atpress

「ジュビロリサイクルカップ」 循環型システムの実証実験の実施について  「使用済みの紙コップが、食べられる花になって スタジアムに帰ってくる!」

企業動向
2025年2月3日 10:00
FacebookTwitterLine

株式会社スマイル(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大野 敦)は、株式会社ジュビロ、三菱ケミカルグループ(三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称)と連携し、生分解性樹脂「BioPBS(TM)(バイオPBS(TM))」を使用した紙コップを起点とする循環型システム実現に向けた実証実験に参加します。



■活動の背景・今後について

2月15日に開幕する2025年明治安田J2リーグで、株式会社ジュビロが主催するヤマハスタジアム(静岡県磐田市)でのホームゲームで販売されるアルコールドリンク用として、三菱ケミカルグループの生分解性樹脂BioPBS(TM)を使った紙コップ約5万個を使用します。使用済みの紙コップはデンマーク牧場(静岡県袋井市)で牛糞と一緒に堆肥化され、その堆肥は地域課題となっている「空きハウス」を活用した食用花の栽培に使われます。さらに収穫された食用花はスタジアムで販売されるスタジアムグルメに使用されるという、紙コップを起点とした循環型システムの実証実験を行います。


循環型システム

循環型システム

ジュビロリサイクルカップ

ジュビロリサイクルカップ


■実証実験の参加企業・団体と役割

株式会社ジュビロ:BioPBS(TM)を使用した紙コップでのアルコールドリンク販売、スタジアムグルメでの食用花の使用

三菱ケミカルグループ:紙コップに使用するBioPBS(TM)の製造

株式会社スマイル・株式会社テクノスタット工業:BioPBS(TM)を使用した紙コップなど環境配慮型製品の販売

社会福祉法人デンマーク牧場福祉会:紙コップの堆肥化、食用花の栽培

一般社団法人Pay Forward Shizuoka:資源循環コーディネート



■BioPBS(TM)について

BioPBS(TM)は、三菱ケミカル株式会社が開発、基本特許を有し、タイPTT Global Chemical社と折半出資するPTT MCC Biochem Company Limitedで製造する植物由来の生分解性樹脂です。自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されます。また、他の生分解性樹脂に比べ、低温ヒートシール性・柔軟性などで優れた性能を有しています。

通常、紙コップの内側には耐水性のためにポリエチレン(非生分解性樹脂)でラミネート加工が施されています。そのラミネート材料にBioPBS(TM)を用いることで、紙コップ全体がコンポスト設備や土壌で分解可能になります。


堆肥化の様子

堆肥化の様子


■会社概要

<株式会社スマイル>

所在地   : 東京都江東区潮見二丁目8番10号 潮見SIFビル4F

代表者   : 代表取締役社長 大野 敦(おおの あつし)

設立    : 1977年6月1日

資本金   : 1億円

事業内容  : 包装資材、酒類、オフィス家具、生活用品等、

        生活にかかわる各分野において、国内調達、海外輸入による

        卸売販売事業を行うほか、海外にも拠点を持ち、幅広く事業を展開

ホームページ: https://www.smilecorp.co.jp/

すべての画像

循環型システム
ジュビロリサイクルカップ
堆肥化の様子