都道府県レベルでは初!群馬県と「レスキューホテル」 災害協定を2025年3月19日(水)に締結
~災害時にも活躍するフェーズフリーのコンテナホテルが強靭なまちづくりに寄与~
株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村 健史、以下「デベロップ」)は、災害などの有事の際に活用できる「レスキューホテル」の出動に関し、群馬県と2025年3月19日(水)に災害協定を締結します。なお、本協定は、都道府県単位では初めての締結となります。
レスキューホテル出動の様子
【災害協定締結の経緯】
デベロップは、「レスキューホテル」出動拠点となる「HOTEL R9 The Yard」シリーズを群馬県内で9店舗運営しています。
今回の群馬県との協定締結においては、群馬県が推進する「群馬県避難ビジョン」に基づき、レスキューホテルが災害時の二次避難所の拡充および、復興従事者や応援職員の宿泊先等の確保に寄与できる点にご着目いただきました。
本協定の締結により、災害など有事の際には「レスキューホテル」として客室を群馬県へ提供することが可能となります。これまで近隣に宿泊施設がなかった地域にも当ホテルを提供することで、避難所の過密解消や避難所生活の質の向上に繋がります。
群馬県が目指す、より快適で安全な避難所生活の実現に向けて、群馬県と連携しながら、地域社会の安全と安心に寄与するホテルを目指します。
デベロップでは、有事にすみやかな出動が行えるよう、平時の備えとして地方自治体との災害協定の締結を進めています。感染症対策の一環として活用されたレスキューホテルの出動事例が多くの自治体に着目され、近年多発する自然災害においてもレスキューホテル活用のニーズが高まっており、今回締結した群馬県を含め、162の自治体等と協定を締結しました。
【災害協定締結式について】
日時 :2025年3月19日(水)10時30分
場所 :群馬県庁7階オペレーションルーム1(前橋市大手町1-1-1)
出席者:高原 啓成 危機管理監、株式会社デベロップ 取締役副社長 菅原 淳、他
【災害時には避難所等になるフェーズフリーのホテルで備えない防災を】
デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズは、斬新な外観と上質な空間を持ち合わせたコンテナホテルです。建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れます。13m2の室内には、良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機等を備えており、シンプルながら高い快適性を実現。多くのお客様の好評を得て、全国で98店舗3,611室を運営中です(2025年3月17日時点)。また、有事の際には客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等にご利用いただく「レスキューホテル」としての役割を担うことで、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指します。尚「動くホテル」「レスキューホテル」との語および、それらの関連標章※は、各々、末尾のとおり、商標登録をしております。
ホテル アールナイン ザ ヤード シリーズ ブランドページ: https://hotel-r9.jp/brands/theyard/
レスキューホテル ウェブサイト: https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
【東日本大震災の経験をもとに実現/レスキューホテル誕生の経緯】
2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫の寄贈や復興従事者用の仮設宿泊施設の建設などの為、震災後間もなく現地に入りました。被災地の方が多くの避難所で生活に大きな負担を強いられている状況を目の当たりにし、発災後に安心安全なプライベート空間を迅速かつ簡便に提供したいという想いで誕生したものがレスキューホテルです。
動くホテルの1例目として、宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設し2017年10月「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」としてリニューアルオープン。その後、更なる移設性を高めるべく1台1客室型に改良、2018年12月に、動くホテルの1例目として、「HOTEL R9 The Yard(ホテル アールナイン ザ ヤード)」シリーズ1号店が栃木県真岡市にオープンしたことを皮切りに本シリーズを全国各地へ展開。全国どこへでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。
【レスキューホテル出動実績】
2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてレスキューホテル初の有事出動を行いました。その後、東京都三鷹市および東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動。空調を完備した客室は、季節や天候等に関係なく診療活動を行うことができ、医療従事者の負担軽減のために利用されました。
2021年12月に栃木県へ新型コロナウイルス第6波およびオミクロン株の感染拡大対応のために臨時医療施設として126室を出動。さらに2月より、千葉県と東京都の臨時医療施設の付帯施設として計21室が利用されました。レスキューホテルは、1台1客室の独立した客室構造により、宿泊施設としてだけでなく診察室やナースステーション等にも活用可能なことから、自治体や民間の病院の有事インフラとして地域医療に貢献する機会が増えています。
■レスキューホテルは「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つ商品として「フェーズフリー認証」を取得しています。
■災害時の備えを全国へ展開し、強靭なまちづくりに貢献~SDGsの取り組み~
レスキューホテルは、「SDGs事業認定」を取得しています。災害時の備えとして自治体との協定締結の輪を広げ、各自治体のBCP(事業継続計画)に寄与し、持続可能な開発目標の達成に貢献します。
【運営会社】
会社名 : 株式会社デベロップ
代表者 : 代表取締役 岡村 健史
所在地 : 千葉県市川市市川一丁目4番10号
設立 : 2007年2月
事業内容 : 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、
施設管理事業、資産運用代行事業
ホームページ: https://develop-group.jp
※「レスキューホテル The Yard(商標 第6240114号)」、「災害支援型レスキューホテル(商標 第6394774号)」、「医療従事者支援型レスキューホテル(商標 第6394775号)」その他「レスキューホテル」の語を用いた商標、並びに「動くホテル The Yard(商標 第6240108号)」その他「動くホテル」を用いた商標は、デベロップの登録商標です。
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