エゾシカの肉と革のイベント 「狩ル鞣ス、食ベル纏ウ。vol.2」(カルナメス、タベルマトウ) 代官山スペースRで12月7日(土)開催
~エゾシカの熟成肉を埼玉の地酒とともに味わい、 エゾシカ革に触れ、野生動物との共生について考える~
2024.12.05 08:30
LEATHER TOWN SOKA Project team/埼玉皮革関連事業協同組合(所在地:埼玉県草加市、理事長:河合 一典)は、北海道北見市の革ブランド「LEATHERECTION」(代表:林 徹)との共催で、エゾシカの肉と革のイベント「狩ル鞣ス、食ベル纏ウ。vol.2」(カルナメス、タベルマトウ)を、代官山スペースRで2024年12月7日(土)に開催します。
イベントフライヤー
埼玉県草加市とその近郊は皮革の関連企業が集まる、100年近く続く皮革の産地です。
自主プロジェクトの一つ、「U-TaaaN PROJECT by SOKA LEATHER」では、日本各地で駆除されたシカの皮を鞣してその地方に返し地域の資源として活用できる仕組みを作り、現在、北海道から本州、四国、九州まで数か所の産地からシカ及びエゾシカの原皮が送り込まれ、加工を請け負っています。
そのうち北海道北見市の林 徹(ハヤシ トオル)氏は、エゾシカが大繁殖し、被害がとても大きくなっている現状を知って、エゾシカ狩猟と解体、熟成肉製造の作業所を2015年に北海道北見市内に自費で開設。「LEATHERECTION」(レザレクション)と名付けた革のブランドも創設。革を託されているLEATHERTOWN SOKA Project teamにてエゾシカの革づくりを行っています。
●LEATHER TOWN SOKA Project team
●U-TaaaN PROJECT by SOKA LEATHER
https://soka-leather.jp/projects/u-taaan-leather/
●LEATHERECTION
■イベント開催への想い
林氏の事業の一つ「poro wacca」(ポロワッカ)はエゾシカ肉受け入れに厳しい基準を設け、さらに部位ごとに調整しながら熟成させ、より美味しい状態に加工する事業。こちらはネット販売の他、都内有名レストランのシェフからオーダーが入り、北見から直送しています。
この、【動物の命をいただき、お肉を栄養源として摂取し、皮は鞣して身体を守り、生活に役立つものを作る】といった行為は私たちの祖先が工夫を重ね、長い時間をかけて可能にした野生動物との共生の一つのサイクルであり、人間として営みの根幹であったはずですが、管理された畜産が盛んになると同時に、次第に忘れ去られていきました。そのことについて一緒に考え、私たちがリレーのように仕事を渡しあって一連の事業をしていること、またエゾシカだけでなく、日本各地の獣害問題について、肉や革が適正価格で販売できれば、ハンターや処理場が活発に活動でき、共生に一歩近づく可能性についても知ってもらいたいとの想いから、本イベントを昨年に続き、開催する運びとなりました。
ポロワッカ熟成庫
■『狩ル鞣ス、食ベル纏ウ。vol.2』について
*イベントの対象者:獣害、環境問題に興味のある方、タンナー、レザー製品のメーカー、ジビエ肉、日本酒に興味がある方。飲食関係者。ジビエレザーとその商品に興味のある方。
*合同展示会としては2023年12月に続き、今年が2回目となります。昨年は2日間で延べ約100人の来場がありました。
<昨年来場者の声>
・「工業製品と思っていたレザーが改めて命あったものであったということに気づき、仕事と革に対する気持ちが変わった」(靴職人)
・「シカ肉は臭み、硬さも全くなく、イメージと全く違うものだった。高タンパク低カロリーということも魅力だと思った。」(会社員)
・「エゾシカ肉入りの粕汁が美味しかった。なかなか食べられないので次回開催の時はぜひ教えてほしい」(書店経営)
※この方はこのイベントに賛同してその後の自社イベントでもエゾシカソーセージをふるまい、林氏がオンライン参加するトークイベントを開催し、エゾシカ革のブックカバーも製作しました
【開催概要】
イベント名: 「狩ル鞣ス、食ベル纏ウ。vol.2」
開催日時 : 2024年12月7日(土) 12:00~19:00
会場 : 代官山スペースR
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1丁目35-3
アクセス : 東急東横線 代官山駅 東口より徒歩2分
参加費 : 無料
参加条件 : Instagramのフォローをお願いいたします。
定員 : 特に決めておりませんが、混雑時お待ちいただく可能性がございます。
主催 : LEATHER TOWN SOKA Project team・LEATHERECTION共催
予約 : 不要
詳細 : https://www.atpress.ne.jp/releases/419370/att_419370_1.pdf
シカ肉料理例
■イベントの内容
駆除されたものでも命あったもの。お肉は美味しく、革も良きものとして生まれ変わらせたい、という私たちの想いとその仕事を紹介。
1. 繁殖しているエゾシカについてデータ、林氏と草加チームの出会いと取り組み、出来上がったエゾシカ革、革製品、サンプルなどを展示(販売はいたしません)
2. エゾシカの狩猟から解体、皮革製造の様子を動画再生で展示
3. イベントのメイン
苦しむことなく首から上を1発で仕留めたエゾシカ。これが美味しさの秘訣でもあり、エゾシカを含む生き物への敬意の表れでもあります。温度と湿度を管理してじっくり専用の熟成庫で寝かせたエゾシカ肉を様々な調理方法で味わっていただきます。北海道北見市と埼玉県草加市の縁を受け、シカ肉に合わせた埼玉県内の酒蔵から数種類をセレクト。ともにいただき、マリアージュをお愉しみいただきます。
エゾシカが道路沿いを走る
SOKA LEATHER
タンナー
■組織概要
商号 : 埼玉皮革関連事業協同組合
代表者 : 理事長 河合 一典
所在地 : 〒340-0005 埼玉県草加市中根1-14-1 河合産業株式会社内
設立 : 1983年10月
事業内容: 皮革製造・皮革製品製造・販売・卸
資本金 : 112万円
【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
LEATHER TOWN SOKA Project team
お問い合せフォーム: https://soka-leather.jp/contact/