暴力の始まる地点を捉えたことばのない絵物語『太郎とTARO』...

暴力の始まる地点を捉えたことばのない絵物語『太郎とTARO』12月17日発売

新たな戦争の時代に突入した今、次世代のマンガ家が絵で語る戦争の寓話。 
宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編1位に輝いた『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』の著者、その原点を書籍化。


株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2024年12月17日(火曜日)に、『太郎とTARO』(大白小蟹)を刊行いたします。

『太郎とTARO』書影
『太郎とTARO』書影

「沖縄の歴史や、沖縄戦を本書に重ねて読む人もいるだろう。あるいは、現在拡大しつつある戦禍を想起する人もいるかもしれない。文字のない表現は、物語の解釈や意味づけを読者へ委ね、さまざまな解釈を可能にする表現である。本書は人々に、対立と戦争について、それぞれの方法で考えさせる機会をもたらすだろう。」山本美希(マンガ家・筑波大学准教授)

あらすじ

むかしむかしあるところに「赤い人」と「青い人」はそれぞれ平和に暮らしていた。その日、波はいつものようにおだやかだった。しかし、彼らは最悪の形で出会ってしまい…?

見どころ

本作『太郎とTARO』はオールカラー・サイレント・コミックであり、外函から取り出すと『太郎』と『TARO』の2冊の本が入っています。⽂字無しで絵とコマで表現することで解釈の余地が⽣まれ、「戦争」や「対⽴」について読み⼿それぞれが経験に照らし合わせ考えを 巡らすことができるような普遍的な寓話になるよう制作されました。絵本のような親しみやすいタッチで『太郎』と『TARO』の2つの視点で描かれた2つの本は私たちにごく当たり前でとても大切なことに気づかせてくれます。永く読み継ぎ、大切な人に手渡したい2冊セットの上製本を外函入りでお届けします。

著者 大白 小蟹(おおしろ・こがに)

マンガ家・イラストレーター。1994年、沖縄生まれ。2022年にデビュー単行本『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』(リイド社)が「このマンガがすごい!2024」(宝島社)にてオンナ編1位にランクイン。2024年『太郎とTARO』(リイド社)を刊行。現在は漫画サイト「路草」にて『みどりちゃん、あのね』、「CINRA」 にて『周回するわたしたち』を連載中。

初回購入特典&トークイベント開催

特典

全国共通 初回配本特典…クリアしおりセット

トークイベント① 制作の裏側を語るトークイベント&サイン会

日程:2024年12月21日(土) 20:30〜22:00
場所:三省堂神保町本店(小川町仮店舗)

聞き手は担当編集。閉店後の書店で『太郎とTARO』刊行までのこれまでの歩みについてゆったりお話します。

トークイベント② 大白小蟹×豊永浩平トークイベント&サイン会

日程:2025年1月12日(日) 13:00〜
場所:青山ブックセンター

沖縄出身の注目の若手作家のおふたり。『太郎とTARO』『月ぬ走いや、馬ぬ走い』などお二人の作品をめぐり、戦争、暴力を描くこと/書くことなどについてお話しをお聞きします。

展示 『太郎とTARO』刊行記念階段ポスター展

日程:12月1日〜12月31日
場所:三省堂神保町本店(小川町仮店舗) 1~6階階段

概要

作品名:太郎とTARO
著者:大白小蟹
発売日:2024年12月17日(火)
判型:B5変型
ページ数:64ページ
定価:4,950円 (税抜本体 4,500円)
ISBN 9784845867745
社名  : 株式会社リイド社
所在地 : 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2
代表  : 代表取締役社長 齊藤哲人
創業  : 1960年4月
設立  : 1974年11月
事業内容: 出版事業
URL   : http://www.leed.co.jp/

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