【今冬、7割近くの医療機関・福祉施設・介護事業所では 感染症のまん延はなかった!?】 一方で、職場の感染症対策には 課題を感じている意見が多数という結果に!
今冬の感染症まん延状況は2極化の実態が浮き彫りに
株式会社ヒューマンリライトケア(所在地:東京都練馬区、代表取締役:田近 郷)は、医療機関・福祉施設・介護事業所で働かれている方、全国の20代~60代男女を対象に、医療機関・福祉施設・介護事業所における感染症まん延の状況、職場の感染症対策に関する緊急調査を行いました。
医療や介護・福祉業界の方々は、ご高齢の方とも多く関わるため、職場だけでなく普段の生活においても健康管理や感染症対策が欠かせません。しかし昨年末から年明けにかけてインフルエンザや新型コロナウイルスなど様々な感染症が流行している状況にありました。コロナ禍を乗り越えた今だからこそ、医療や介護、福祉の現場で行われている感染症対策について実態を明らかにし、改めて実効性のある感染症対策を徹底していく必要があるのではないでしょうか?
そこで今回、株式会社ヒューマンリライトケア( https://www.humanrelightcare.com/ )は、医療機関・福祉施設・介護事業所で働かれている方、全国の20代~60代男女を対象に、医療機関・福祉施設・介護事業所における感染症まん延の状況、職場の感染症対策に関する緊急調査を行いました。
■調査概要
医療機関・福祉施設・介護事業所における感染症まん延の状況、職場の感染症対策に関する実態調査
【調査期間】2025年1月28日(火)~2025年1月29日(水)
【調査方法】GMO Ask( https://gmo-research.ai/ )によるインターネット調査
【調査人数】1,124人
【調査対象】調査回答時に20代~60代の医療機関・福祉施設・
介護事業所の職員であると回答したモニター
【調査元】 株式会社ヒューマンリライトケア
( https://www.humanrelightcare.com/ )
【モニター提供元】GMOリサーチ&AI株式会社
■職場の感染症に関する実態調査
表1・2
はじめに、「直近数か月で、あなたの勤務先における新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の発生状況について教えてください。」と質問したところ、7割近くの方が『直近数か月では、感染者はいなかった(36.2%)』『数名のみの感染にとどまっている(31.9%)』と回答しました。
『昨年末頃までは感染者数が多かったが、今年に入ってからはほとんどいない』という回答も19.0%あり、現在においては多くの職場ではそこまで感染者が多くなかった実態がわかりました。
続いて、「あなたの勤務先における感染症対策で、最も課題と感じていることは何ですか?」と質問したところ複数回答で下記のような回答結果となりました。
『人材不足などの理由で不調でも出勤せざるを得ない(37.3%)』
『認知症の方が多く、感染症予防が難しい(34.3%)』
『感染者の隔離が難しい等 施設の構造上に問題がある(30.2%)』
『職員の感染症対策への意識が低い、感染症対策を徹底しきれていない(21.3%)』
多くの職場において、感染症対策や予防において幅広く課題を抱えている実態がうかがえました。特に4割近くの職場では、人材不足などの影響により職員が不調を感じていても休めない状況にあることがわかりました。
では、職場について気軽に相談できる環境であるか、どのように感じている方が多いのでしょうか。
表3・4
「あなたの勤務先は体調不良時、気軽に相談でき、きちんと休める職場環境だと思いますか?」と質問したところ、『おおむねそう思う(40.1%)』と回答した方が最も多く、『どちらとも言えない(19.7%)』『非常にそう思う(安心して相談でき、休みをとれる)(17.1%)』と続きました。
勤務先で相談しやすい職場環境であると感じている方が6割近くいることが明らかになりました。ただ、2割以上の方は『あまり思えない』『全く思えない(人手不足だったり上司に相談しにくい職場である)』と回答されており、職場環境に大きく差が生まれている実態が明らかになりました。
また、「あなたの勤務先において感染症を発生させないために、どのような対応をするのが望ましいと思いますか?(上位5つまで回答)」と質問したところ下記のような回答結果となりました。
『マスクの着用、手洗いなどの標準予防策の徹底(84.0%)』
『定期的な換気(57.6%)』
『手すり、ドアノブなどの定期的な消毒(51.1%)』
『患者や入居者など不調が見られた方の早期の隔離、治療(39.2%)』
『感染症に対する予防接種の実施(37.2%)』
『定期的な清掃、嘔吐物・排泄物の処理(33.9%)』
『職員の体温など日々の健康状態の情報共有(33.2%)』と続きました。
8割以上の方がマスク着用などの標準予防策の徹底を必要と考えられており、その他、定期的な換気や消毒などを総合的に行うことが望ましいと考えているようです。
そこで、実際に勤務先では感染症対策がどの程度、徹底して行われているのか質問しました。
表5
「あなたの勤務する施設では、以下の感染症対策がどの程度実施されていますか?」と質問したところ、多くの職場ではそれぞれの項目について『ある程度実施されている』『徹底して実施されている』と答えられていたものの、『あまり実施されていない』『全く実施されていない』というマイナスの回答で差が生まれていました。(※ グラフはマイナスの回答が多い順に並べてあります)
この回答では『マスク着用(6.6%)』がもっとも少なく、多くの職場では現在も継続してマスクの着用を実施されている状況がうかがえます。一方で、『職員の体温など健康状態の情報共有(18.8%)』『職員への感染症対策に関する研修の実施(18.3%)』が比較的高い割合を占めており、これらの項目は職場によっては十分に行われていないことも明らかになりました。
■体温や健康を共有できる健康管理アプリに関する調査
次に、比較的多くの職場で十分に行われていなかった「職員の体温など健康状態の情報共有」に関して健康管理アプリの効果や課題について質問を行いました。
表6・7
約4割の方が『感染症対策に効果的である(36.9%)』と回答され、『自分自身の体調の変化について今まで以上に意識していける(36.6%)』『リーダー層が職員全員の体調を把握するのが容易になる(33.1%)』という回答も多くありました。
さらに、『メール等で体調の報告を行う必要がないので負担が減りそう(24.4%)』『勤務先(各フロアなど)で体調を共有できるため、不調時に休みがとりやすい(23.6%)』『不調がある時に、すでに症状の候補が用意されているのは楽である(21.3%)』といったように不調時に報告する際の負担軽減ができることにも多くの方が着目しているようでした。
逆に、「健康管理アプリを導入する上での課題は何だと思いますか?(複数回答可)」という質問に対しては、『費用がかかる(42.7%)』が最も多く、次に『業務以外で職員の手間が増える(33.4%)』『個人情報の漏洩が心配(29.1%)』、『操作が難しそう、覚えるのが大変(22.7%)』と続きました。新たなアプリ導入については職員が納得でき、操作など手間や負担が少ないことが重要と思われます。
■感染症対策に関する国や自治体からの支援について
最後に、感染症対策に関する国や自治体からの支援について意見や要望をお聞きしました。
表8
「今後もあなたの勤務先で感染症対策に積極的に取り組むために、国や自治体からどのような支援があれば良いと思いますか?(上位3つまで回答)」と質問したところ、半数以上の方が『感染症患者の治療、介護を行うことで給与への加算額の支給(52.4%)』と回答されました。次に『新型コロナウイルスワクチン接種、インフルエンザ予防接種などの費用補助(44.5%)』『ガウンやエプロンなどの防護具の支給、購入費の補助(39.7%)』と続きました。その他、『職員が感染症にかかった際の臨時職員の派遣(34.5%)』『勤務先の感染症対策の実施状況についての調査・指導(22.1%)』『講師による感染症対策の研修(15.6%)』と続きました。
感染症対策を行いながら業務を行うことは心身ともに負担が大きいため、勤務した分の加算額があることは今後も重要になるのではないでしょうか。また、予防接種や防護具など様々な費用補助を継続してもらえると勤務先、職員双方にとって有効な取り組みだろうと思われます。
■【まとめ】今冬は7割近くの医療機関・福祉施設・介護事業所では感染症のまん延はなかったものの、職場の感染症対策には課題を感じていることが明らかに
今回の調査の結果、医療機関・福祉施設・介護事業所で今冬、感染症のまん延がそこまで起きていなかったことが明らかになりました。一方で1割強の職場で集団感染していたり感染症患者が増えつつあったりと今後も継続して感染症対策を行っていくことが求められる業界であることが改めて浮き彫りになりました。
また、職場における感染症対策の実施状況には大きな差があることが明らかになりました。多くの医療機関・福祉施設・介護事業所ではマスク着用、手洗い・手指消毒、定期的な換気や清掃、不調者の早期の隔離や治療などの基本的な対策は実施されているものの、基本的な対策の一つでもある「職員の対応など健康情報の共有」については2割近くの職場で行われていない実態が判明しました。
特に注目すべき点として、人材不足の影響により、体調不良を訴えづらい環境が存在し、37.4%の医療機関・福祉施設・介護事業所では職員が体調不良時でも勤務せざるを得ない状況であることがわかりました。また、体調不良時に気軽に相談できず休みを取りづらいという意見も2割以上あり、このような職場環境は、職員からの感染症拡大のリスクを著しく高めてしまいます。
職場での感染症対策の徹底は継続するとともに、感染症対策の効果を最大化するためには、職員の健康管理を徹底し、体調不良時に適切に休養できるよう職場環境の整備を行うことが不可欠ではないでしょうか。
具体的には以下のような体制を整備することが重要と思われます:
1. 日々の健康状態の確認と記録
2. 体調不良時にすぐ相談でき、報告が可能な社内体制の整備、運用
3. 人材採用を安定的に行うことで不調の時に休養しやすい環境づくり
4. 職員のメンタルヘルスケア
これらの課題に対応するため、当社が開発したグループ健康管理アプリ「OND'Care(オンドケア)」の活用が有効です。このアプリは以下の機能を無料で最大1,000名分まで対応しています:
・日々の体調チェックと記録
・リアルタイムでの健康状態の共有
・体調不良時の迅速な報告システム
「OND'Care(オンドケア)」の導入により、職員の健康状態をリーダー層が早い段階で把握し、適切な対応を迅速に行うことが可能となります。これにより、感染症の早期発見・早期対応が実現し、職場全体の感染リスクを大幅に低減することができます。
職員の健康を最優先し、体調不良時に躊躇なく休養できる制度を確立することは、感染症対策の要となります。このような取り組みは、単に感染症のまん延を防ぐだけでなく、職員が心身ともに健康で、安心して働くことができる職場環境の創出にもつながります。
■職場やグループで健康管理を行うなら健康管理アプリ『OND'Care(オンド・ケア)』
アプリ ロゴ
今回、医療機関・福祉施設・介護事業所における感染症まん延状況、感染症対策に関する調査を実施した株式会社ヒューマンリライトケアは、最大1,000人まで無料で利用できるグループ健康管理アプリ『OND'Care(オンド・ケア)』( https://www.ond-care.com/ )を提供しています。
■『OND'Care(オンド・ケア)』の特長
〈日々の体温・体調、発熱時の行動を簡単記録〉
・直感操作で体温・体調を簡単入力
・メッセージ機能でグループへ伝言
・37.5度以上の発熱時は問診票記入。行動履歴なども記録可能
〈グラフ表示で簡単に健康履歴を把握〉
・日/週/月単位で表示切り替えができる
・発熱や解熱時の経過把握や長期的に健康状態を可視化
・問診票/症状記録がある日はアイコンに表示され、すぐに把握できる
〈100名×10グループの健康を手間なく管理可能〉
・所属グループの健康登録状況を一覧チェックできる
・管理者以外には詳細な健康データが見えない仕様でプライバシー配慮設計
・発熱者や症状登録者は特別なアイコンでお知らせ
〈スマホがない家族も使えます〉
・小さなお子様やご高齢の方の健康管理をサブIDで管理可能
・サブIDは簡単なアカウント切り替えだけで代行入力可能
〈予防接種記録を簡単に登録・管理〉
・ワクチン接種日や接種番号などの重要な情報を簡単保存
・紙による紛失を防止
・写真登録機能で接種証明書を登録可能
〈セキュリティ対策の徹底〉
・データは、暗号化されたデータベースに保存
・個人情報については、当社の個人情報保護方針と本アプリの利用規約・プライバシーポリシーに則り、適切に管理・運用
【対応OS:iOS、Android】
App Store、Google Playよりダウンロードいただけます。
・App Store
・Google Play
・『OND'Care(オンド・ケア)』の詳細はこちら
【会社概要】
商号 : 株式会社ヒューマンリライトケア
代表者 : 代表取締役 田近 郷
所在地 : 〒177-0041
東京都練馬区石神井町4-3-15 カーサ・ヴェルデ石神井公園1階
設立 : 2011年12月
事業内容: 訪問介護事業、居宅介護支援事業、障害福祉サービス事業、
ヘルパー派遣(自費)サービス、練馬区介護予防・日常生活支援総合事業、
練馬区地域生活支援事業〔移動支援〕、練馬区育児支援ヘルパー事業・
子育てスタート応援券交付事業、家事代行サービス事業、
練馬区ひとり親家庭ホームヘルプサービス事業、研修支援事業、
ソフトウェア開発・運用
資本金 : 1,000万円
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