スーパーホテル 国内大規模チェーンホテルで初めて 宿泊時のCO2実質ゼロを実現へ(当社調べ) 「CO2実質ゼロ泊」導入とCO2フリー電力への切り替えにより 年間約24,000トン分のCO2を削減
カーボン・ニュートラルへ向け脱炭素経営を加速し、サステナブルな宿泊体験を提供
2024.10.10 11:00
「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに、地球にも人にも優しいホテルの運営を手掛ける株式会社スーパーホテル(代表取締役社長:山本 健策、本社:大阪府大阪市)は、業界唯一の環境大臣認定のエコ・ファースト企業として、2043年度までにカーボン・ニュートラルの実現を目指しCO2排出量の低減に積極的に取り組んでいます。この度、2010年から導入しているカーボン・オフセットを活用した環境配慮型宿泊サービス「ECO泊」を全宿泊者対象に進化させた「CO2実質ゼロ泊」を2024年10月1日より全店舗で順次導入します。また、これまで関東圏等の40店舗限定で切り替えていた非化石証書調達を利用した実質CO2フリー電力への切り替えを2024年10月1日より全国店舗に順次拡大します。
これらのCO2削減に向けた取り組みにより年間約24,000トンのCO2排出量を削減ができる見込みで、2025年度内でのサプライチェーン排出量Scope 1, 2 ※1)における、宿泊時のCO2実質ゼロの実現を目指します。また、今後はScope 3の算定並びに、削減目標を立て、SBT認定 ※2)や第3者認証の取得などを目指し、2043年度のカーボン・ニュートラルの実現に向けて脱炭素経営を更に加速し、持続可能な社会の実現とSDGsへの貢献を目指すとともに、お客様にサステナブルな宿泊体験を提供して参ります。
スーパーホテル外観
〈実施施策概要〉
■「ECO泊」の進化版「CO2実質ゼロ泊」の導入により年間約24,000トンのCO2削減 (Scope 1+2)
2010年3月から導入しているカーボン・オフセット認証付き環境配慮型宿泊サービス「ECO泊」をさらに進化させた「CO2実質ゼロ泊」を2024年10月1日より全国店舗で順次導入します。
これまでの「ECO泊」ではスーパーホテルPremier全店舗宿泊分と公式ウェブサイトから予約いただいた宿泊分限定でカーボン・オフセットの対象としていましたが、「CO2実質ゼロ泊」ではOTA ※3)経由や電話により直接予約した宿泊を含む全宿泊を対象にしています。
今回の「CO2実質ゼロ泊」の導入によるCO2削減効果は、年間で約24,000トンとなります。
■実質CO2フリー電力への切り替えにより年間約12,000トン分のCO2削減 (Scope 2)
ホテルで使用する電力を実質CO2フリー電力に切り替えます。具体的には電力会社のCO2フリープランへの切り替えや非化石証書等を利用し、10月1日より全国店舗で順次再生可能エネルギー由来のグリーン電力化を図ります。
今回の実質CO2フリー電力の切り替えによるCO2削減効果は、年間で約12,000トンとなり、一般家庭の約6,900世帯分に相当 ※4)します。
※1) サプライチェーンCO2排出量の定義:Scope 1, 2, 3
カーボン・ニュートラル社会実現に向け企業にはバリューチェーン全体でCO2の削減に取り組みが求められます。CO2排出量は排出源別にScope 1, 2, 3に分けられます。
サプライチェーンCO2排出の定義:Scope 1, 2, 3
※2) SBT認定はScience based targetsの略で、国際的な枠組みである「パリ協定」が求める水準と整合した、5~15年
先を目標として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことです。具体的には、サプライチェーン全体、事業にまつわるあらゆるCO2排出量を削減することが求められます。
※3) OTA : Online Travel Agentの略でインターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと
※4) 環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態調査統計調査」により、1世帯当たりの年間CO2排出量(電気)1.72(t-CO2)で算出
〈ご参考〉
■カーボン・オフセット認証とは
カーボン・オフセット認証制度は、環境省の「カーボン・オフセットの取り組みに対する第三者認証機関による認定基準」に基づく認証制度であり、適切なカーボン・オフセットの取り組みに対してカーボン・オフセット認証ラベルの使用を認め、信頼性の高いカーボン・オフセット取り組みの普及を図り、国民による温室効果ガス排出ガス排出量の承認および一層の削減努力を促進することを目的にしています。
エコ・オフセット認証とは
■エコ・ファースト制度とは
企業が環境大臣に対して、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など自らの環境保全に関する取り組みを約束し、その企業が環境分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業(業界における環境先進企業)であることを環境大臣が認定する制度です。現在各業界から94社が認定されています。
【株式会社スーパーホテルについて】
「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに、健康でサステナブルなライフスタイルを提案するホテルとして国内172店舗、海外1店舗(ミャンマー)を運営(2024年9月24日時点)。ITの活用による生産性向上と、高品質な接客・サービスによる顧客満足度の向上を両立させ、2023年度には「J.D. パワー“ホテル宿泊客満足度9年連続 No.1<エコノミーホテル部門>”」と「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査 顧客満足度"No.1"」 をダブル受賞。また環境保全の取り組みを行っている業界をリードする環境先進企業を環境大臣が認定する「エコ・ファースト制度」では、ホテル業界で唯一認定を受けています。環境保全活動以外にも地域活性化や次世代支援などのSDGs推進活動に積極的に取り組んでいます。
公式サイト : https://www.superhotel.co.jp/
SDGsの取り組み: https://www.superhotel.co.jp/sdgs/
※「エコ・ファースト制度」について: https://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/
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