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ブログウォッチャーとMetCom  高さが判るビッグデータ「三次元位置情報ビッグデータ」の 実用化に向けた試験的提供を開始

位置情報データを用いた収集・分析・活用サービスを提供する株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新村 生、以下「ブログウォッチャー」)と、MetCom株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:平澤 弘樹、以下「MetCom」)は、高さが判るビッグデータ、つまり「三次元位置情報ビッグデータ」の実用化に向けた試験的提供を開始します。

この試験的提供先には、国土交通省が実施する「令和6年度人流データにおける先進技術活用検討調査業務」も含まれます。


位置情報ビッグデータ三次元化のイメージ図


■概要

これまでの位置情報ビッグデータは「緯度」と「経度」の二次元情報、つまり平らな面での位置を示す情報を基にしていました。一方で、私たちの日常は立体的な行動がほとんどです。例えば駅やオフィス、商業施設にはフロアがいくつもあり、私たちは緯度と経度だけでなく高さも変化させながら移動しています。二次元情報だけでは見えない「高さ」の変化を捉えるために、今回、「三次元位置情報ビッグデータ」の実用化に向けた試験的提供を始めます。



■三次元位置情報データの特徴

位置情報ビッグデータが三次元化する事で、これまでは判別不可能だった様々な事実が見えるようになります。例えば、高層ビルでフロアごとに人流や属性が異なることが可視化され、新しいインサイトが導けることで、より良い判断や機会の提供が期待できます。また災害時の避難状況分析による、地域の防災計画改善や、公共事業の費用対効果検証など、公共分野での更なる活用も期待されます。



■技術的背景や優位性

この三次元化は、ブログウォッチャーの「プロファイルパスポートSDK」がスマートフォンから取得する気圧情報を、MetComの垂直測位サービス「Pinnacle」で高さ情報に変換する事で実現されます。

気圧情報を含んだ位置情報データが豊富にあることが重要ですが、ブログウォッチャーは3,000万MAU*の位置情報データを保有しており、今回の「三次元位置情報ビッグデータ」の提供を可能にしています。

Pinnacleは、建物内に特別な測定機器やビーコン等を事前に敷設することなく垂直測位を可能とする仕組みのため、MetComが保有する高精度気圧計ネットワークのエリア内であれば、どの建物でも高さ情報を得られる事が特長です。

*MAU:月間アクティブユーザー数。



■プライバシーに対する配慮

位置情報ビッグデータが三次元化し、情報の解像度が上がる一方で、プライバシーの配慮はこれまでと同様、徹底します。

ブログウォッチャーでは、提携アプリをダウンロードしていて、かつ位置情報の取得を許可したユーザーのデータのみを利用しています。なお、個人情報の取得は行なっておりません。

またシステム面においては、「コンテナ化」**という仕組みを用いる事で、位置情報データは、ブログウォッチャーが管理するシステムの中に留まった状態で、MetComのPinnacleによる高さ変換を実現します。

**コンテナ化: Pinnacleの機能を切り出し、ブログウォッチャー社内に設置・利用する事で、ユーザーのデータをブログウォッチャー社内に留めた状態で高さ変換できるようにすること。



■今後のスケジュール

ブログウォッチャーとMetComは、2025年1月頃から、三次元位置情報ビッグデータの実用化に向けた試験的提供を開始します。



■ブログウォッチャーについて

商号  :株式会社ブログウォッチャー

代表者 :代表取締役 新村 生

所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5ヒューリック銀座7丁目ビル4F

設立  :2007年4月

会社概要:リクルートと電通のジョイントベンチャー。

     位置情報データの収集・分析・活用をワンストップで行う、

     位置情報のリーディングカンパニーです。


<利用する位置情報データについて>

ブログウォッチャーが活用しているデータは、提携アプリをダウンロードしていて、かつ位置情報取得を許可したユーザーの情報のみを利用しています。

データの取得・活用について、詳しくはこちらをご覧ください: https://www.blogwatcher.co.jp/terms/



■MetComについて

MetComは、「何が、いつ、どこで」を可視化する、広域かつ高精度な三次元位置情報を提供する会社です。GPSの主要課題である「屋内・地下」、「垂直測位」、「セキュリティ問題」を解決し、屋外・屋内の双方でシームレスに利用可能な三次元測位サービスを提供します。

https://metcom.jp



※このプレスリリースに記載されている情報は発表日時点のものであり、予告なく変わる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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