調査期間:2024年8月
■調査結果のまとめ
(1) 不調の頻度と影響
Q. 1ヵ月間(1生理周期)のうち、不調を感じる時期はいつですか。
1ヵ月間(1生理周期)のうち、不調を感じる時期を7日ごとに区切って調査したところ、4人に1人の女性が2週間以上不調を感じており、半月以上は不調を感じていることがわかりました。
Q. 普段の生活の中で感じる不調について、どの程度悩んでいますか。
生理痛やPMSなど、女性特有の不調を理由に悩む方は多数いらっしゃいます。また、症状別に悩みの度合いを調査したところ、そのほとんどにおいて、悩みを抱えている人が8割を超えていることが確認できました。特に「小さいことでイライラする」といった症状に悩まれている人は88.5%、「急に気分が落ち込む・気分の浮き沈みが激しい」では89.4%、「疲れやすい・だるい」という症状に悩む方は88.8%もいらっしゃいます。
Q. 普段生活して感じる不調の中で、一番気になる不調の症状が現れた時、どの程度自分の思い通りに行動できている、または普段通りのパフォーマンスを発揮できていますか。100%を自分の思い通りにできている状態とした場合でお答えください。
約9割の女性が「普段よりもパフォーマンスが低下する」と回答しました。
(2) 不調の要因理解の不足
Q. 普段生活している中で感じる不調の要因を知っていますか。
普段感じている不調や症状の要因について、「まったくわからない」が32.6%、「なんとなく思い当たるが、よくわからない」が40.7%と、多くの女性がその要因を把握していないことが判明しました。
Q. 普段生活している中で感じる不調は、毎月同じタイミングで定期的に起こっていますか。
不調は毎月同じタイミングで定期的に起こっているかを尋ねたところ、「毎月同じタイミングで定期的にあるものと不定期に起こるものの両方がある」と答えた女性が33.8%、「不定期に起こっている」と答えた女性が46.1%という結果となり、約80%の女性が不定期的な不調を経験していることがわかりました。
(3) 不調対策の課題
Q. 普段生活している中で感じる不調について事前に対策ができていますか。
普段の生活の中で感じている不調に対して、約8割の女性は事前対策ができていないと回答しました。
Q. 普段生活している中で感じる不調について事後に対策ができていますか。
また、症状が現れてからの対策についても、約6割の女性が対策できていないと回答し、不調の改善に向き合えていないことがわかりました。
Q. 普段生活している中で感じる不調に対して、事前に対策を行っていない理由として、あてはまるものをすべてお選びください。
事前の対策を行わない理由として、「どう対策すればよいかわからない」が49.7%と最も多く、次いで「いつ不調が起きるかわからない」が37.4%、「不調が起きるのは仕方がない(諦めている)」が33.8%という結果となりました。
■女性の不調との向き合い方について
上記の調査結果から、約8割の女性が不定期な不調をなんとなく感じている一方、その多くが原因を十分に理解できていないことがわかりました。また、不調について対策ができていない女性は約8割に達し、その主な理由として「対策方法がわからない」「いつ不調が起こるかわからない」「諦めている」などが挙げられるなど、不調と向き合う難しさが伺えます。
身体の不調について悩む女性が多いにもかかわらず解決策がわからないまま過ごしていることに対し、産婦人科医の高尾美穂先生からは、「自分の体調の『ゆらぎ』について日常的に考える習慣を持つことが重要」とのアドバイスをいただいています。
■産婦人科医・高尾 美穂先生からのコメント
<女性の“なんとなく不調”による『ゆらぎ』の要因は様々>
女性の身体は、様々な要因によって体調が『ゆらぎ』ます。生理前後のように原因がはっきりしている不調もあれば、日常生活の中で「身体がだるい」「些細なことでイライラする」「突然気分が落ち込む」といった不定期的に襲ってくる不調に頭を抱えている女性が多いのではないでしょうか。
女性の不調は、ホルモンの乱れはもちろん、日々の生活習慣や、気圧の変動など、様々な要因が絡み合って起こるものです。
<なぜだろう?と理由を探してみる。まずは、普段から考えてみる習慣を>
日々向き合う自分の身体なのに、生理だから仕方ない、生理前だから仕方ない、といった「思考停止状態」の人が少なくありません。調査結果にもあるように、不調に対する対策をしていない人、さらには、我慢するしかないと諦めている人も多いのが現状です。不調があってもなくても、日々起きている自分自身の変化を“知る”こと。あらかじめ自分の体調を普段から把握しておくことがとても重要です。体重や体脂肪などわかりやすい数値には興味を持つけれど、この心身の『ゆらぎ』に対し、そこまで目を向けられていませんでした。では、不調とどう向き合っていくか。いきなり難しいことをしようというわけではありません。不調の原因は何だろう?と考える習慣を持つことから始めてみてほしいと思います。「昨日の夜はよく眠れなかったからかな」のような、自分に対する問いかけで良いのです。日々の調子を把握し、そのよさ、イマイチさの理由を探してみることから始めてみてください。
高尾美穂先生
産婦人科医・医学博士・産業医。
女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。
働く女性の産業医として内閣府男女共同参画局・人事局などで職員研修を担当。
長年ヨガを愛好し、多くのヨガインストラクターを指導。
YouTube「高尾美穂からのリアルボイス」では毎日、女性のお悩みに答え、楽に生きられる考え方を配信している。
■生理管理アプリ『ソフィBe』でホルモンと体調の関係を把握して不調を事前に対処
当社が提供する生理管理アプリ『ソフィBe』は、生理周期だけでなく、ホルモンの波をグラフで可視化し、体調との関係性が一目でわかります。女性一人ひとりが自身のホルモンの波をうまく乗りこなし、自分らしく活躍できるよう、ユニ・チャーム『ソフィ』はサポートしていきます。なお、これまではiPhone版のみの提供でしたが、2024年9月26日よりAndroid版の提供を開始しました。
当社は、コーポレート・ブランド・エッセンスに「Love Your Possibilities」を掲げており、生理をはじめとする不調を理由に、自分らしい生活を制限している女性たちに向けて、自己効力感(自分の能力を信じる気持ち)を高められる商品やサービスを提供しています。これらのサービスを通じて、女性一人ひとりが心身の管理を行い、健康と生活の質を向上することを応援します。
■「ソフィBe」アプリの機能概要
(1) ホルモンと体調の関係がグラフで可視化されて分かりやすい
- 生理日を記録するだけで、ホルモンの変化と体調、気分などの関係を「ホルモングラフ」として可視化します。
- グラフを見ることで、好調・不調の原因に気付くきっかけが得られ、効果的なケアを行うことが可能です。
(2) 生成AIを活用した独自のチャット機能を搭載
- 生成AIが心とカラダに関する疑問に答えます。AIとの対話により、気軽に相談ができ、さらに利用者一人ひとりに適した会話やアドバイスを提供します。
(3) 妊活モードを選択することで妊活のサポートも可能
- 「妊活の進め方ガイド」によって、自分に適した妊活の進め方をパートナーと共有できます。
- 「妊活プランシミュレーション」を通じて、二人で将来像を描きながら妊活を進めることができます。
■「ソフィBe」アプリのダウンロード
iOS版
https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id6480158120?pt=1555680&ct=&mt=8
Android版
■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー
社員数 :グループ合計16,223名(2023年12月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売
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- 調査・報告
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