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長野県白馬村の民宿発祥のルーツを持つ「雪の荘」が 持続可能な宿泊施設にリブランドオープン

2024-25シーズンの予約稼働率85%達成! 「インバウンド対応」「事業承継・後継者不足」「人材・住居不足」 「レストラン不足」などの地域課題を解決

2024.11.07 11:45

長野県白馬村において宿泊施設運営事業を展開するH2Innovator合同会社(本社:長野県北安曇郡白馬村北城、代表:山口 聡一郎、読み:エイチツーイノベーター、以下「H2Innovator」)は、民宿「雪の荘」(長野県北安曇郡白馬村北城八方、オーナー:丸山 卓純)を運営受託、事業承継し、白馬が持つ民宿発祥文化を受け継ぐ新たなかたちの宿泊施設として2024年12月より運営を開始いたします。

民宿発祥のルーツを持つ「雪の荘」外観(冬)


【日本民宿発祥文化のルーツを持つ白馬村と民宿宿泊体験の価値】

「地域に暮らす人の家に泊まる」、今で言えば民泊のルーツである民宿発祥の地が長野県白馬村にあります。

大正時代から山岳ガイドや農家を営んでいた人々が、登山やスキーに訪れた人を自宅に泊めたことが日本民宿の起源といわれており、その後の戦後経済成長・レジャー拡大と共に白馬の宿泊産業は、民宿(=家族経営・農業との兼業)という特性を持ちながら発展し、現在も約900軒の宿泊施設が存在しています。


自家農園で栽培した米や野菜、郷土料理をふるまい、泊まっている人が山で怪我をすれば宿の人がお迎えに行く、そんな「訪れた人をもてなす家庭的であたたかいホスピタリティ精神」は、宿泊施設の形態や建物が時代に合わせて変わりながらも、90年以上経った現在にも白馬の地で引き継がれています。


民宿発祥の地・八方エリアに位置する「雪の荘」も創業70年以上、3代にわたり白馬を訪れる数多くの登山客やスキーヤーを迎え入れてきました。

その民宿文化とホスピタリティ精神は世界にも評価され、白馬村は2023年国連世界観光機関(UNWTO)から「ベストツーリズムビレッジ」として認定されました。

民宿文化とホスピタリティ精神が評価された「ベストツーリズムビレッジ」について↓

https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/3866.html


一方で近年のインバウンドブームにより、海外富裕層向けの大規模ホテルやコンドミニアムなどの大型不動産など「ハード観光資源」の開発増加が注目されていますが、もともと白馬が持っている民宿発祥文化から派生する宿泊体験価値(=「ソフト観光資源」)の魅力を受け継いできた民宿など既存宿泊施設の多くが経営者の高齢化・後継者不足という課題を抱え、持続可能な経営・民宿発祥文化の存続が危惧されています。

八方尾根スキー場から眺める、日本民宿発祥の八方エリア


【H2Innovatorのビジョン・取り組み】

「Hakubaが持つHospitality」でInnovationを起こしたいという理念の下、H2Innovatorは民宿発祥文化から派生する「訪れた人をもてなす地元の人々による家庭的であたたかいホスピタリティ精神」を、白馬の唯一無二の地域資産と捉え、その宿泊体験価値を高付加価値化する宿泊施設運営事業を展開してまいります。

その第一弾として、初の事業承継・運営受託案件である「雪の荘」を2024年12月より運営いたします。

これまで「雪の荘」が受け入れていなかったインバウンドや長期滞在などの多様化している個人客層を中心にゲストハウススタイルとして、ゲスト同士やスタッフだけでなく、ゲストと地元の人々も触れ合えるような出会いの場として通年型宿泊施設を目指します。

2024-2025スキーシーズン(2024年12月下旬~2025年2月)の予約稼働率は85%を超えています。(2024年10月現在)

今後も白馬エリアに特化した宿泊施設運営会社として、以下の地域課題解決を通じて白馬最大の産業である宿泊業の活性化を目指してまいります。


■運営受託方式による生産性向上で事業承継・後継者不足を解決

宿泊施設の不動産を持たずに運営に特化し、複数宿泊施設を運営することによりコストの効率化と、各宿泊施設の新たな客層を掘り起こすことでの売上向上により生産性向上を図り、さらに魅力ある宿泊産業を目指します。


■未経験人材でも経営にチャレンジできる「宿主」制度で宿泊経営人材を育成し、人材不足を解決

家族経営が主体であった白馬の小規模宿泊施設を運営するにあたり、宿泊産業未経験の若い人材でも自身で経営にチャレンジできる「宿主」制度を導入。

ホスピタリティ人材を創出・育成しながら、宿泊施設運営事業を展開してまいります。

「宿主」募集の移住サイト(募集終了) https://smout.jp/plans/18462


■ワーケーション・二拠点生活にも対応するゲストハウス型宿泊施設と「イソウロウ」(居候)方式で住まい不足を解決

「住むように滞在する」ワーケーションや二拠点生活の長期滞在など多様化する宿泊滞在スタイルにも対応し、繁忙期にはフリーアコモデーション=「イソウロウ」(居候)方式で人材不足とともに、白馬に不足している住居問題も解決します。


■厨房・食堂部分を持つ民宿に、テロワール(地域の食文化)を表現するレストランを誘致し、レストラン不足を解決

多くのインバウンドスキーヤーが集まる白馬の冬シーズンの地域課題である「夕食難民」を解決するため、地元・白馬で人気の古民家レストラン「かっぱ亭」を冬季限定で「雪の荘」へ誘致、冬シーズンのレストラン不足を解決します。


かっぱ亭ホームページ https://kappateihakuba.wixsite.com/kappatei


「雪の荘」内のレストラン「ゆきの亭」として営業し、かっぱ亭の特長である地元の野菜や米、そして白馬豚や信州サーモンなどの白馬産食材にこだわった「白馬料理」を提供し、白馬に来ないと体験できない食文化(テロワール)の価値を提供いたします。

白馬で人気のかっぱ亭が「ゆきの亭」として冬季限定「雪の荘」内にオープン



【「雪の荘 Hakuba Hospitality Inn YUKINOSO」概要】

所在地        :長野県北安曇郡白馬村北城八方5221

(白馬八方バスターミナルより徒歩4分/八方尾根スキー場より徒歩6分)

リニューアルオープン日:2024年12月12日(予定)

客室         :和室13室/ドミトリー16ベッド(最大収容人数52名)

施設         :ゆきの亭(白馬料理レストラン/冬季限定営業)/バー/

            大浴場(白馬八方温泉)/コインランドリー/スキー乾燥室



【H2Innovator代表 山口 聡一郎プロフィール】

1974年生まれ/50歳

1996年(平成8年) 慶應義塾大学経済学部卒業

高校・大学の7年間競技スキー部に所属し、合宿にて年間約20日を白馬で過ごす

1998年(平成10年) コーネル大学(アメリカ)ESL(英語学校)へ留学

2001年(平成13年) ザ・ウィンザーホテル東京本社へ入社。

ザ・ウィンザーホテル洞爺(※)開業準備において、伝説のホテルマン窪山哲雄氏直下のマーケティング部に所属

(※同ホテルはバブル時に建てられ、銀行破綻の原因になった「北海道の負の遺産」と言われていた)

2002年(平成14年) ザ・ウィンザーホテル洞爺オープン。同時に北海道へ移住

2008年(平成20年) 同ホテルが北海道洞爺湖サミットの会場となり、負の遺産が世界のVIPを受け入れる迎賓館へ再生するまでのサクセスストーリーを経験

2009年(平成21年) 株式会社アビリブ(当時アビリティコンサルタント)入社。

ホテルコンサルティングとホテル運営事業に従事。

2012年(平成24年) 白馬のホテルラネージュ東館入社。同時に白馬へ移住

民宿発祥の地のスモールラグジュアリーホテルとしてのホスピタリティを学び、顧客を数十人獲得。

2018年(平成29年) 八方尾根開発株式会社へ入社。

Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN(グランピング施設)開業責任者としてマーケティングワークからオペレーション構築まで担当。

2019年(令和元年) 同施設オープン。支配人として、圧倒的な大自然・いたれりつくせりの白馬ホスピタリティ・食での付加価値向上というコンセプトを掲げ、お一人様単価10万円のグランピングとして「山の上のリゾートホテル」の地位を確立。

2年目ながら稼働率70%を達成。リピーター率約15%(最多3シーズンで8回のご利用)

白馬に新たな富裕層マーケットの可能性を創出。

2023年(令和5年) 白馬の宿泊産業活性化の重要性を感じ、H2Innovator合同会社設立。

2024年(令和6年)12月 民宿「雪の荘」運営受託開始(予定)


雪の荘の宿主・山口聡一郎

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