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年間一億トン、新品のまま廃棄される建材ロス問題が深刻  未使用の秋田杉の廃材で造る「社づくり風お札立て」受注開始

2024.11.06 10:30

新築住宅やリフォーム工事を行う株式会社宇七工務店(本社:秋田県由利本荘市、代表:佐藤 巧)は、かねてから懸念され続ける建材ロス問題をわずかでも解消しようと、新品廃材だけを使用したお札立ての受注生産を令和6年11月14日より開始します。


甲シリーズお札立て・正面


【新品が無残にも廃棄される?過剰な資材発注】

建材ロス問題が深刻です。建材ロスとは、建築資材が新品のまま使用されずに廃棄されてしまうことを指します。具体的には発注により現場に用意されたにも関わらず、実際には工事に使用されず余ってしまった木材やタイル、壁紙、断熱材など。それらの建材の年間発生量は約1億トンにも達し、そのうち約70%が廃棄され、これにより環境への負荷が増大し資源の無駄が生じています。


建材ロスが生じる背景には工事現場で作業ミスなど不測の事態に備え、建材を必要量より1.2~2倍弱ほど多く発注することが挙げられます。工事が順調に進めば当然、建材は余ります。現場で余った建築資材は保管や再資源化のコストよりも廃棄処分の方が安く済むため、新品でも捨てられる場合が多いのです。



【捨てられるはずの建材が、鳥居をまとったお札立てに】

株式会社宇七工務店では廃材を活用した「社づくり風お札立て」を令和6年11月14日(大安)から受注開始します。使用するのは、現場などから排出された節のない未使用の秋田杉産の無垢材。甲・乙・丙シリーズに加え最上級のプレミアムシリーズを設定しています。甲シリーズは緩やかな曲線を帯びた切り妻(きりづま)と呼ばれる、屋根と言えばよく想像される形の三角屋根。正面には朱色に塗られた鳥居を設け、その鳥居には屋根を二重に配置したものになります。乙シリーズは緩やかな曲線を帯びた切り妻屋根に無塗装の鳥居だけを設けたもの、丙シリーズは緩やかな曲線を帯びた切り妻屋根のみのシンプルな造りとなります。サイズは高さが68cm、横幅76cm、奥行き70cm。


プレミアムシリーズの造りは多くの寺院や神社などに使われる屋根が四方向に傾斜している入母屋づくり。価格帯はお客様によって理想の形が異なるため時価となり、当社試作品プレミアムシリーズでは製作費のみで税抜630,000円。縁担ぎで部分的に松材や槐(えんじゅ)などへの変更も可能で、ご要望があれば宮司にてお清め済みでの納品も承っています。



【いとこの要望をヒントに生まれた作品を、広く世の中へ】

開発の経緯は、関東に住む従兄弟の新築祝い。欲しいものリストを尋ねたところ、お札立てが挙げられたことがきっかけでした。作業場には未使用で節のないキレイな建築廃材があり、新しい住まいを想像すると廃材ながらも家族みんなに喜ばれるもの、そして自分が誇れるものを提供してあげたいという思いで製作しました。


代表のコメント「物価高の時代でありモノが潤沢な現代。建材そのものも3年の間で約30%も上昇し、現場で余れば廃材として安易に処分される実態にかねてから『もったいない』と感じていました。未使用の廃木材を有効活用し、お札立てとして生まれ変わった商品が一人でも多くのお客様に届けられたら、この上ない喜びを感じます。」



《社づくり風お札立て 商品概要》

■甲シリーズ(曲線切り妻屋根、鳥居付き)

価格  :480,000円(税抜)

サイズ :高さ68cm、横幅76cm、奥行き70cm、約18kg

製作日数:約2週間


■プレミアムシリーズ(入り母屋屋根)

価格  :630,000円(税抜)

サイズ :高さ90cm、横幅115cm、奥行き82cm、約30kg

製作日数:約3週間


注文方法:E-mail ushizikoumuten@gmail.com こちらからの受付けとなります


プレミアムお札立て(正面)


《会社概要》

会社名 : 株式会社宇七工務店

代表  : 佐藤 巧

本社  : 〒015-0503 秋田県由利本荘市鳥海町栗沢字家ノ前6

事業内容: 新築戸建て住宅、リフォーム工事等

URL   : https://www.ushichikoumuten.jp/

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