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大径高電圧ケーブルでの耐火試験に成功

DNV 船級が Roxtec の性能を検証

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2025年2月27日 10:00
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世界中で電力需要は増え、高電圧ケーブルはより大径になってきました。 洋上風力発電の業界は成長を続けており、脱炭素化に向けた世界的な取り組みにおいて重要な役割を果たしています。 このため、洋上変電所で使用される硬いアレイケーブルや送電ケーブルに対応でき、貫通部を確実に密閉できる耐火シールが必要とされています。 Roxtec は、DNV が立会いのうえで行った耐火試験に合格しました。

ケーブル製造、発電、送電業界の多くの企業の間では、より大径かつ強力なケーブルの製造が増え、需要も増しています。 そのため、採用するシーリング製品の性能を検証するには、高度な耐火試験が必要になります。 認証されたケーブル・パイプ貫通部シールの提供で世界をリードするサプライヤーである Roxtec は、自社の耐火試験場に DNV を招き、試験に立ち会ってもらいました。芯をずらした特殊な丸型 Roxtec RS シールを、分割可能タイプのスリーブプレートに大径ケーブルと一緒に据え付け、耐火試験を実施しました。

大径電力ケーブルに適した貫通部

このシーリングソリューションの優れた特長は柔軟性で、 さまざまに異なるケーブルの外径に合わせて調整できます。しかし、それだけではなく、 ケーブルを次の区画へと貫通させる際に、硬くて重いケーブルを動かしたり、曲げたりして位置調整をする手間が一切不要です。

他の施工方法と比較すると、非常に素早く施工できるのが特徴です。 施工には、片側からのアクセスだけで作業ができます。 このソリューションは、施工に必要な部材をセットにして納入します。プレート、シール、ボルト、ナット、すぐに使えるよう切断したガスケットが含まれています。硬化に時間を要するシーラントは不要です。

このシーリングソリューションは、風力タービンから洋上変電所の甲板を貫通するアレイケーブルによく使用され、甲板の上か下に取り付けることができます。 また、陸上へ送電する大径の高電圧送電ケーブルにも適しています。

保護性能の検証

安全性を重視する Roxtec は、今回の耐火試験で銅を多く含む外径 142mm のケーブルを使用しました。 芯を外した特殊なシールは、断熱材や追加の材料を一切使用することなく、安全性能の設定値を全て満たしました。 本ソリューションが、洋上変電所に関する DNV ST-0145 規格に準拠し、1時間の A0 耐火性能を備えていることを証明できました。 これにより、Roxtec は船級協会の DNV から正式な認証を取得しました。

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