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キャリア官僚の輩出数、東大・京大に次ぐ第3位 『立命館がすごい』10/17発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2024年10月17日に『立命館がすごい』(西山昭彦 著/税込1,650円)を発売します。本書は、キャリア官僚の輩出数増や経営面で注目を集める立命館大学が、なぜ組織として成功したかを解説する一冊です。企業の経営者経験を活かし、立命館を含む8つの大学で教壇に立ってきた経営のプロが、大学内外の聞き取り調査をもとに、大学の経営戦略・組織体制・構成員の3つの要素から、成功要因を徹底分析します。

数字と実績が物語る、高い実力と評価

近年の立命館大学は、日本の私立大学でとくに高い評価を受けています。学生数や学部の拡充といった「規模の拡大」に加え、最難関の国家試験「国家公務員総合職試験」の合格者数や国際機関ランキングでの順位躍進といった「質の向上」も顕著だからです。
【本書で紹介する実績の一部】
●学部数:主要4キャンパスで、16学部、大学院21研究科を運営
●学生数:国内の私立大学で第3位。首都圏外で第1位
●国家公務員総合職試験の合格者数:2024年春の試験で、東大、京大に次ぐ国内第3位
●QS世界ランキング2025:国内全体で第15位。私立大学では第3位
※「学術的評価」「雇用主の評判」などの9項目をもとに、英国の大学評価機関が世界1,500以上の大学を精査したランキング
国家公務員総合職試験 大学別合格者(2024年春)

実務家と教育者の両視点でみる、組織としての成功

西山氏は本書で、組織の成功の方程式は「経営戦略×組織体制×構成員」だと述べています。現在の立命館大学の経営が、この成功の方程式に悉くはまっていることを証明するのは、西山氏が自ら取材して集めたリアルな「現場の声」です。現役生や大手企業で活躍する卒業生、大学職員や外部関係者、副学長などから「職員の方々が留学中もサポートしてくれる(現役生)」「能力を持つ人が多いだけでなく、互いがよい影響を与え合っている(大学職員)」といった発言を引き出しました。これらの証言から抽出した躍進ポイントを体系的にまとめ、他大学の事例と比較、分析した結果、①「学生ファースト」の経営戦略、②組織がバランスよく機能する「2トップ体制」、③上下意識も学閥もない構成員による「教職協働」の実現といった成功要因が浮かび上がってきたのです。
【立命館大学を成功に導いた3つの要因】
▼経営戦略…学生の成長を最優先する「学生ファースト」
・補助金や海外留学、就職支援などの制度が充実しており、活用した学生が高成果を出している
・学生の満足度が高く、卒業時のアンケートでは、96.5%の学生が大学の教育に「満足」と回答
▼組織体制…理事長と総長の「2トップ体制」
・職員出身の「理事長」と、教員出身の「総長」の二人が経営を担う体制を、長年にわたり維持
・職員と教員の両者ともに経営者への道が確保されるため、両者のパワーが発揮されやすい
▼構成員…教員と職員が協力し合う「教職協働」
・「2トップ体制」を敷くことでポストの偏りがなく、教員と職員に上下意識や遠慮が生まれない
・教員と職員ともに公募による採用者が多いため、学閥が見られない
大学関係者や企業の採用担当者、大学受験を控えた学生やその保護者が、立命館の実態を知るのはもちろん、経営者やリーダーが組織の改善策を考えるのに役立つヒントが満載です。
【著者】西山昭彦(にしやま あきひこ)
立命館大学客員教授。明星大学特別顧問・客員教授。一橋大学社会学部卒業後、東京ガス(株)入社。ロンドン大学大学院留学、ハーバード大学大学院修士課程修了。中東経済研究所研究員。社内ベンチャーで(株)アーバンクラブ設立、取締役。法政大学大学院博士後期課程修了、博士(経営学)。法政大学大学院客員教授、東京ガス都市生活研究所長・西山経営研究所長、東京女学館大学国際教養学部教授、一橋大学特任教授、三菱商事(株)社外取締役、立命館大学共通教育推進機構教授を経て2023年4月より現職。これまでに3カ国4大学で学び、計8大学で勤務した経験を持つ。人材育成、企業経営、キャリアデザインを中心に研究し、研修・講演は通算1000回を超える。「ビジネスパーソンの生涯キャリア研究」がライフテーマ。趣味は海外旅行(計50カ国)、レストランめぐり(計3000軒以上)。著書計65冊。
『立命館がすごい』西山昭彦 著(PHP新書)
【書誌情報】
書名:立命館がすごい
著者:西山昭彦
発売日:2024年10月17日
判型:新書判
ページ数:408ページ
定価:1,650円(税込)
ISBN:978-4-569-85792-3
【目次】
・第1章 立命館大学の位置づけと評価
・第2章 大学経営環境と大学選び
・第3章 多方面で輝く学生たち
・第4章 実業界で活躍する卒業生
・第5章 学生を支える職員
・第6章 外部からの評価
・第7章 未来に向けて
・第8章 立命館大学が伸び続ける理由
・第9章 私の試みと提言
※著者取材のお取り次ぎや、書評などのための献本も承っておりますので、お申し付けください。
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