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地元新潟の米農家と共同出資し、 合同会社ナイスライスファームを設立 持続可能な稲作の実現に貢献します

その他
2025年1月30日 11:00
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 「ライスイノベーションカンパニー」の実現をビジョンに掲げる亀田製菓株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長 COO:髙木 政紀)は、新潟県内の地元米農家5名との共同出資により、2025年2月5日(水)に合同会社ナイスライスファームを設立します。
『合同会社ナイスライスファームの田圃』
『合同会社ナイスライスファームの田圃』
 亀田製菓は2023年に新たな中長期成長戦略を策定し、ビジョンとしてお米の可能性を最大限引き出し、世界で新価値・新市場を創造する「ライスイノベーションカンパニー」の実現を掲げています。「NICE!RICE!」というスローガンのもと、従業員一人ひとりがアンバサダーとしてお米が持つ価値を社内外に発信する活動を推進しています。 
 今回、サステナビリティの取り組みの一環として、地元新潟での地域農業との連携および持続可能なお米の調達を目的に、地元新潟の米農家5名との共同出資により、合同会社ナイスライスファームを立ち上げます。地元農家と連携して稲作および国内の米の消費量拡大に取り組んでまいります。

■合同会社設立の経緯

 日本において稲作は重要な産業の1つですが、稲作農業従事者は高齢化が進んでおり平均年齢は70歳近いと言われています。若い世代の担い手が不足しており、離農者および耕作放棄地の増加も課題となっています。全国米穀販売事業共済協同組合が公表している「米穀流通2040ビジョン」においては、2040年には米の国内需要が生産量を上回り、国内需要量を国産だけでは賄いきれない可能性があると指摘されています。
 この課題に対し、地元新潟の農家とともに持続可能な稲作の実現および国内の米の消費量拡大を推進すべく、合同会社ナイスライスファームを設立します。初年度となる2025年は、約28ヘクタールでの米の栽培を計画しています。地元農家の知見や技術を活用し、地域に根差した取り組みを進めてまいります。
 将来的には、ナイスライスファームで収穫した米を使用した新しい価値のある商品や気候変動に強い品種の開発、環境保護に配慮した農業手法の導入なども視野に入れています。また、地元農家に加え、JA新潟かがやきあがのアグリセンターや地元自治体とも協力し、地域全体の農業振興や課題解決に取り組みます。亀田製菓は、地域農業との連携を深めながら、安全・安心でおいしい新潟県産米の魅力をお届けするとともに、持続可能な米の調達活動を推進することで、さらなる成長と企業価値の向上を目指します。

■合同会社ナイスライスファーム 代表者コメント

 農業を取り巻く情勢が厳しさを増し、毎年多くの離農者が出ている状況であります。今後も営農を継続するうえで、後継者育成や労働力の確保、機械設備への投資高騰など、個別経営体では対応が困難な多くの課題を抱えています。このような環境に打ち勝つべく、創業以来「地域とともに歩んできた企業」である亀田製菓との連携による合同会社を設立することといたしました。地元農家と亀田製菓で一丸となり、現状で抱える課題を乗り越え、地域の農地を守り、安全で安心な農産物の生産に努めてまいります。
(合同会社ナイスライスファーム 代表社員 斉藤 毅)

■白鳥が飛来する土地 阿賀野市

 合同会社ナイスライスファームの拠点となる阿賀野市は、新潟平野のほぼ中央に位置します。阿賀野川が流れ、平野部と丘陵地が組み合わさった自然豊かな土地であり稲作が盛んに行われています。阿賀野市内にある瓢湖は白鳥の飛来地として国の天然記念物に指定されています。白鳥が飛来する美しい土地で栽培した、おいしくてナイスなライスをお客様にお届けし、新潟のお米の魅力を広め、新潟県産米の需要拡大につなげてまいります。

【合同会社ナイスライスファーム詳細】

1. 名称  合同会社ナイスライスファーム
2. 所在地  新潟県阿賀野市
3. 代表者の役職・氏名  代表社員 斉藤 毅
4. 主な事業内容  稲作を中心とした農作物の生産、販売
5. 資本金  60万円
6. 出資比率  亀田製菓株式会社 16.7%
7. 設立年月日  2025年2月5日予定