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沖縄在来山芋“クーガ芋(琉球ヤムイモ)”の 粘膜免疫賦活化研究で特許を出願  ~インフルエンザ&花粉の季節に新たな期待~

企業動向
2025年2月21日 08:00
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沖縄在来山芋“クーガ芋(別名:琉球ヤムイモ)”を活用した商品「LeQ'om(レキオム)」の研究開発と販売をおこなう株式会社沖縄テレビ開発(所在地:沖縄県那覇市、代表取締役社長:大田 直也)は、立命館大学スポーツ健康科学部 家光 素行教授が新たに実施したクーガ芋のヒト試験において、粘膜免疫を賦活化し上気道感染症を予防する可能性を確認しましたので、2025年2月に特許を出願いたしました。


「LeQ'om(レキオム)」詳細: https://www.leqom.com/



【研究概要】

立命館大学スポーツ健康科学部の家光 素行教授は、アスリートや運動実施者が陥りやすいコンディショニング不良の多くが、ハードなトレーニングによる口腔内免疫機能の低下による上気道感染症(風邪等の症状)という課題に対し、沖縄在来の希少な山芋「クーガ芋(別名:琉球ヤムイモ)」を活用した摂取試験を2024年に実施しました。



【研究成果】

試験では、ランダム化二重盲検クロスオーバー比較試験によって、タブレット状に加工したクーガ芋食品あるいはプラセボ(偽薬)タブレットを2週間摂取し、その前後に一過性の運動を実施して、運動前と、運動後の口腔内粘膜の分泌型免疫グロブリンA(S-IgA)などのマーカーの分泌能変動について観察を行いました。なお、本試験ではクーガ芋食品タブレットあるいはプラセボ(偽薬)タブレットのどちらかを2週間摂取した後に、1週間の休息(ウォッシュアウト期間)を設け、その後、もう片方を2週間摂取して試験を行っています(クロスオーバー比較試験)。S-IgAは、口、鼻、喉を含む粘膜表面に分泌される免疫抗体の一つで、特に上気道(鼻や喉)に侵入しようとするウィルスや花粉などを捕捉し、侵入を防ぐ役割を担っています。研究の結果、2週間のクーガ芋食品を摂取した場合、運動前のベースラインおよび運動後においてS-IgA分泌が有意に上昇していることが観察されたことから、クーガ芋には粘膜免疫の賦活化が期待される結果となりました。


イメージ図

イメージ図


【研究成果の活用】

日々のトレーニング後に生じる一時的な口腔内免疫機能の低下による、コンディショニング不良の予防以外にも、疲労や加齢による一般人や高齢者への活用など、免疫を高めて健康でありたいというニーズに応えるべく今後も研究に邁進してまいります。



【沖縄在来山芋クーガ芋(琉球ヤムイモ)とは】

クーガ芋は別名、琉球ヤムイモとも呼ばれ、ヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属と植物学上分類される、自然薯や長芋の近傍種です。寒さに弱い為、日本国内では沖縄県が生産の北限となっている希少種で、他の国内外のヤマイモと比較して山芋由来の機能性成分ジオスゲニンが高含有されていると報告されており、近年、運動と併用による筋肉への作用や、糖・脂質代謝などに関する生理活性の研究が進められています。


栽培中のクーガ芋の様子

栽培中のクーガ芋の様子

収穫したクーガ芋

収穫したクーガ芋

クーガ芋活用商品のレキオム

クーガ芋活用商品のレキオム


【研究体制と今後の展望】

株式会社沖縄テレビ開発では、今後の展開としてクーガ芋商品ブランドLeQ'om(レキオム)から販売中のサプリメント以外にも、パウダータイプの商品やクーガ芋を原料とした甘酒スムージーを2025年に発売する計画です。また、北米での販売に向けて調査を進めており、国内外への販路拡大と併せて、地場食材として県内のリゾートホテル、レストランなどからの提供、自治体と共同での運動と併せたヘルスケアプログラムの提案など、クーガ芋を活用したスポーツ・健康産業や観光産業と連携したクーガ芋の産業的展開を計画しています。


体制図

体制図


【会社概要】

商号 : 株式会社沖縄テレビ開発

代表者: 代表取締役社長 大田 直也

所在地: 沖縄県那覇市久茂地1-2-20

設立 : 1985年8月10日

資本金: 4,500万円

URL  : https://www.otvk.co.jp/

株式会社沖縄テレビ開発

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