ハナミスイがユースウェルネスKuKuNaを取材——思春期の子どもたちを支える新たな取り組み
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2025年2月12日 11:20フェムケア製品の開発・研究を行う株式会社ハナミスイ(東京都新宿区、代表:方 智煥、以下「ハナミスイ」)は、今年開院34年目を迎えるまつしま病院(東京都江戸川区)が運営するユースウェルネスKuKuNa(以下「KuKuNa」)を取材しました。(取材日:2025年1月27日)
近年、性被害に関するニュースが多く取り上げられる一方で、性教育の遅れが課題となっています。こうした社会的背景を受け、まつしま病院はクラウドファンディングを活用し、思春期の子どもや若者が気軽に立ち寄り相談できる施設「KuKuNa」を2024年4月に開設しました。ハナミスイは、まつしま病院に商品を納品している関係から、今回KuKuNaを訪問し、室長の幸崎若菜様に取り組みや今後の展望について伺いました。
近年、性被害に関するニュースが多く取り上げられる一方で、性教育の遅れが課題となっています。こうした社会的背景を受け、まつしま病院はクラウドファンディングを活用し、思春期の子どもや若者が気軽に立ち寄り相談できる施設「KuKuNa」を2024年4月に開設しました。ハナミスイは、まつしま病院に商品を納品している関係から、今回KuKuNaを訪問し、室長の幸崎若菜様に取り組みや今後の展望について伺いました。
KuKuNa設立の背景——子どもたちの「居場所」をつくる
まつしま病院は、これまで困難を抱えた女性や子どもに寄り添う支援を行ってきました。その中で、幼少期から課題を抱えながらも、社会が彼女たちの発したSOSを分に受け止められていないケースが多いこと多いと気付かされました。
「家庭や学校で安心して過ごせない子どもが増えており、地域全体で支える仕組みが不足していると感じています。KuKuNaは、子どもたちが居心地よく過ごし、慣れてきたら自然と相談ができる場を提供したいという思いから立ち上げました」と幸崎氏は語ります。
また、家庭内や学校内で苦しさを抱えている子どもたちは、「周囲を心配させてはいけない」という思いから、自分の悩みや気持ちを我慢する傾向があります。KuKuNaでは、そうした子どもたちが安心して息抜きできる場所を提供し、必要に応じて適切なサポートを受けられる環境づくりを目指しています。
「家庭や学校で安心して過ごせない子どもが増えており、地域全体で支える仕組みが不足していると感じています。KuKuNaは、子どもたちが居心地よく過ごし、慣れてきたら自然と相談ができる場を提供したいという思いから立ち上げました」と幸崎氏は語ります。
また、家庭内や学校内で苦しさを抱えている子どもたちは、「周囲を心配させてはいけない」という思いから、自分の悩みや気持ちを我慢する傾向があります。KuKuNaでは、そうした子どもたちが安心して息抜きできる場所を提供し、必要に応じて適切なサポートを受けられる環境づくりを目指しています。
幅広い悩みに寄り添うKuKuNaの取り組み
KuKuNaは建物の2階フロアを全面活用し、受付、セミナールーム、快適なカウチスペース、性に関する書籍コーナー、大きなテーブル、プレイルームエリアなど、充実した設備を整えています。
利用者は日によって異なりますが、少ない日で3名、多い日には30名近くが訪れます。訪問者には、子どもたちだけでなく、施設の運営方法を学びたい大人の視察者や、親子で訪れるケースも見られます。特にネイルイベントなどの企画は大変好評でした。
相談内容は多岐にわたり、思春期の悩み、家庭環境、学校生活に関することなど、幅広い課題に対応しています。医療の視点を取り入れたサポートを行い、時には受診や適切なケアの選択肢を提案することもあります。
「話すことで楽になる経験をしてこなかった子どもたちもいます。無理に話させることはせず、何度か訪れるうちに居心地の良さを感じてもらえたらと思っています」と幸崎氏。
相談内容は多岐にわたり、思春期の悩み、家庭環境、学校生活に関することなど、幅広い課題に対応しています。医療の視点を取り入れたサポートを行い、時には受診や適切なケアの選択肢を提案することもあります。
「話すことで楽になる経験をしてこなかった子どもたちもいます。無理に話させることはせず、何度か訪れるうちに居心地の良さを感じてもらえたらと思っています」と幸崎氏。
医療と教育の連携で社会全体を変える
KuKuNaは、学校の在り方にも課題を感じています。「登校することに疲れ、行ったり行かなかったりする子どもが増えています。不登校の定義に当てはまらないまでも、実際には多くの子が悩みを抱えています」と幸崎氏は指摘します。
こうした現状を踏まえ、KuKuNaでは学校へのアプローチを強化し、医療と教育を連携させることで地域全体のサポート体制を構築しようとしています。性教育の重要性を伝えるため、勉強会の開催や学校訪問を積極的に行い、大人の意識改革も促しています。
「子どもに正しい知識を伝えても、親が理解していなければ混乱を招きます。性教育を通じて子どもたちが搾取されない社会をつくるためには、大人の理解も不可欠です」と幸崎氏は強調します。
こうした現状を踏まえ、KuKuNaでは学校へのアプローチを強化し、医療と教育を連携させることで地域全体のサポート体制を構築しようとしています。性教育の重要性を伝えるため、勉強会の開催や学校訪問を積極的に行い、大人の意識改革も促しています。
「子どもに正しい知識を伝えても、親が理解していなければ混乱を招きます。性教育を通じて子どもたちが搾取されない社会をつくるためには、大人の理解も不可欠です」と幸崎氏は強調します。
KuKuNaと企業の連携——ハナミスイの支援
ハナミスイは、KuKuNaの活動を支援するため、フェムケア製品の寄付を行いました。特に腟洗浄器「インクリア」は、利用者から驚きと関心を持って受け取られました。
「試供品などを提供いただけると、子どもたちに新しいケアの選択肢を伝えることができます。実際の消費者の声を聞く場としても活用いただければと思います」と幸崎氏。
「試供品などを提供いただけると、子どもたちに新しいケアの選択肢を伝えることができます。実際の消費者の声を聞く場としても活用いただければと思います」と幸崎氏。
今後の展望——子どもを支える社会の実現へ
今後の目標として、KuKuNaはより多くの大人にこの施設の存在を知ってもらい、公的支援を得ることを目指しています。
「KuKuNaのような施設が全国に広がり、最低でも各都道府県に1つは存在する社会にしたいと考えています。また、施設がなくても包括的な性教育を普及させ、子どもたちが自分の身を守る知識を持てるようにしたいです」と幸崎氏は語ります。
包括的な性教育の推進により、予期せぬ妊娠や犯罪の抑止にもつながると考えられています。保護者の理解を深め、地域の声として政策に反映させることが、今後の課題となります。
ハナミスイは、KuKuNaの取り組みを今後も応援してまいります。
「KuKuNaのような施設が全国に広がり、最低でも各都道府県に1つは存在する社会にしたいと考えています。また、施設がなくても包括的な性教育を普及させ、子どもたちが自分の身を守る知識を持てるようにしたいです」と幸崎氏は語ります。
包括的な性教育の推進により、予期せぬ妊娠や犯罪の抑止にもつながると考えられています。保護者の理解を深め、地域の声として政策に反映させることが、今後の課題となります。
ハナミスイは、KuKuNaの取り組みを今後も応援してまいります。
会社概要
企業名:株式会社ハナミスイ
代表者:方 智煥
所在地:東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿 609号
設立:2003年12月
事業内容:医療用機器の製造・販売、化粧品・日用品雑貨の製造・販売
資本金:1,000万円
URL:https://hanamisui.jp/
代表者:方 智煥
所在地:東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿 609号
設立:2003年12月
事業内容:医療用機器の製造・販売、化粧品・日用品雑貨の製造・販売
資本金:1,000万円
URL:https://hanamisui.jp/