電子書籍の“リアル”が分かるランキング1位はあの話題作 文藝春秋『2013年 電子書籍売上ベスト10』を発表
2013.12.10 13:30
株式会社文藝春秋(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平尾 隆弘)は、『2013年度 文藝春秋電子書籍売上ベスト10』を発表します。今年一年で、DL数(販売数)の多かった書籍のランキングです。
文藝春秋は、コミックス、ライトノベルを持っていない出版社であり、『文字の電子書籍の動向』がリアルに分かるランキングになっています。
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『オレたちバブル入行組』
<2013年 文藝春秋電子書籍売上ベスト10>
1 『オレたちバブル入行組』(池井戸潤)
2 『オレたち花のバブル組』(池井戸潤)
3 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
4 『シャイロックの子供たち』(池井戸潤)
5 『64(ロクヨン)』(横山秀夫)
6 『その日のまえに』(重松清)
7 『旅行者の朝食』(米原万里)
8 『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん)
9 『聞く力 心をひらく35のヒント』(阿川佐和子)
10 『死神の精度』(伊坂幸太郎)
1、2位は池井戸潤さんの、今年大ブレイクしたTVドラマ「半沢直樹」原作本。4位にも『シャイロックの子供たち』がランクイン。池井戸作品は他社作品含め、市場にない作品の電子化でした。同様に3位の『竜馬がゆく』も、司馬遼太郎長編作品初の本格電子化です。
5位の『64(ロクヨン)』(横山秀夫)は、単行本からの電子化。20位以内には、『藝人春秋』(水道橋博士)、『アップル帝国の正体』(後藤直義、森川潤)等がランクインし、単行本からの電子化作品、同時発売作品が動いているのも特徴です。
7位の『旅行者の朝食』(米原万里)は、“電子発”のベストセラー。Kindleストアで大きく取り上げられたことで、Kindleストアでランキング上位の常連となり、総合ランキングにも入ってきました。
6、7、8、9、10位は、既刊本ですが、今年も売れ続け、ランクインしています。
(注/「竜馬がゆく」は2巻以降のランクインもありましたが、1巻のランキングのみを記してあります)
DL数1位の『オレたちバブル入行組』は、7万DLを越えており、年内には8万DLに届く予想です。文藝春秋の電子書籍全体の売上高は、昨年同期の約6倍になっています。
<文藝春秋電子書籍制作室>
「電子書籍の市場は確実に広がっています。来年は、未電子化の作家の方の電子化、紙と電子の同時発売を増やすことなどを柱に、さらなる売上増を目標にしていきます」
参考HP/ http://books.bunshun.jp/list/ebook
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