大堀相馬焼復興、元年!10人の若手デザイナーが紡ぐ“明日を駆ける馬” 300年の伝統技術を活かした二重湯のみ『KACHI-UMA』発売
~震災から3年、避難を余儀なくされた福島浪江町の窯元25軒を支援~
2013.12.13 10:00
ガッチ株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松永 武士)は、日本の伝統素材にモダンな感性を吹き込んだプロダクトデザインを行う寺内デザインオフィス(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:寺内 ユミ)、顧客理解に基づいたマーケティングサポートを行う株式会社伝耕(所在地:大阪市天王寺区、代表取締役:西道 広美)とともに「UMA Project」を立ち上げ、大堀相馬焼の窯元を支援してまいりました。この度、その取り組みの一環として、分野をまたぐ10人の若手デザイナーによるデザインをあしらった、計10種類の大堀相馬焼ダブルカップ(二重焼き)で構成される『KACHI-UMA』シリーズの販売を開始いたします。
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商品画像の一部1
来年2014年の干支である“馬”を今風に大胆にアレンジして描かれた図柄が魅力です。
『KACHI-UMA』プロジェクト
http://www.kachi-uma.jp/#KACHIUMA_Project
相馬地方に伝わり江戸時代の元禄年から約300年続く伝統的工芸品 大堀相馬焼も、震災以降、窯元25軒が福島第一原子力発電所から20キロ圏内に位置する双葉郡浪江町からの避難を余儀なくされております。
当社代表の松永は、その窯元の一つである松永窯の4代目として、栃木県那須町に新たな窯を確保し創作活動を継続する一方で、東日本大震災の影響により割れた大堀相馬焼の破片をあしらったアクセサリーブランド「Piece by Piece」を立ち上げ、大堀相馬焼の新しい姿を模索してまいりました。
『KACHI-UMA』は売り上げの9.19%(うまくいく)を大堀相馬焼の組合に寄付することで、窯元の新しい挑戦(販路開拓・新商品開発・新技術のための設備投資)や、避難している窯元同士の交流の場作り、陶器市の開催を通じて、復興を支援してまいります。
■商品概要
商品名 : KACHI-UMA
商品特徴:
(1)二重焼き構造なので、熱い飲み物を入れても包みこむように手で持てるカップ
(2)「明日を駆ける馬」をモチーフにした10種のデザイン
販売価格 : 3,150円(税込)
販売開始日: 2013年12月中頃
販売店舗 : J-PERIOD、薬師寺門前AMRIT(奈良)、うつわ大福(青山)、
KONCENT(蔵前)、Yahoo!復興デパートメント、
伊勢丹新宿店(1月より)、銀座三越(1月より)
URL : http://www.kachi-uma.jp/
<震災から3年、伝統と革新の“明日を駆ける馬”>
大堀相馬焼に描かれる旧相馬藩の御神馬「走り駒」は、常に左を向いていることから別名「左馬」と呼ばれています。それは「右に出るものがない」と解釈され、縁起ものとして親しまれてきました。震災・原発事故から間もなく3年を迎える来年の干支は午。この午年を大堀相馬焼の新たな始まりの年とすべく、「UMA Project」の趣旨に賛同してくださった建築・イラスト・ファッション・デザイン・アートなど様々な分野で活躍中のデザイナー・アーティスト10名が、大堀相馬焼の復興への願いを込めて、伝統的な「左馬」の図柄にとらわれない新しい左馬「明日を駆ける馬」を紡ぎ出しました。
300年間育まれた二重焼きの伝統はそのままに、新しい感性の「明日を駆ける馬」が描かれたダブルカップ『KACHI-UMA』に、浪江町からの強制退去という事態を乗り越えようとする大堀相馬焼の新しい息吹を感じていただけることと思います。
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