プレスリリース
東栄新薬がアガリクスの主成分β-グルカンの測定方法に関する 国内3本目の特許を取得
真菌症の診断、サプリメントのβ-グルカン含有量測定などに有用
東栄新薬株式会社(所在地:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21に関する研究成果として、アガリクスの主成分であるβ-グルカン(ベータグルカン)の測定方法を確立いたしました。今回、この研究成果を受けて「β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット」として特許登録が行われましたことをご報告いたします。
特許証
■概要
<特許番号> 特許第7632898
<登録日> 2025(令和7)年2月10日
<特許権者> 東栄新薬株式会社
<発明者> 山中 大輔、安達 禎之
<発明の名称>
β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット
■本特許について
本特許は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21に関する共同研究の中から発案された技術です。関連する技術として、2021年10月26日に登録された特許「β-グルカン結合タンパク質、β-グルカン検出キット、人工DNAおよび細菌(特許第6966756号)」、2022年4月4日に登録された特許「β-1,6-グルカナーゼ変異体とβ-1,6-グルカンの測定方法(特許第7052967号)」があります。(どちらも特許権者は東栄新薬株式会社)
β-グルカンの測定に関連する技術として、以下への応用が期待されます。
●真菌症の診断キット
●サプリメントのβ-グルカン含有量測定
●β-グルカンの作用メカニズムの研究
■β-グルカン(ベータグルカン)について
β-グルカンは、キノコ、カビ、酵母など真菌類の細胞壁に含まれる成分で、β-1,3-グルカンとβ-1,6-グルカンに大別されます。
β-1,3-グルカンは免疫細胞のDectin-1に結合することで免疫応答に関わる他、β-1,3-グルカンの認識システムは、医療現場で深在性真菌症の診断に応用されています。
アガリクスに含まれるβ-グルカンの構造式
■東栄新薬株式会社について
露地栽培アガリクスKA21のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにアガリクスKA21に関する研究開発を29年以上行い、34本の国際論文を発表、4本の国内特許、2本のアメリカ特許を取得しています。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、至学館大学健康科学部、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などとの共同研究実績があり、露地栽培アガリクスKA21に関する様々な有益なデータを発表しています。
■東栄新薬株式会社の露地栽培アガリクスKA21
アガリクスの原産地ブラジルの大自然の中、キング・アガリクス21(=KA21)株を使用して、太陽の下、露地栽培されたアガリクス。暗所で栽培される通常のハウス栽培アガリクスに比べ、サイズは大きく育ち、ビタミンやミネラル(*1)などが多く抗酸化活性が高いといった特徴があります。
(*1) 日本食品分析センター調べ
東栄新薬株式会社の露地栽培アガリクスKA21
アガリクスのサイズの違い
左:露地栽培アガリクス 右:一般的なアガリクス(ハウス栽培)
β-グルカンの含有量の違い
ビタミン・ミネラルの違い
抗酸化活性の比較
■東栄新薬株式会社
KA21株のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにKA21株に関する研究開発を28年以上行い、国際論文発表数は34本と多くの研究実績があります。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、順天堂大学医学部、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室、富山大学和漢医薬学総合研究所などとの共同研究実績があり、露地栽培アガリクスKA21に関する様々な有益なデータを発表しています。
商号 : 東栄新薬株式会社
本社 : 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-11-23
代表 : 代表取締役 元井 章智
資本金: 1,000万円