無料会員登録

企画展「椿貞雄と草土社の画家たち  ―草のささやき 土のかほり―」を 米沢市上杉博物館で11月23日から開催

~「草土社」とは何か 作品とともに紹介するその軌跡~

2024.11.22 09:30

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」ほか、上杉氏ゆかりの文化財を数多く収蔵し、上杉氏や米沢の歴史と文化を紹介する米沢市上杉博物館(所在地:山形県米沢市、館長:曽根伸之)では、企画展「椿貞雄と草土社の画家たち ―草のささやき 土のかほり―」を2024年11月23日(土)より開催します。


イベント詳細: https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/138tsubaki2024.html


「彩子とミモザ」椿貞雄 1954年(米沢市上杉博物館蔵)


■企画展「椿貞雄と草土社の画家たち―草のささやき 土のかほり―」開催の背景

米沢市上杉博物館は、美術館の役割も担っており、郷土出身作家の作品を収集しています。

中でも椿貞雄の作品、周辺資料のコレクションは、国内随一の質と量を誇っています。

これまで、没後50年、生誕120年の記念展を開催し、椿の画業をテーマ化して紹介してきました。本展では、椿が画家としてデビューした20代に参加していた「草土社」に焦点をあて、日本美術史上稀有な美術活動と椿の活躍をエピソード1として展示を企画しました。


「赤土の山」椿貞雄 1915年(米沢市上杉博物館蔵)


■企画展「椿貞雄と草土社の画家たち」について

米沢出身の椿貞雄は、岸田劉生との出会いにより画家としての決意を固め、共に写実の道を歩みました。1915年(大正4)、椿は岸田劉生、中川一政らと共に美術団体「草土社」を結成。彼らの暗い色調と克明な細密描写は「草土社風」と呼ばれ、当時の洋画会で特異な存在感を持ちました。本展では、「草土社」の主要メンバーとして情熱をたぎらせていた椿貞雄の活躍や、「草土社」の画家たちの活動が大正期の美術に及ぼした影響を紹介します。はたして椿は何を描こうとしていたのか。


草土社第3回展同人写真(前列中央が椿貞雄、左が岸田劉生)


■開催概要

イベント名: 企画展「椿貞雄と草土社の画家たち ~草のささやき 土のかほり~」

開催日時 : 2024年11月23日(土)~2025年1月13日(月・祝)

開館時間 : 9:00~17:00(入館は16:30まで)

会場   : 米沢市上杉博物館

       (〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-2-1)

アクセス : JR山形新幹線「米沢」駅から2km

入場料  : 一般 590円(470円)

       高校・大学生 390円(310円)

       小・中学生 240円(190円)

       ※( )は20名以上の団体料金

       ※常設展とのセット料金もございます。

休館日  : 2024年11月27日(水)、12月以降毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、

       年末年始(2024年12月27日(金)~2025年1月1日(水・祝))

主催   : 米沢市上杉博物館

公式サイト: https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/138tsubaki2024.html



【内容】

(1)展示構成と主な展示資料

<第1章>椿貞雄と岸田劉生

「自画像」岸田劉生 1914年(福島県立美術館蔵)

「自画像」椿貞雄 1915年(千葉県立美術館蔵) ほか

<第2章>椿貞雄と白樺派

「椿貞雄日記」1922年、23年、25年、26年、28年、29年(米沢市上杉博物館蔵)

「小さなスフィンクス」ロダン(東京都現代美術館蔵) ほか

<第3章>椿貞雄と草土社の画家たち

「赤土の山」椿貞雄 1915年(米沢市上杉博物館蔵)

「壺の上に林檎が載って在る」岸田劉生 1916年(東京国立近代美術館蔵)

「樹の下に遊んでいる子供」木村荘八 1915年(福島県立美術館蔵)

「静物」清宮彬 1922年(東京都現代美術館蔵) ほか

<第4章>画道精進-リアリズムの彼方に-

「春夏秋冬図屏風(春)」椿貞雄 1931年(千葉県立美術館蔵)

「壺(白磁大壺に椿)」椿貞雄 1947年(米沢市上杉博物館蔵)

「彩子とミモザ」椿貞雄 1954年(米沢市上杉博物館蔵) ほか


(2)講演会

「見えないものを描こうとした画家 ―椿貞雄の画業と遺産」

講師:若松英輔氏(批評家、随筆家、椿作品蒐集家)

日程:12月7日(土) 14:00~

会場:伝国の杜2階大会議室

定員:120名

料金:無料


(3)ギャラリートーク

日程:11月23日(土) 14:00~

担当学芸員による展示解説。申し込み不要、要入場料


(4)コンサート

「椿貞雄と草土社の画家たち」展に寄せて

草のささやき 土のかほり ヴァイオリンとギターの夕暮れ

東彩子(ヴァイオリン)×荘村清志(クラシックギター)

日程:11月30日(土) 開場15:30 開演16:00(終演予定18:00)

出演:東彩子(ヴァイオリニスト)×荘村清志(クラシックギタリスト)

料金:全席自由2,500円(小学生以上入場可)

博物館と併設する「置賜文化ホール」の能舞台をステージに、椿貞雄の孫でヴァイオリニストの東彩子と、クラシックギタリストの荘村清志のデュオコンサートを開催します。東氏による祖父・椿貞雄にまつわるアートトークが演奏会と展覧会を紡ぎます。



■施設概要

商号 : 米沢市上杉博物館

代表者: 館長 曽根伸之

所在地: 992-0052 山形県米沢市丸の内1-2-1

開館 : 2001年9月

URL  : https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm



■問い合わせ先

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】

米沢市上杉博物館

TEL:0238-26-8001

報道関係者向け
お問い合わせ先

@Press運営事務局までご連絡ください。
ご連絡先をお伝えいたします。
お問い合わせの際はリリース番号「417343」を
担当にお伝えください。