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2025年3月29日(土)中野区役所内「ナカノバ」にて開催「第2回東京中野文学賞」授賞式 観覧参加チケット発売中

最終選考委員、篠原哲雄監督作品「本を綴る」上映・舞台挨拶、中島京子さん、大槻ケンヂさんらが登壇するトークイベントも実施

一般社団法人中野区観光協会・東京中野文学賞実行委員会が主催する第2回東京中野文学賞授賞式を中野区役所内のイベントスペース、ナカノバで3月29日(土)に行います。
2024年4月30日(火)〜8月31日(土)の募集期間に寄せられた応募総数216、下は14歳、上は85歳の方まで日本全国から寄せられた作品の中から、2回の選考を経て下記の8作品が最終選考に残りました。
20代から60代まで幅広い年齢層の応募者による、純文学やSFから、ハートウォーミングストーリー、青春小説など多岐にわたる魅力的なラインナップとなっています。
二次選考通過8作品一覧(作品名/応募者名 応募番号順)
・フリーダム@ガード下/西山 ね子
・軌道、レゾナント/六ッ川 和泉
・とざいと一ざい/十史(もげき ふみと)
・10円玉を握りしめたら/宮本 直樹
・ライク・ア・ラブソング/櫻
・檸檬と蜜柑の狂詩曲(れもんとみかんのラプソディ)/ふるた みゆき
・その針がさすのは/羽田 圭介
・プシューケ ―蝶が棲む街―/堤 吹貴

総勢132名の方々から総額80万円近いご支援を頂いた「ナカぶん」クラウドファンディングの支援者が最終選考通過作品に投票し、選定される「クラファン賞」もこの8作品の中から選ばれます。
授賞式には、最終選考委員の中島京子さん(小説家)、篠原哲雄さん(映画監督)、大槻ケンヂさん(ロックミュージシャン)、鬼塚忠さん(小説家・作家エージェント)の4名が登壇。エンターテインメント業界の第一線で活躍する最終選考委員により、映画化・演劇化・アニメ化の可能性も視野にいれて選考した大賞、佳作、中野区賞の作品が発表されます。
また、最終選考委員である篠原哲雄映画監督の最新作「本を綴る」上映、舞台挨拶のほか、最終選考委員の方々によるクロストーク「プロフェッショナルたちの成功への軌跡」も行います。
出版・映画・音楽・舞台など各界で活躍する最終選考委員の方に、ここまでの歩みや苦労、挑戦されたことなどをお話いただく予定です。

東京中野文学賞授賞式概要

■開催日:2025年3月29日(土)
■場所:中野区役所1階イベントスペースナカノバ(東京都中野区中野4-11-19)
■スケジュール(予定):
13:00 開会(12:30 開場)
最終選考委員 篠原哲雄監督作品「本を綴る」上映。上映後、舞台挨拶
授賞式・講評
トークイベント「プロフェッショナルたちの成功への軌跡
ポスター抽選
16:30 閉会
■申込方法:ヤフー!パスマーケットにてチケット発売
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02vq91wwub841.html
■チケット:前売り券 2,000円 当日券 2,500円

東京中野文学賞とは

第2回東京中野文学賞は、東京都中野区から新たな才能の発掘と、若者の夢を育む町、中野から世界に向けて発信する物語を生み出すことを目指して開催。大賞と佳作を選定し、それとは別に、中野区に関係する場所、人物などを題材にした作品から中野区賞を選定します。
最終選考委員は下記の方々となっています。
中島 京子氏(小説家)、篠原 哲雄氏(映画監督)、大槻 ケンヂ氏(ロックミュージシャン)鬼塚 忠氏(小説家・作家エージェント)

映画「本を綴る」とは

小説を書けなくなったベストセラー作家を主人公に、本と旅と人が織りなすハートウォーミングな物語をつづったロードムービー。
作家の一ノ関哲弘は小説が書けなくなり、全国の本屋を巡りながら、書評や本屋についてのコラムを書く仕事をしている。哲弘は旅先での出会いや友人との再会によって刺激と温かさに触れ、厳しさを痛感しながら自分が書けなくなった理由と向き合う。彼には「悲哀の廃村」というベストセラー小説があるが、その作品こそが書けなくなった原因でもあった。ある日、那須の図書館司書・沙夜と森の中の本屋を訪れた哲弘は、古書に挟まれたまま届けられずにいた恋文を発見し、宛先の人物に渡すため京都へと向かう。
東京都書店商業組合が運営するYouTubeチャンネル「東京の本屋さん 街に本屋があるということ」にて配信されたドラマ「本を贈る」の新たな企画として制作され、ドラマのメガホンをとった篠原哲雄監督と脚本を手がけた千葉一凛が再タッグを組んだ。矢柴俊博が主演を務め、遠藤久美子、宮本真希、長谷川朝晴が共演。
2023年製作/107分/G/日本
配給:アークエンタテインメント
劇場公開日:2024年10月5日

最終選考委員プロフィール

◇中島京子さん
小説家
東京都出身。2003年に小説『FUTON』でデビュー。2010年『小さいおうち』で直木賞を受賞以来、数々の文学賞を受賞。『妻が椎茸だったころ』『かたづの!』『長いお別れ』『夢見る帝国図書館』『やさしい猫』など著書多数。
◇篠原哲雄さん
映画監督
東京都出身。フリーの助監督を経て1996年、山崎まさよし主演の『月とキャベツ』で劇場用映画監督デビュー。その後精力的に撮り続け、2018年、『花戦さ』で第41回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。最新作「本を綴る」が2024年秋から全国で随時公開予定。
◇大槻ケンヂさん
ロックミュージシャン
東京都中野区出身。ロックバンド「筋肉少女帯」での活動と共に、エッセイ、作詞、テレビ、ラジオ、映画等多方面で活躍中。小説では「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」で2年連続「星雲賞」を受賞。「グミ・チョコレート・パイン」等映画化作品も多数。
◇鬼塚忠さん
小説家・作家のエージェント
鹿児島市出身。2001年、作家のエージェント会社アップルシード・エージェンシーを設立し多くの作家を発掘する。また、自身でも小説を書き、『花戦さ』など9作中、7作が映画化されている。