奈良の伝統・文化・特産品で生活に癒しやうるおいを ビジネスコンテストにエントリーの商品・サービスを公開
2024.12.06 13:45
2024年12月5日(木)、奈良県商工会連合会主催の「自社の商品・技術・サービス・アイディアを伝えよう!ビジネスマッチなら ビジネスコンテスト」が奈良県コンベンションセンターにおいて行われ、奈良県内に拠点をおく15社が、日頃から創意工夫を重ねて生み出した、魅力ある商品やサービスをコンテスト形式で発表しました。
本リリースではエントリーした15社のうち、自社の強みやアイディアを奈良の文化や特産品と結び付け、生活に癒しやうるおいを与える商品やサービスを考案した事業者をご紹介します。
アイディアと技、熱意で生まれた商品
【宮大工の息吹を感じて伝統と旬を味わうギャラリーカフェ リニューアルオープン】
会社名: ギャラリーカフェ 鵤樂舎(合同会社MAHORA)
URL : https://ikaruga-gakusya.com/
新メニュー「OHACOランチコース」
鵤樂舎(イカルガガクシャ、奈良県生駒郡斑鳩町、代表:吉田 尚子)は、法隆寺西里にある、宮大工のギャラリーとカフェのお店です。この度、スタッフそれぞれの得意、十八番を集めた「OHACO」を新ランチメニューとし、リニューアルオープンしました。
■不揃いの木を組むからこそ、塔は1,000年以上も倒れない~宮大工の教え~
それぞれの十八番を活かします
鵤樂舎は、法隆寺の昭和の大修理をやり遂げた最後の宮大工、西岡常一棟梁と、その唯一の弟子である小川三夫棟梁に感銘を受けたオーナーの吉田が、「世界に誇れる宮大工棟梁の技と心を残したい」との思いで始めた店です。店舗は、小川三夫棟梁が寺社建築専門の建設会社として興した「鵤工舎」の研修所だった場所を引き継ぎました。運営には棟梁方の教えが軸として生かされており、「1日1mmの成長」を合言葉とし、日々、精進しています。臨済宗妙心寺派の尼僧でもあるオーナーは、二人の棟梁の生き方や禅の教え、大地からいただく命の大切さを、食を通して伝える気持ちで、仲間とともにカフェを運営してきました。
しかしこの度、オーナーが犬山瑞泉寺に修行に入ることになり、鵤樂舎は新体制になりました。得意分野がそれぞれ違う、不揃いなスタッフ達が一致団結して留守を預かることにしました。宮大工が木のクセを知り、それを活かして組み上げる塔は、1,000年を経ても残ります。同じように私たちはそれぞれが違うからいいのです。各々の十八番を活かして鵤樂舎を守っていきます。
そんな想いを込めた新ランチメニューが「OHACO」です。ぜひ賞味ください。
■ギャラリーでは貴重な資料が見られます
宮大工の技と心を感じるギャラリー
西岡常一棟梁の技と心を今の時代を生きる人たちに伝え、さらに次世代に繋げたいとの想いで、鵤樂舎には宮大工の技と心を感じていただけるギャラリーがあります。店内正面にかかる西岡常一氏の直筆掛け軸をはじめ、西岡家に保管されていた図面や道具、西岡常一棟梁の愛用品、小川棟梁によって製作された逗子、鵤工舎の職人さんたちが作製した木組みやお寺の模型などを随時入れ替え展示しています。店内のしつらいは小川棟梁の鵤工舎によるもので、檜のぬくもりを感じます。日本の伝統建築の高い技術は、海外の研究者方からも評価、注目されており、当店にもアメリカ、台湾、中国、韓国など、世界各地からお客さまがいらっしゃいます。本物の宮大工の仕事を直接見てください。
今後、心の講座やイベントなどを順次開催していきます。12月には「精麻でつくる正月飾り」「誓海尼との茶論」、1月は「自分軸で生きる講座」、2月は「お片付けと終活講座」を開催予定です。そして、3月には法輪寺三重塔復興50周年記念として、小川棟梁と法輪寺住職の「三重塔を語る会」もございます。
日本の伝統と心を伝えていくことが鵤樂舎の役目だと思っています。人も食材もいかしきる。最善を尽くして生きる。喜んでいただくことが喜び。それが鵤樂舎です。本物に触れて、味わう心豊かなひとときが奈良での思い出のひとつになれば幸いです。
【奈良の自然の力で肌も暮らしも豊かに!イチゴとスイカのオールインワンジェル】
会社名: be oneself
URL : https://beoneself.site/
ゆらぎ肌にお試しください
be oneself(奈良県奈良市、代表:市川 裕康)は、化粧品の開発、販売、スキンケアコンサルティングをしています。この度、自然由来原料を100%使用した無添加の「be oneselfオールインワンジェル」を開発しました。
■オリジナルスキンケア化粧品 第1弾のオールインワンジェル
奈良県産のスイカとイチゴを使用
代表の市川は、25年間以上の研究開発経験があり、化粧品だけでも10年以上、処方開発や研究に従事してきました。臨床経験もさることながら、薬事法有識者会認定コスメ薬機法管理者、スキンケアコーチ認定、化粧品成分上級スペシャリスト、AJESTHE美肌エキスパート、コスメコンシェルジュなどの各種資格も所有し、化粧品の開発だけでなくスキンケアや美肌に対する深い知見があります。
女性にとって、乾燥、小じわ、シミ、そばかすと肌の悩みは尽きることがありません。中でも半数以上の方が、肌のバリア機能が一時的に低下して不安定な状態になる「ゆらぎ肌」に悩んでいると言われています。
そこで、be oneselfは、イチゴとスイカが持つ美容成分に注目し、独自の処方技術により「ゆらぎ肌」をサポートするための無添加オールインワンジェルを開発しました。
イチゴにはビタミンCをはじめとした美容成分やアントシアニンなどのポリフェノール類が豊富に含まれています。そのためイチゴ果実エキスは、抗菌作用・美白作用・抗炎症効果・抗アレルギー効果が見込まれます。
またスイカ果実エキスにはシトルリン(抗酸化作用)やGABA(美肌効果)、グルタミン酸・アラニン・AHAといった保湿・整肌効果が期待される成分が含まれています。
その他、肌ストレスに対する抵抗力が増すとされるムラサキバレンギクやラベンダー、カワラヨモギ、セイヨウネズなどのエキスも配合しています。
■「be oneselfオールインワンジェル」の特徴
「be oneselfオールインワンジェル」は1本で、化粧水・美容液・乳液・クリーム・パックの5つの役割を果たします。自然由来原料のみを配合し、パラベン、フェノキシエタノール、アルコール、シリコン、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、鉱物油は一切不使用です。
肌のかゆみや刺激を抑え、美肌、ブライトニング、保湿・整肌、シミ・たるみを抑制したエイジングケアが期待できます。
■スキンケア選びでできる地域貢献
製品選択が地域貢献につながります
「be oneselfオールインワンジェル」には、奈良県明日香村の松原農園のイチゴ「古都華」と下市町丸尾農園のスイカという、トレーサビリティのある原料を使用しています。イチゴは奈良県農産物の主要品目のひとつであり、スイカは全国に出回っている種子の80%以上が奈良県で採取されたものです。
代表の市川が奈良産品を活用する事業を起こしたのは「農作物の地産地消で奈良を活性化させたい」との想いからです。今後、摘果果実や廃棄果肉を有効活用して廃棄を減らし、環境負荷の軽減にも取り組んでいきます。
自然派志向、エシカル・サスティナブルに貢献したい人は増えているものの、対応している商品は多くはありません。be oneselfは、選んでいただくことで奈良の活性化につながります。
【和のうつくしさを留め、心まで律する帯締め収納道具「WATOME」】
会社名: WATOME
URL : https://watome.jp/
帯締めを美しく収納します
WATOME(奈良市、代表:鳥居 美千代)は、帯締め収納道具「WATOME」(特許取得)を販売しています。帯締めのヨレや房の乱れを防いで美しく整頓でき、見やすく取り出しやすく収納できる、今までにありそうでなかった画期的な商品です。
■母から受け継いだ思い出のある帯締めをきれいに収納したかった
整理しやすく、持ち運びやすい
帯締めは、着物を着る際に使用する、長さ150cmほどの組紐です。両端は細い糸束の房になっています。長いので絡まりやすく、房はまとめても乱れがちです。結んで収納するとヨレた状態で型がつきます。
代表の鳥居は、亡き母が残した着物の整理をしているとき、「なぜ帯締めは、着物や帯のように仕舞い方が決まっていないのだろう」と疑問を持ちました。そこで考案したのがWATOMEです。簡単に美しく帯締めを収納でき、房が乱れる心配もなくなりました。
WATOMEは「和のうつくしさを留める」をコンセプトに、帯締め収納を通して、大和撫子のような清楚な美しさ、奈良に根付く丁寧な暮らし、人と人との和を繋ぐこと、そして日本の伝統文化を、「受け継ぎ・守り・次世代に伝えていく」ことを目指しています。
帯締めは正倉院に伝来した組紐がルーツとされている奈良に縁の深い製品です。古都奈良には、伝統を守り続ける文化的背景があります。その背景を受け継ぎ、装飾性と実用性を兼ね備えた革新的な収納道具がWATOMEです。
■WATOMEの特徴
ていねいな手仕事で作られています
WATOMEのデザインは、伝統を大事にしながらも現代の流行にも合わせた「和モダン」を意識しています。高級感のある素材を使用し、シンプルで飽きのこないものです。金銀のゴムをパールの鈴玉にかけるだけの簡単操作で、帯締めを美しく留められ、房部分をしっかりホールドします。ゴム紐の通し口は、ほつれ留めの菊穴かがりを施し、剥離や変色を起こさない日本製のゴム紐を採用。縫製は日本の着物文化を継承し続けている京都西陣の縫製所にて細部に気を配り手作業にて丁寧に仕上げています。
ラインナップは携帯に便利な「1本留め」と、着こなしに幅のでる「3本留め」です。
今後は「着付け用品のスタンダードになる」ことを目標に、「奈良の」WATOMEとしての発信を続ける所存です。近年の伝統工芸界では後継者不足が深刻で、帯締めの作り手も減っています。WATOMEに収納し保存状態を良くすることで、帯締めの1本1本が美しいまま長く愛用されることを願っております。
【愛するペットといつも一緒に!ぷっくり肉球をそのまんま表現!立体的な「お手手ワッペン」作成サービス】
会社名: 株式会社グラン・ママ奈良
URL : https://www.grandmama-nara.co.jp/
ぷっくりかわいいお手手ワッペン
株式会社グラン・ママ奈良(奈良県橿原市、代表:山本 直紀)は、洋服のお直し・リフォーム・リメイク、メンテナンス加工・刺繍などの会社です。その縫製技術を生かした立体ワッペン・キーホルダー作成サービス、「お手手ワッペン」(意匠登録商品)をご紹介します。
■『うちの子』の肉球は唯一無二
「うちの子」の個性的な肉球が再現できます
お手手ワッペンのテーマは、「肉球の中にある、かけがえのない瞬間を永遠に」です。私たちよりも6倍も速いスピードで一生を駆け抜けていくペット達との、有限で何ものにも代えがたい時間、共にする体験をいつまでも留めておけるようにと、縫製業である私たちにできることを考えて生まれたサービスです。
肉球は、毎日、お手やタッチ、フミフミをしてくれる大事なコミュニケーションパーツ。その感触や柔らかさ、匂いに癒される飼い主さまは多いことでしょう。肉球は単なる“足の裏”ではなく、愛情の象徴であり、ペットと飼い主を繋ぐ特別な存在なのです。そしてその形は、似ているようでオリジナル。一頭ごとに個性があり、少しずつ違っています。
当店のお手手ワッペンは、肉球が写っている写真があれば作成可能です。本物の肉球のような立体感で、「うちの子」の個性そのままに、唯一無二なオリジナルワッペンができます。布や刺繍の色も5万通り組み合わせの中からお選びいただけます。
お手手ワッペンをキーホルダーにして持ち歩けば、いつでも愛犬や愛猫の気配を身近に感じます。学校や会社、病院など、愛犬や愛猫を連れて行けないタイミングでも、お手手ワッペンを一緒に連れていってください。
■繊細な違いを正確に表現する高い縫製技術
職人の技が活きています
株式会社グラン・ママ奈良の創業は1976年。1988年に法人化し、以来35年にわたって「縫う」技術を生かし、磨いてきました。現在は実店舗13店とウェブ店舗を運営しています。弊社では、常に技術の向上に努め、お客様に寄り添い、笑顔と感動をお届けしようと奮闘する縫製職人がたくさん働いています。職人たちはとにかく手先が器用で、ミシンや刺繍機械の扱いに長けており、破れた洋服の修繕も複雑な刺繍もお手のもの。その高い技術力は、お手手ワッペンの表現にも活かされています。
■ペットロスは1つの社会問題
ペットといえど、人と同じくらいの距離感で「家族」として共に暮らしている方も多いのではないでしょうか。深い愛情を注いで長く一緒にいたからこそ、いなくなったときの喪失感は耐え難いもの。日常生活に支障をきたす方もいらっしゃり、社会問題ともいわれています。
弊社のお手手ワッペンは、肉球のリアルな形を残すことでそんなペットロスの悲しみに寄り添います。家族である愛犬・愛猫との絆を感じることで、心の支えになれればとの想いで生まれたアイテムです。
愛犬・愛猫が虹の橋を渡ってしまった後でも、肉球の写真さえあれば作成可能です。抱っこした時に偶然写っていることも多いので、一度写真フォルダを調べてみてください。
【消費者目線を大切に、大和当帰を使った商品を企画開発!自分が食べたい、使いたいものを届けます】
会社名: 大和当帰エクステ
URL : https://expectation2022.com/
何度も試作を重ねた自信作
大和当帰エクステ(奈良県宇陀市、代表:田中 恵美子)は、「アレルギーや体調不良で悩む人を助けたい」「地元である宇陀の大和当帰を使って地域活性化させたい」との想いで、大和当帰葉を使用したお菓子や醤油、化粧石けん等を企画・販売しています。
■自分も救われた大和当帰葉で、地域を活性化させようと一念発起
大和当帰葉を使用したさまざまな製品
大和当帰はセロリに似た香りがするセリ科の多年草で、丈夫な骨づくりにも不可欠なビタミンKやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。血行を良くして体を暖めるほか、強壮、鎮痛などにも効果があるといわれています。現在、宇陀市には70名あまりの生産者がおり、地域を支える農産物として積極的に栽培されています。
代表の田中は、アレルギーで悩み体調がすぐれないとき、大和当帰のお茶を飲むことで肩こりや腰痛が軽減しました。またあるとき、飲食店を営む田中の元に、宇陀市議会の方から「大和当帰で地域活性ができないだろうか」という相談が持ち込まれました。大和当帰が免疫力を高めてアレルギーに効くことを実感していた田中は、「それなら私が何か商品を作ってみよう」と開発をはじめたのです。
商品開発も販路を開拓することも、簡単ではありませんでした。しかし、奈良県庁の薬務課や、宇陀市薬草協議会をはじめ、地元のさまざまな方に協力を仰ぎ、大和エクステの多彩な商品は生まれてきました。
■大和当帰葉を使用したさまざまな商品を開発
近鉄百貨店や道の駅などでお求めいただけます
代表の田中の強みは、「ひとりの消費者」としての感覚で、おいしいか、もっと食べたいか、使いたいかと考えて開発をするところです。そして、一旦開発を始めたら、納得するまで改善し続けます。食品の味、石けんの香り、スプレーの使用感など、「なにか違う」と思ったら、突き詰めて良くしていきます。
その結果、2022年6月に初めて石けんを販売して以来、2年あまりで、クッキー、マドレーヌ、シフォンケーキ、豆乳、醤油、除菌スプレー、炭酸スパなどの商品を生み出してきました。どれもこだわり抜いた、熱意の結晶のような商品です。そしてこれからは化粧品事業を展開していきたいと考えています。
商品は、近鉄百貨店や高の原イオン、地元の道の駅や温泉施設、マルシェやバザー、福祉施設などで販売しています。今後、海外需要を考えたヘーゼルナッツクッキーを開発し、シンガポールおよび台湾への販路拡大を検討中です。
■今後の展開
大和当帰エクステは、宇陀の魅力発信の一環としてイベントを企画運営し、大和当帰の良さ知ってもらう活動もしています。先日は宇陀市薬草協議会と連携し、大和当帰を使った肉まんやピザ、アロマキャンドルや入浴剤を作る体験事業を行いました。第2回イベントでは宇陀市の施設を利用して、自分にあう、化粧品やハンドクリームをつくりたいと思います。将来的には、古民家を改装した薬草の宿を保有し、エクステソープやキャンドル作りの体験などを充実させようと計画中です。
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